(1)人生初めての
「自分の人生初めてをささげた時のことは、この先もずっと覚えていると思います。
家族のいない日を狙って彼のうちに行ったのですが、何日も前からその日のことを意識しすぎて部屋に入ったときにはお互いがちがちに緊張。
キスも手つきもぎこちなくて、でも彼は自分も初めてのはずなのに最初から最後までずっとやさしくて、つながったときはうれしくて涙が出ました。」
(2)腕枕のまま…
「行為そのものではないのですが、あとにも先にも唯一腕枕をしたまま朝を迎えてくれたひととのベッドタイムは印象的でした。
当たり前みたいに腕枕をしてくれて、目が覚めてもまだ彼の腕のなかにいたときはびっくり。おまけに『おはよ~』ってふにゃふにゃ笑いながら髪をなでてくるし!
肩や腕が痺れて痛いはずなのに、『ハンドボールやってたから肩には自信あるんだよね〜』と強がる姿に思わずキュンとしてしまいました。」
(3)あらしの夜に
「よくお泊りはするけど、キス止まりだった大学の先輩とのひと晩。
その日は台風が接近していて、先輩の家に着いた頃には外は嵐に。雨戸を閉めたついでになぜか部屋中の光源を断ちはじめたのがおかしくて笑っていたら、真っ暗になった部屋で体中を確かめるように触れられてそのまま。
今思えば関係を進めるための口実にあんなことをしたのかもしれませんが、湿った部屋や必死な先輩の息遣いがずっと忘れられません。」