ファンデーションブラシを使うメリットって?
- 均一に伸ばせてナチュラルな仕上がりに
- お肌の凹凸にもしっかり密着
- ファンデーションの量も少量ですむ
- スピーディーに仕上がる
スポンジや手でファンデーションを伸ばすと、キメが乱れてできた細かい凹凸まで沿って塗れず、浮いたような仕上がりになってしまいます。それを隠そうと上から重ねても厚塗りに見えてしまい素肌感のあるお肌はつくれません。ファンデーションブラシだとファンデーションを均一に伸ばすことができ、細かい毛先でお肌の凹凸にもしっかり密着するのでナチュラルにきれいに仕上がります♪ ムラなく均一にフィットするので崩れにくいのもポイントです。
【使い方】ファンデーションブラシの基本をおさらい!
ファンデーションブラシを使った基本の塗り方
『シンデレラゾーン』という部分をご存じですか? 目の下の三角ゾーンのことを指すのですが、この部分がきれいに仕上がるとお肌全体が美しく見える魔法が起きるんです! ベースメイクはシンデレラゾーンを中心に、外側に向かって薄付きにしていくとナチュラルに仕上がります。
【塗り方】
- 直径約1㎝ほどのファンデーションを指に取る
- 額、左頬、鼻、右頬、顎の5か所に点置きする
- シンデレラゾーンから塗っていく。下から上に向かってブラシをかける
- フェイスラインを除き、シンデレラゾーンの境目から外側に向かって塗り広げる
- 額は生え際3㎝を除き、中心から外側に向かって放射状に塗り広げる
- 額の余ったファンデーションで目の上も薄く伸ばす
- 鼻は始めに全体に伸ばしたら、くるくるといろんな方向からブラシを当てる
- 口回りも余ったファンデーションで中心から外側に向かって放射状に薄く伸ばす
- ムラがないか確かめて完成!
この順序でファンデーションを重ねていけば自然に、中心はしっかりカバーし外側は薄付きのナチュラルなベースが完成! 毛穴の向きに逆らうように塗っていくことと、鼻などの毛穴が目立つ部分はいろんな方向から馴染ませることがきれいな仕上がりのコツです。お肌が動かないくらいの優しいタッチで伸ばしていきましょう。
厚塗りに見えない〈重ね塗りテクニック〉
ベースメイクを行う上で心がけて欲しいことが、しみ、ニキビ痕、クマなどの肌トラブルは無理に一度にカバーしようとしないこと。隠そうと全体を重ねて塗ってしまっても厚く浮いたように見えてしまいます。一度ファンデーションを均等に塗った上から、コンシーラーやファンデーションでトラブルのみにピンポイントに重ねることが大切。
- 気になる箇所にファンデやコンシーラーを軽くのせる
- のせた箇所をブラシで優しくぽんぽん叩いてぼかす
- 周りも叩いて馴染ませる
叩く使い方は自然にお肌をぼかせるので、マットな肌質に仕上げたいときにもおすすめです。
【リキッドファンデーション用ブラシ】は相性で選んで
リキッドファンデーションは、ものによってテクスチャーが変わってきます。そのため、自分の持っているファンデーションとの相性や再現したい肌質に合わせてブラシを選ぶことで、ファンデーションブラシの効果をより発揮することができます。
『リキッドファンデーションブラシ』は水分量の多いファンデにおすすめ!
平べったい形のリキッドファンデーションブラシは、とにかくツヤ肌を作りたい方におすすめ! 保湿性を重視したとろみのあるファンデーションは水分を多く含むので、毛先のみを使う他の形状のブラシだと根こそぎふき取ってしまいます。しかし、このブラシはなめらかに伸ばせるので、ファンデーションのツヤ感を存分に活かせます!
【使い方】
毛先で軽く撫でるように筆を返しながら、ブラシの裏表を交差して塗っていきます。絵具を伸ばすようなイメージで力をかけずに伸ばすと、ツヤ感を演出することができます。
『オーバルブラシ』は固めテクスチャーのファンデが相性◎
オーバルブラシは歯ブラシ型なので持ちやすく、密集した毛が特徴です。毛先のみにファンデーションがつくので使う量も少量でOK。量の調節がしにくいクッションファンデも、付属のパフではなくオーバルブラシと併用すると丁度いい量を使えるのでおすすめです。少し固めのテクスチャーでも均一に伸ばせるので、クリームタイプのファンデーションにも合っています。
【使い方】
そのままサーっと伸ばすとツヤ肌に。ブラシを微振動させながら伸ばすとマット肌に。気になる部分にはスポンジのようにぽんぽん叩いてのせてもOK。なりたい肌質によって使い分けてみて。
『フラット型』なら、広い面で際までしっかり毛穴カバー
毛先が平らに揃ったフラット型は、お肌に触れたときにしなる柔らかさと広い面が特徴です。毛が柔らかい分柔軟にコントロールが効くので、小鼻や目の際までしっかり届きます。細部までムラなくカバーしたいという方におすすめのブラシです。リキッドだけでなく、パウダータイプのファンデーションやチークまで幅広く使用できるので一本持っていて損は無し。
【使い方】
全体を伸ばすときはブラシの広い面で伸ばす。小鼻や目の際などの細かい部分はブラシをくるっと入れ込むように回すと◎。
【リキッドファンデ用ブラシ】のおすすめはコレ!
\選び方のポイント/
・素材はお手入れが楽な人工毛
・コシが強く耐久性に優れた毛質
「リキッドファンデーションブラシ」なら
▼柔らかな質感でまるで溶け込むようにのる感覚
アールエムケー(RMK)
ファンデーションブラシ N
柔らかいのに適度に弾力のあるブラシで、艶やかなお肌を再現。平べったい形状ながら、表と裏で形状が若干異なるので小鼻などの細かい箇所にもぴったりフィットしてくれます。絶妙な柄の長さで小回りが利くのもポイント。
「オーバルブラシ」なら
▼キャップ付きで持ち運びにも◎
プロヴァンス(PROVENCE)
つや肌ファンデブラシ小
密集した毛先のみにファンデーションがのるので使う量も少量でOK。さらに、使い終わった後も固まらず、ティッシュで拭けば元通りなのでお手入れも楽ちんです。キャップ付きなので持ち運びもしやすいのが嬉しい。ポーチにもぴったり入るサイズです。
▼三角形の形で際までピタッと届く!
エトヴォス(ETVOS)
スキンフィットブラシ
毛の目が細かく広範囲に均一に伸ばせるので、ナチュラルなのにしっかりカバーした仕上がりに。左右非対称の三角形のような形をしていて、顔の細かい凹凸に合わせてぴったり密着するブラシです。
「フラット型ブラシ」なら
▼プロの仕上がりを徹底的に分析して開発された万能ブラシ
資生堂(SHISEIDO)
ファンデーションブラシ 131
プロの仕上がりを分析し、ベストな毛の質、長さ、毛先の形を追及した優秀ブラシ。テクニックいらずできれいな肌質をつくりだすことが可能です。斜め角度になっているので、顔のあらゆる角度にフィットし、使い分けしやすいのが特徴。
▼高密度の毛で広い面もしっかりカバー
シュウ ウエムラ(shu uemura)
ペタル 55 ファンデーション ブラシ
高密度の繊細な毛が、一本一本お肌に垂直にフィットするようにカット。楕円形なので、頬などの広い面は全面を、溝や際の細かい部分は先端と使い分けられるのがポイント。オーバル型とフラット型の良さを兼ね備えたブラシです。
【コンシーラー用ブラシ】はピンポイントで使えるものを
しみ、ニキビ痕、クマなどのお肌トラブルは、ファンデーションブラシでそこだけ上から重ね付けしてしまうと不自然に厚く仕上がるので、コンシーラーを使用し、細かくピンポイントにカバーしましょう。
『コンシーラーブラシ』で細かいところもしっかりカバー
コンシーラーはスティック、リキッド、クリームなどさまざまなタイプがあります。なかでもスティックタイプは直接ポイントに塗れる利点がありますが、どうしても厚く浮き出た印象に見えてしまいます。しかし、コンシーラーブラシを使ってぼかすと厚塗り感なく自然にカバーすることができるんです!
【使い方】
1.コンシーラーブラシにコンシーラーを少量取り、手の甲で量を調整する
2.カバーしたい箇所に、コンシーラーブラシで少しずつ塗っていく
3.カバーした箇所の周りをぼかすようにブラシでぽんぽん馴染ませる
【コンシーラー用ブラシ】のおすすめはコレ!
\選び方のポイント/
・程よくコシがあり、しなる毛質
・短く細い毛先
・短く太い持ち手
▼持ちやすい持ち手で安定にポイントを押さえる
資生堂(SHISEIDO)
TSUTSU FUDE コンシーラーブラシ
筆先に丸みを帯びた筒形の形状で狙ったところにしっかりフィットしてくれます。柔らかな毛質でお肌にも優しく、ふんわりとぼかせるので初心者さんでもテクニックいらずできれいな仕上がりに。柄の部分が太くなっているので持ちやすく安定しやすいです。
▼持ち運びのしやすいコンパクトサイズ
ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)
シークレットカモフラージュ ブラシ プルアパート
繊細な作業がしやすいようにコンパクトな形状で細かいところまで的確に届くのが魅力。丸い先端がコンシーラーをのせた周りを自然に馴染ませてくれます。ブラシの柄が分解でき、コンパクトになるので持ち運びにも◎。
【パウダーファンデーション用ブラシ】は大きめのものを
メイクの仕上げにパウダーファンデーションをふんわりまとわせると、陶器のようにツヤっとした肌質に。ベースメイクを定着しヨレを防止してくれるので、一日中崩れない美肌も叶います♪ パウダーブラシは粉含みのよいふんわり大きめを選んで。
『パウダーブラシ』でふんわりナチュラルなツヤ感を
パウダーブラシは毛量が多く毛先が膨らんでいるため、ルースパウダーをふんわりと自然にのせることができます。ポイントは四方八方いろんな角度からブラシを当てること。毛穴はいろんな角度にあるものなので、毛穴やお肌のトラブルまできれいに隠れ、磨き上げたようなツヤ感ができあがります♪
【使い方】
1.全体に粉を大きく円を描きながらふんわりとのせる。
2.あらゆる角度からブラシを当てていく
3.最後にフェイスラインをくるくると細かい円を描くようになぞる
【パウダーファンデ用ブラシ】のおすすめはコレ!
\選び方のポイント/
・丸く膨らんだ毛先
・柔らかな天然毛(※動物アレルギーの方は注意)
▼高クオリティでコスパも◎
エトヴォス(ETVOS)
フェイスカブキブラシ
とても繊細で高クオリティな毛質で粉含みがよく、もちが良いのが口コミでも話題。サイズ感も丁度良く持ち運びにも◎。パウダーブラシに迷ったらコレを選べば間違いなしです。
▼特徴的な椿型のブラシで磨き上げたようなお肌に
資生堂(SHISEIDO)
HANATSUBAKI HAKE ポリッシング フェイスブラシ
4つの花びらのようなフォルムで、顔の曲線に合わせてふんわり自然にパウダーをのせることができるブラシ。くるくると回すようにブラシをかければ、なめらかで上質なお肌に仕上がります。
【洗い方】ファンデーションブラシのお手入れ方法は?
使っているとファンデーションの残りが固まり、汚れていくファンデーションブラシ。そうなるとムラができるようになり、ブラシの機能や効果が発揮されません。さらに、自分のお肌に触れるものなので、お肌のトラブルにも繋がらないように清潔に保つことがベストです。ここでは、ファンデーションブラシの洗い方についてお教えします。
普段のお手入れは即オフできるもので簡単にメンテナンス
汚れが常についている状態は、雑菌が繁殖する原因になったり、ブラシの毛のダメージに繋がるので大まかにでも拭き取ることが大切です。使い終わった後は、毎回ティッシュや専用のドライクリーナーを使って軽く汚れを拭き取り、筆先をきれいに指で整えてから風通しのよい場所で毛先を上にして保管しましょう。
1週間に1回は洗うのがベスト!
ブラシの汚れが目立ってきたり、粉含みが悪く化粧のノリが悪くなってきたら洗うタイミングです! 洗う頻度が多すぎても毛の劣化を早めてしまうので、週に一度程度がベスト。
【用意するもの】
- ぬるま湯の入った容器
- ブラシ専用洗剤or中性洗剤(食器用洗剤が◎)
- キッチンペーパーやタオル
洗う前に軽くコームで毛先を梳かしてあげると、汚れが落ちやすくなります。お肌に触れるものなので中性洗剤は低刺激なものをチョイス。中性洗剤はブラシ用でつくられていないので、毎回使うと徐々に毛先がパサついてくるので、時々髪用のコンディショナーなどで毛先のみ仕上げ洗いしてあげると◎。
【洗い方4ステップ】
▼【1】ぬるま湯にブラシを浸ける
ぬるま湯200に対し中性洗剤1の割合でぬるま湯に中性洗剤を溶かし、ブラシを入れて軽く振るようにして洗います。このとき長時間浸け置きして洗うと、ブラシの根元の接着剤が弱まってしまうので、必ず振り洗いするようにしましょう。
▼【2】手のひらでブラシを動かし、石鹸を馴染ませる
ブラシに含んだ洗剤を手のひらで馴染ませるように、くるくると泡立てていきます。ある程度ブラシの汚れが取れ、ファンデーションの色が浮き上がってきたら◎!
▼【3】軽く絞る
洗剤が残らないようにしっかりぬるま湯でゆすいだら軽くブラシを揉みながら水分を絞ります。あまり強い力で引っ張ると毛が抜けてしまうので注意。
▼【4】しっかり水気を切る
水分が残っていると雑菌が繁殖する原因になります。乾いたタオルやキッチンペーパーで十分に水気を切りましょう。ある程度水分がなくなったら、最後に指先でブラシの形を整えて終了。
▼【5】乾かす
乾燥するときは風通しの良い場所で、毛先が何にも触れないように畳んだタオルの上に持ち手部分だけ寝かしたり、日陰につるしておきましょう。毛先が癖付いたり変形すると毛が抜けやすくなったり、均一にのばせなくなります。ドライヤーの熱や直射日光が当たる場所で乾かすと毛のダメージに繋がるので、絶対NG!
便利アイテムを使えばもっと楽に!
密集したブラシは中まで乾くまで時間がかかってしまうので、乾かす時間がない方は便利なクリーナーを使うのが◎。持ち歩きやすいサイズ感のものを選べば旅行先でも清潔なブラシをキープできます。
▼滑らせるだけでカラーを即オフ
プロヴァンス(PROVENCE)
メイクブラシ DRY クリーナー
水をつけなくても、ブラシをこすりつけるだけで汚れが落とせるクリーナー。ティッシュなどを使うよりも細かく即座に汚れが落ちるのがポイント。ひとつのブラシで色やメイク用品を使い分けたいときなどにもおすすめのアイテム。
▼水洗い不要なのに細かいラメまですっきりなくなる!
コージー本舗(KOJI)
ブラシドライクリーナー 90ml
スプレータイプのクリーナー。スプレーを塗布したティッシュに、ブラシを数回優しくこするだけで汚れを拭き取ることができます。水洗い不要な上に、速乾性の高い成分配合なので、時間がないときにもピッタリ。抗菌効果まで期待できます。
▼ブラシの雑菌・ニオイまで防止
マック(M·A·C)
ブラシ クレンザー
速乾性が高く、雑菌やニオイまで防止してくれるクリーナー。クリーナーを直接ブラシに塗布し、汚れが落ちるまでタオルなどで拭き取るだけでお手入れも簡単です。密集したブラシの中まですっきり汚れを落としてくれ、毛先も整えてくれる優秀なアイテム。
買い替えのタイミングは?
ファンデーションブラシは毎日使うものなので徐々に劣化していきます。毛先が広がり、洗ってもファンデーションのノリが悪くなってきたら替え時です。傷んでしまったブラシも家のお掃除などにまだまだ使えるので有効活用しても◎。頻繁にお手入れをしてあげるのとしないのでは持ちが年単位で違ってくるので、ぜひメンテナンスを心がけてみてください♪