貯金「する」と決めたら同時に「しないこと」も決める!
ダイエット同様、貯金できる/できないはシンプルに決まります。
収入より支出を小さくすること。これに尽きます。
ただ「頑張って貯金しよう!」と節約のためにやることを増やし過ぎると長続きしません。貯め体質になるためにはむしろ「しないこと」を決めて、そのルールを守りきるほうが結果として預金残高が増えることも。
節約行動が続かない。貯金しようとしてもなかなか貯まらない人は、やらないことを決めて明日から暮らしてみませんか。
貯金ができる人が絶対にやらないことリスト
いざ「貯金を始めよう!」というよりも「やらないこと」を決めることの方が簡単なはず。まずはひとつからでも始めてみましょう!
(1)後から貯金しようと考えない
貯められる人は、家計収支が思うとおりにコントロールできるとは考えていません。当然、後から貯められるとは考えず、先に貯めると決めたお金を生活口座から移動して管理しています。
低金利を理由に、定期預金や財形貯蓄などの積立制度をはじめから除外して貯金しようと考えていませんか?
財形貯蓄のような解約手続きが必要な制度は、言い換えると取り崩しにくい貯金手段。先取り貯蓄に向いています。貯められない人にこそおすすめです。
(2)値段で買い物しない
たとえば「もうひとつ購入すると2つ目は半額です!」といったセールスに弱い人は、安さにふり回されて不必要な買い物をしている可能性大。
貯められる人は買い物にもメリハリが効いています。
値段が「安いから」ではなく、「この品物がこの値段、それなら買おう!」という意識が強いです。“必要”であったり“欲しい”物かどうか。そのうえで値段に納得できるか。買い物かごに入れる前に必ずこの問いを自分に投げかけるクセをつけましょう。
無駄買いや衝動買いが減るだけで支出もかなり抑えられるのではないでしょうか。
(3)小銭の管理を怠らない
コートやジャケットのポケット、通勤バッグの底などを調べると百円玉や10円玉が何枚か出てくる……そんな人は要注意です。
「神は細部に宿る」ではありませんが、貯められる人は小銭の管理もしっかりしています。たとえば、貯金箱にまとめて小銭を入れておき、定期的に預金や寄附をするなど大切にお金を扱います。貯まらないという人は、財布からお金を取り出すとき/しまうときに丁寧に扱うよう意識してみましょう。お金を大切にする姿勢は貯め体質につながります。
(4)給与明細を捨てない
あなたは給与明細を保存していますか?
ありがちなケースに「手取り額(振込額)」を確認して捨てることが挙げられますが、貯められる人は違います。給与明細で社会保険料や税額などをしっかりチェックしています。天引きされる金額を理解しているので、確定拠出年金やふるさと納税など節税につながる制度の活用にも積極的な人が多いです。
手取り収入だけでなく所得にも意識を向けられるよう、給与明細はきちんと保管しておくことをおすすめします。
(5)人の言ったことを鵜呑みにしない
意外に思われるかもしれませんが、しっかり貯められる人は自ら経験したことや調べたことを判断のベースにしています。資産運用などでもしっかり調べているからこそたとえ失敗してもそれを糧に資産増加のヒントを自らモノにできます。
人の言うことを言葉通りに受け取れる素直さはとても素敵だと思うのですが、ことお金に関する限り、納得できるまで相手に質問したり、ネットで検索したり詳しい人に尋ねるなど自分で情報を精査する姿勢は大切です。
今回記事では、貯め体質になるために何かを「する」のではなく、貯め体質の人が「しないこと」に着目してみました。
貯められる人が絶対やらないこと。実はあなたがよくやっていることも入っていませんでしたか? 今日挙げた『やらないことリスト』を参考に、この秋はやらないことをまず決めてみませんか?
Editor:海老原政子(ファイナンシャルプランナー)
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