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人間関係

『すべからく』の意味わかりますか?間違って使いがちな日本語3つ

2022/09/30

言葉の雰囲気や充てられた漢字のせいで間違った意味のまま広まってしまった日本語は少なくありません。なかには間違った意味のほうが流通しすぎて広辞苑に載ってしまった、なんて言葉もあるんだとか。でもせっかく日本人なら、言葉を正しく使いたいですよね。今回は、間違って使いがちな日本語を3つご紹介します。

『煮詰まる』

話がまとまらず行き詰まったり、困難の対処法が見つからず立ち往生してしまうこととして使われがちな『煮詰まる』という言葉。
実は、“十分議論して結論が出そう”な状況がこの言葉の本来の意味なのです。

食材が煮えて次第に水分がなくなっていくことになぞらえたこの言葉は、行き止まりではなく、突破口を見出したプラスの意味の言葉。

ちなみにこの言葉は、行き詰った状態として認識しているひとが多すぎて、誤用の意味のほうでも広辞苑に掲載されるようになりました。

『うがった見方』

斜に構える、ひねくれた、という意味で誤用されがちな『うがった見方』。
こちらは、正しくは“本質を的確にとらえる”、“隠れた真相を見抜く”という意味を持つ言葉です。

うがつ、は漢字で『穿つ』と書き、これは穴を掘ったり突き抜いたりするという意味です。
これが転じ、物事を深く掘り下げ本質をとらえる、ということで用いられるのが『うがった見方』という言葉なのです。

『すべからく』

すべて、みんな、という意味で誤用される『すべからく』は、“当然そうしたほうがよい”、“ぜひそうすべき”というのが正しい意味。
テレビなどでも著名人が間違って使っていることも散見される、間違いがちな日本語の筆頭ともいえます。

使用例としては「学生はすべからく勉学に励むべき(学生はぜひ勉学に励むべき)」「人はすべからく幸福であるべき(人は当然幸せであるべき)」など。
音の雰囲気からも誤用しやすい言葉ですが、正しい意味を知って使えるとかっこいいですね。

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