【こなれ感】を出す8つのテクニック
“こなれ感”とは、“がんばっている感”なくおしゃれに見える雰囲気のこと。おしゃれ上級者のイメージがありますが、コツをつかめば難しくありません。ここでは、“こなれ感”を出すコツを8つに絞って、そのテクニックをお教えします。
【1】トップスイン
いまやファッションの主流になっている“トップスイン”。その名のとおり、トップスをボトムスにインする着方のことです。白シャツ×デニムという基本のコーデでも、“トップスイン”するだけでおしゃれに見えるから不思議。このおしゃれ感が、“こなれ感”です。
【2】フロントイン
“トップスイン”に続いて最近流行しているのが“フロントイン”。トップスの裾の正面部分だけボトムスにインする着方です。そのゆったりシルエットが“こなれ感”に。大きめシャツで“フロントイン”したら、ルーズさが加わってさらに“こなれ感”ばっちり。
【3】抜き襟
最近流行している“抜き襟”。トップスの襟の後方を後ろに引き下げる着こなしのことです。シャツからジャケット、コートにまで応用可能。やり方は、トップスの後ろの裾を持ち、こぶしひとつ分くらい開くように下に引きます。“トップスイン”または“フロントイン”すれば着ているうちにズレる心配もありません。
【4】「〇〇」コンシャス
バックコンシャス
最近「〇〇」コンシャスというワードをよく聞きます。ある部分がとくに強調されたデザインになっているファッションのこと。写真は“バックコンシャス”。背中が開いているのがポイントに。“バックコンシャス”には、背中から首筋をきれいに見せるアップヘアが似合います。
袖コンシャス
袖がポイントになった“袖コンシャス”。ボリューミーな袖が人気のスタイルです。気になる二の腕をカバーする効果もあり。流行をサラッと着こなすのも、“こなれ感”につながります。
【5】ワントーンコーデ
同系色でまとめたワントーンコーデも、“こなれ感”のワザのひとつ。ベージュなどのブラウン系やシックなカラーでまとめれば、大人っぽさもプラスできます。服の色を合わせるだけなので、初心者にもおすすめの“こなれ感”コーデです。
【6】くすみカラー
「ダスティーカラー」や「スモーキーカラー」「ニュアンスカラー」とも呼ばれるくすみカラー。コーデに取り入れると、“こなれ感”が生まれます。グレーが入ったようなくすんだ色がポイント。とくにダスティーピンクは可愛くなり過ぎず適度にフェミニンになれるので要チェック。
【7】カジュアルアイテムはシックなカラーで
着心地のいいゆるっとしたワンピースなどのアイテムは、“こなれ感”に欠かせませんが、シックな色をチョイスするのが大人のおしゃれ感を出すポイント。カジュアルなアイテムほど、シックなカラーを意識しましょう。ぐっと大人な“こなれ感”漂う雰囲気に。
【8】ハズすコーデ
ちょっとした“隙”を作るのも“こなれ感”のコツ。かっちりし過ぎない“抜け感”を出しましょう。写真はパンプスの色をカジュアルにハズしています。スニーカーでなくきちんとパンプスを履いても、色はカジュアルにハズす。その心意気が“こなれ感”です。
ふんわり明るく!【春】のコーデ集
“こなれ感”のワザを学んだところで、季節別にコーデをご紹介します。コツを踏まえたうえで、春はふんわりとしたシルエットや明るいコーデを意識してみて。テクニックを重ねて応用するのも◎です。
フロントイン&抜き襟
ベージュの大きめシャツを、“フロントイン”&“抜き襟”で着こなしています。トップスにふんわりしたシルエットができて、“こなれ感”漂う雰囲気に。
デニムジャケット×抜き襟
デニムジャケットを“抜き襟”で着こなしています。一番下のボタンだけとめて、着崩れるのを防止。定番アイテムが、一気におしゃれな“こなれ感”漂う雰囲気に。
ワイドシャツ&ワントーン
大きめシャツをワイドパンツに“フロントイン”。しかも白のワントーンコーデにしたことで、“こなれ感”満載のコーデに。ハイウエストパンツで脚長効果も。
キャラクターTシャツでハズしたコーデ
ヒールを履いているのに、インナーにはなんとキャラクターTシャツ。見事にハズしたことで、“こなれ感”が生まれています。キャラクターTシャツをおしゃれに着こなすワザがお見事。
ワントーン&ロールアップ
デニム×デニムだけれど、おしゃれに見えちゃう“こなれ感”コーデ。ポイントは、“隙”を作る袖まくりと足元のロールアップ。かっちりし過ぎない着こなしが“こなれ感”を生んでいます。
清涼感がポイント!【夏】のコーデ
夏の“こなれ感”コーデは、清涼感がポイント。ルーズなゆるっとシルエットや肌見せで涼やかなムードを漂わせて。大人のコーデにはシックな色のチョイスが◎。
ゆるっとシャツ&フロントイン
ゆるっとしたサイズ感のトップスを、“フロントイン”。白いトップスは涼しげで、大きなサイズ感もあいまって見事な“こなれ感”に。袖をまくるのもルーズさがプラスされてGOOD。
カジュアルワンピ&シックなカラー
夏に着やすいゆるっとワンピは、シックなカラーをチョイス。カジュアルなアイテムこそシックなカラーを選ぶのが、“こなれ感”を出すテクニックです。
ワントーンコーデ
全身黒の、ワントーンコーデ。ワントーンでそろえるのも、“こなれ感”を出すコツです。トップスのゆるっと感も大事。黒で引き締まるので、大きめサイズでもダボついた印象にはなりません。
バックコンシャス&アップヘア
背中がほどよく開いた“バックコンシャス”がポイント。デニムを合わせてもフェミニンで上品な印象に。“バックコンシャス”にはお団子などのアップにしたヘアスタイルが似合います。
サイズ感&色味が大事!【秋】のコーデ集
秋のコーデで“こなれ感”を出すには、ルーズなサイズ感や秋っぽい色味が大事。肌寒くなりジャケットが必要になるこの季節。ジャケットを“抜き襟”でルーズに着たり、くすみカラーをチョイスしたりして秋らしさを演出しましょう。
ゆるっとアウター&抜き襟
ウェストマークのコーデュロイジャケットを“抜き襟”で。ジャケットのゆるっとしたサイズ感も“こなれ感”を出すのに一役買っています。しかもワントーンコーデでさらに“こなれ感”を演出。
秋色ジャケット×抜き襟
秋色ジャケットを“抜き襟”で着用。それだけでも自然と“こなれ感”が漂います。さらりと流行を取り入れて着こなすスタイルが、おしゃれな“こなれ感”なのです。
バックコンシャス&アップヘア
背中がざっくり開いた“バックコンシャス”のスタイル。背中と首筋をきれいに見せるために、やっぱり髪型はアップヘアがおすすめ。フェミニンさをアピールして。
くすみカラー&ワントーンコーデ
ニュアンスカラーでワントーンコーデを意識したスタイル。インナーはワンショルダーのタンクトップでルーズ感を出し、ニュアンスカラーで全体的に“こなれ感”を演出しています。
旬なカラーと着こなしが大事!【冬】のコーデ集
冬の“こなれ感”コーデも、大事なのは着こなし方とカラーです。トップスやコートはかっちりし過ぎずルーズに着崩し、色味はくすみカラーを取り入れるなど、コツを取り入れて。寒い冬も“こなれ感”を取り入れてコーデを楽しもう。
くすみカラー&フロントイン
カシミヤニットをゆるっと“フロントイン”。フロントインすることでルーズなシルエットに。くすみカラーのプリーツガウチョは、色味もシルエットも“こなれ感”抜群です。
大きめダウン&抜き襟
ショートダウンはあえてオーバーサイズのものをチョイスし、“抜き襟”で着こなします。着こなし方だけで、定番アイテムも一気に流行のスタイルに見えるのが“こなれ感”の魔法。
ゆったりシルエット&ワントーン
上下ともゆったりサイズのシルエット、そして白のワントーンコーデ。“こなれ感”コーデのお手本です。ゆるコーデに黒い靴を履くことで、ルーズになり過ぎず適度に引き締まります。
ワントーンコーデ
こちらも全身白のワントーンコーデ。マフラーやバッグなどの小物まで白にそろえて徹底しています。ゆるっとしたニットやマフラーが、どこか“抜け感”があって◎。
くすみカラーコート
ファーコートとファークラッチバッグがともにくすみカラーです。基本の白トップス×デニムというスタイルが、スモーキーピンクのコートとバッグを添えたことで一気に“こなれ感”コーデに。
髪型は【お団子ヘア】がおすすめ
“こなれ感”コーデには、やっぱりアップスタイルのお団子ヘアが似合います。“バックコンシャス”の服はもちろん、その他の場合もまとめ髪が◎。凝った髪型にしなくても、無造作にまとめた髪は、“抜け感”があって服装とマッチします。ぜひ試してみて。
ワンピース×お団子
花柄ワンピースにデニムジャケットを“抜き襟”で着たコーデ。お団子は、下の方で無造作にまとめたスタイルです。背中のジャケットの開き具合と首筋の見えるお団子ヘアがベストマッチ。
フロントイン×お団子
ゆったりサイズのトップスを“フロントイン”したコーデ。ヘアは中くらいの位置でまとめたお団子です。大きめに開いた襟元とアップにした髪型で、首筋がきれいに見えます。