秋冬コーデに注目のケープコートとは?
「ケープ(cape)」はポルトガル語の「カッパ(capa)」と同じ語源を持ち、ケープコートとはカッパ(合羽)のように肩や背中を覆う、袖のないアウターを意味しています。ケープ付きデザインのコートの他、アウター代わりになるケープシルエットのコートもケープコートと呼ばれています。
似て非なるケープコートとポンチョの違い
「ケープ」と間違えやすい「ポンチョ」は、四角形の布の真ん中に首を通す穴を開けたもの。中南米などで、防寒・防風のために着用される民族衣装なので、どちらかというとカジュアルなイメージ。
対して「ケープ」や、より丈の長い「マント」は、ヨーロッパの正装に羽織るためのフォーマルな上着として生まれました。ゆえにクラシカルなデザインが多いと言えるでしょう。
【2021年トレンド】ケープコートのスタイリング
あったかケープコートの今年流の着こなしをご紹介。ヤボったさや幼さとは無縁の、トレンドライクな着こなしをチェックしましょう。
オールブラックコーデでモード&シックに
ジャケットとスラックスで仕上げたクールなオールブラックコーデに、同じく黒のケープコートをONしてとことんクールに。どこか異世界感のある装いに遊び心が光ります。
赤とグレーは相性抜群
ベレー帽とケープコートのトラッドな組み合わせを、赤のワイドパンツでカジュアルにカラーリング。親しみやすさと目を惹く個性の同居する、おしゃれスタイリングが完成。
シンプルな黒のケープコートでシックなオールブラックコーデ
すとんと落ちたスタイリッシュなシルエットで、体型カバーをしながら細見え効果も叶う万能な一着。細身のパンツを合わせてオールブラックコーデにするのが今っぽい。足首見せで抜け感を作ってみて。
ファーコートをかっこよく
フェミニンに傾きがちなファーコートを、スキニーデニムで辛口カジュアルにスタイリング。ふんわりとラフに羽織ったケープコートに、大人の余裕が垣間見えるコーデ。
【丈別】ケープコートの印象チェック
ここでは、ケープコートの丈別に印象をチェック。長さによってがらりと雰囲気が変わるので、自分に合ったものをセレクトするときの参考にしてみて。
ロング丈
長いケープコートは、クラシカルだったりシックだったり、「きちんと感」が出るものが多め。コーデをきれいめに仕上げたいときはロング丈を選ぶのがGOOD。
ショート丈
短いケープコートは、ロング丈に比べケープのシルエットがはっきりするので、コーデを一気に個性的にしてくれます。いつもとはひと味違ったスタイリングにチャレンジしたいときなどに、さっと気軽に羽織れるのも高ポイント。
【色別】に見るケープコートコーデ
ここでは、色ごとにコーデの印象を見ていきます。その日の気分に合わせた色使いや、手持ちのコートの色に合ったスタイリング例をしっかりチェック。
黒
▼デニムと合わせてカジュアルダウン!
重厚感のあるブラックのケープコートに、デニムを合わせてカジュアルダウン! 顔の印象を明るくみせてくれる白のトップスをインナーにもってきたら、デイリーに着やすいコーディネートに。
▼攻めたミニ丈コーデはロングブーツで露出をカバー
フェミニンなミニ丈のポンチョコーデは黒を選ぶとぐっとクールに。ロングブーツで脚の露出を調節すれば、あざと過ぎないキュートコーデの完成。
ベージュ
▼外套のようなシルエットでトラッド風に
英国の外套のようなシルエットのケープコートは、ベージュを選んでカジュアルに着こなすと今っぽい。思いきった赤のスカートと合わせるのが、おしゃれ上級者のカラーリング。
▼グレージュでなじませて
肌なじみのよいグレージュで統一したワントーンコーデ。シンプルなデザインのケープコートは、どんなインナーにもハマるのでおすすめ。
白
▼薄手の白ケープコートならドレスアップの時も使える
スタンドカラーの付いたエレガントなデザインのケープコートは、パリッとした固めの質感できれいめコーデにぴったり。かさばらない生地の厚さなのでドレスアップするときの羽織ものにも最適です。
▼ウエストマークですっきり見せが叶う
ケープの内側にリボンが用いられ、ウエストマークですっきり見せの叶うテクニカルなコートは、羽織るだけで一気におしゃれムードに。ブラウンのスリムパンツで大人の秋冬コーデをメイク。
青・水色
▼ダークブルーとアイボリーのバイカラーコート
ダークブルーのクールな生地に大きな星型があしらわれた遊び心のあるコート。レザータイトスカートのオールブラックコーデに羽織ることでロックなムードに。
▼パステルブルーでデニムコーデをかわいらしく
モコモコのファーポケットがかわいらしいパステルブルーのケープコートは、デニムコーデに合わせてかわいらしく決めてみて。スキニータイプを選ぶことでより女性らしさUP。
赤・ピンク
▼年齢を選ばないワインレッド
どうしても幼いイメージのあるケープコートですが、抵抗のある大人女子も気軽に着られるのが「ワインレッド」。落ち着きとほどよい色味をあわせ持ったワインレッドは、どんなコーデにもハマります。
▼ブドウ色のケープコートは他と差がつく
珍しいブドウ色のケープコートは、ネイビーと合わせると落ち着きのある印象に。他とかぶらないカラーリングで個性派コーデを楽しんで。
【テイスト別】ケープコートコーデ集
最後は、ケープコートのコーデ例をテイスト別にご紹介。シーンごとにイチオシのコーデをピックアップしているので、要チェックです。
きれいめ
▼ビッグケープコートが生み出すこなれシルエット
白タートル×ワイドパンツのきれいめスタイルに、ゆったりとしたケープコートをひと羽織り。上品でシンプルなのに、おしゃれ上級者の風格が漂います。
▼ワイドパンツと好相性!ロング丈のケープコート
トレンドを感じさせる、ワイドパンツ×ビッグケープコートのボリューミーな組み合わせ。袖を通さなくてもいいから、インナーは厚手のニットだって問題なし。
▼ケープコートが主役!センスフルなモノトーンコーデ
アンクル丈のワイドパンツに、ショート丈ケープコートがナイスバランス。シルエットで魅せる、洗練モノトーンコーデ。
カジュアル
▼トレンチケープコートで秋冬らしいトラッド感をON
定番のトレンチコートも、ケープシルエットなら新鮮。ファー付きシューズで、季節感たっぷりに着こなして。
▼デニムコーデを格上げ
カジュアルなデニムスタイルも、ケープコートでイメチェン可能。縦Iラインを意識した、着やせコーデ。
▼モードに振った攻めコーデ
レトロ柄スカート×ファースリッポンの攻めコーデに、黒のケープコートを羽織って。クラシカルな雰囲気が、コーデ全体を上品にまとめてくれる。
フェミニン
▼ファー付きコートで女性らしく
好感度の高い、薄ベージュのケープコート。フェミニンなホワイトコーデに合わせたい。