ミニマルファッションって?
「必要最低限」や「最も小さい・少ない」の意味を指す「ミニマル」。つまり、ミニマルファッションとはシンプルなファッションと捉えると分かりやすい。実際にミニマルファッションを作る上でのポイントを3つご紹介。
- ワードローブは必要最低限の服でつくる
- 無駄のないデザインを選ぶ
- ベーシックカラーで揃える(アクセントカラーはOK)
1. ワードローブは必要最低限の服でつくる
まず、手持ちの服は必要最低限のもので揃えて。「必要最低限」というくくりの中で選び抜くことで、アイテム同士も馴染みやすく喧嘩しない。
2. 無駄のないデザインを選ぶ
フリルやプリントなどがなく、デザインも流行にとらわれないタイムレスな形を選んで。無駄のないデザイン同士なら、それぞれが引き立たせ合い洗練されたシンプルスタイルを作ることが可能。シンプルながらも、上質なものを選ぶと大人らしさもアップ。
3. ベーシックカラーで揃える(アクセントカラーはOK)
基本はベーシックカラーで揃えると、コーデを組む時にも困らないからとっても便利。アクセントカラーとして鮮やかな色や好みの色を選ぶのはもちろんOKだけれど、小物で選ぶとより「ミニマルファッション」に近づける。
揃えたい【ベーシックアイテム】10選
早速、ミニマルファッションを作る上で欠かせないベーシックなアイテムをご紹介。必要最低限だからこそ、どんなコーデにもマッチできるのが嬉しい。
1. 黒パンツ
▼まずは万能シンプルベーシックを手に入れよう
ベーシックな黒ボトムスは、どんなコーデや色にもマッチするのでまず最初に迎えたいアイテム。カジュアルコーデをランクアップさせてくれたり、綺麗めコーデにもしっかりマッチするので、1つ持っておいて損なし!
▼オールブラックは異素材重ねでメリハリ付け
ともすれば単調になってしまうオールブラックスタイルは、リブパンツの凹凸を効かせてメリハリ付け。さらに光沢のあるレザーバッグを上半身にあしらって、視線を上に集中させればスタイルアップに繋がる。
▼フレアでシルエットに強弱をつけて
シンプルなグレートップスに、程よくフレアな黒パンツを合わせてシルエットに変化をつけて。さらりとトレンチコートを取り入れたら、スニーカーの色も合わせて統一感を意識。
2. 白パンツ
▼デニム素材ならコンサバになりすぎない
コーデをたちまち垢抜けさせてくれるのは、白パンツのおかげ。暗色を合わせがちなボトムスだからこそ、気持ちも上がるような白パンツで変化を楽しんで。中でもデニム素材ならコンサバに傾きすぎない。
▼ブルーストライプシャツ合わせで爽やかに
ライトグリーンのストライプシャツと白デニムを合わせて、爽やかな春夏コーデをメイク。全体を淡いトーンで統一すれば、柔らかなムードも手に入る。
▼下半身を軽やかにまとめてスタイルアップ
暗色でまとめがちな秋冬スタイルは、ボトムスに白を置くことで気持ちまで新鮮に。潔く白と黒のみでコーデを組むことで、モードなムードを醸し出して。
3. ブルーデニム
▼ワードローブに欠かせない相棒的存在
安心感のあるブルーデニムは、やっぱりクローゼットの中に常備しておきたい必需品。カジュアルの代表アイテムだから、ストレートタイプで大人らしさを意識するのが肝。
▼ツヤキャミソールが身近な存在に
センシュアルな繊細ストラップのキャミソールには、カジュアルなブルーデニムを合わせてデイリーな着こなしに。夏らしいネットバッグやビーチサンダルなど、小物はラフにまとめて好印象にまとめて。
▼「外しアイテム」として加える
ジャケットや綺麗め小物を合わせたトラッドな装いには、ブルーのストレートデニムを迎えて適度にカジュアルダウン。かっちりまとめすぎないのが今っぽくするコツ。
4. 白シャツ
▼着回し力の高さに頼りたい
一枚で着ることはもちろん、中に忍ばせて、外に重ねてもOKな着回し力抜群の白シャツ。スタンドカラーやノーカラーなど、様々なタイプの中からお気に入りの一着を見つけてみて。
▼「抜き襟」で今っぽく
白シャツとスキニーデニムの綺麗めカジュアルは、シャツの襟を抜いて今っぽく整えるのをお忘れなく。小物はコンパクトにまとめて「ミニマル」にこだわって。
▼リブパンツ合わせでリラックス
羽織りとして活用した白ロングシャツには、黒のリブフレアパンツを合わせてコーデをリラックス。シックなモノクロスタイルには、サンダルの赤を効かせてマンネリさせないで。
5. ボーダーカットソー
▼適度にメリハリを加えるなら
シンプルかつベーシックな中でもメリハリを加えたい時、頼りになるのが定番のボーダーカットソー。中でも白地に黒ボーダーが着回しやすい。
▼ベーシックカラーでまとめて力を抜きすぎない
ボーダーカットソーにワイドパンツ、そしてスニーカーを合わせたリラックスカジュアルスタイルは、モノトーンやブラウンなどベーシックカラーですっきりまとめることでラフになりすぎない。
▼ボーダーチラ見せで立体感アップ
トレンチコートからちらりとボーダーカットソーを覗かせることで、ちょうどいいアクセント付けに。ビットローファーやレザーバッグなど、シャープな黒小物をかけ合わせて大人らしさを光らせて。
6. シンプルニット or カーディガン
▼無駄のないデザインですっきりまとめる
ニットやカーディガンを選ぶ時にも、ベーシックカラーを選びつつシンプルなデザインにこだわることを重視したい。中でも黒はやっぱり着回しやすいので、ぜひゲットしてみて。
▼足首見せで抜け感作り
クルーネックのカーディガンとスラックスを合わせたオールブラックスタイルは、足首をチラ見せして抜け感を作るとGOODバランス。単調になりがちなところ、シューズのゴールドを効かせてシックに転ばせて。
▼Vネックで素肌をアクセサリー代わりに
華奢なデコルテがすっきりと覗く黒ニットなら、潔くノーアクセサリーで大人の余裕感を演出したいところ。ボトムスにはセンタープレス入りのブラウンパンツを合わせて、スタイルアップを図って。
7. トレンチコート
▼タイムレスに活躍してくれるのはやっぱりこれ
トレンドに左右されず、長く愛用することができるのはやっぱりトレンチコート。定番のベージュなら着回し力の高さも実証済み。
▼ちょっとずつ定番をアップデートして自分らしく
トレンチコートにボーダートップス、そしてデニム。定番アイテム同士の組み合わせは、例えばデニムのカットオフを効かせるなど、ちょっとずつアップデートをして自分好みにシフト。
▼白黒合わせでシックにきめて
黒のVネックTと白デニム、そして黒シューズのモノクロスタイルに、ベージュのトレンチコートを合わせてシックな着こなしをメイク。アウターの袖はブラウジングすると華奢見え効果もバッチリ。
8. テーラードジャケット
▼大人なら一枚持っておきたい
トラッドな印象が高いテーラードジャケットだけれど、意外とどんなテイストのスタイルにもハマるのが嬉しいポイント。大人らしさも格段に上げてくれるので、ぜひワードローブに加えてみて。
▼定番カジュアルをブラッシュアップ
白Tにブルーデニムの着慣れたコンビには、黒のテーラードジャケットを合わせることで変化をつけて。大人らしい深みのあるワインレッド小物なら、高見えだって狙えちゃう。
▼ベージュ×ブラウンならお堅くなりすぎない
スタンドカラーシャツとテーラードジャケットの正統派スタイルも、優しいベージュとブラウンのおかげでお堅くなりすぎない。ワイドパンツとスニーカーを合わせてリラックス感をプラス。
9. 白スニーカー
▼真っ白ならスニーカーでも洗練される
カラーラインなども入っていないまっさらな白なら、スニーカーでも洗練感を宿せる。すっきりとした足元になるよう、ローカットがおすすめ。
▼爽やかブルーに寄り添って
カジュアルな上下にブルーのリネンシャツを合わせたら、その清涼感に馴染むよう足元も白で統一。すっきり足首を覗かせて抜け感を作ると美バランス。
▼軽快な足元を演出
黒サロペットとショート丈のデニムジャケットで脚長効果を作ったら、足元には白スニーカーを置いて軽快な装いに。ミニマルカジュアルなコーデには、ゴールドのピアスをあしらってこなれ感を演出。
10. 黒パンプス
▼大人の綺麗めコーデの必需品
シンプルながらも、大人のエレガントな装いに欠かせない黒パンプスは、オフィスシーンにも活躍。きれいめコーデにマッチすることはもちろん、カジュアルスタイルもこなれさせてくれるので要チェック。
▼黒小物で淡い配色を引き締め
オリーブカラーのアウター、ライトベージュのニットアップといった淡い配色には、シンプルな黒小物を添えてコーデを引き締め。パンプスはポインテッドトゥを選ぶことで、細見え効果も期待できる。
▼オールホワイトに小さく効かせて
オフホワイトのセットアップにクリアホワイトの白Tを合わせたオールホワイトスタイルに、黒のバンプスとレザーバッグを添えてメリハリ付け。ミニマルなツーカラーコーデで大人らしさを盛り上げて。
【20代・30代前半向け】コーデ例
最後に、年代別で見るミニマルファッションの作り方をピックアップ。まずは20代・30代前半が真似したいミニマルファッションお手本例を3つピックアップ。
キュートな小物でフレッシュさを演出
白Tとデニムの定番ワンツーに、コロンとしたかごバッグとキュートな白ホワイトシューズを合わせてフレッシュな印象に。
ノーカラージャケットですっきりと
強い印象になりがちなレザージャケットは、ノーカラーで首回りをすっきりさせるとより「ミニマルファッション」が体現できる。黒タイツの延長のように黒ブーツを合わせれば、脚長効果もゲット。
ストライプシャツできちんと感アップ
デニムジャケットとリブフレアパンツのカジュアルコーデには、インナーに白ストライプシャツを合わせてきちんと感を演出。シャツの裾はあえてアウトにすることで、エフォートレスなルックが完成。
【30代後半・40代向け】コーデ例
次に、30代後半・40代におすすめのミニマルファッションをご紹介。大人だからこそシンプルがサマになるので、ぜひチェックしてみて。
ちょっぴり隙を作るのがこなれ技
シンプルな白シャツにベージュスラックスを合わせた綺麗めコーデは、シャツの裾をラフにアウトにすることでこなれた印象に。ベーシックカラーの組み合わせに、真っ赤なルージュが映える。
オールブラックで魅せられるのは大人ならでは
黒のシャーリングワンピースに、同カラーのレザージャケットを合わせてメリハリ付けをしたオールブラックスタイル。バッグのフリンジのおかげで立体感もお手の物。
素肌を見せる面積はごく少量に
白の上下にブラウンアウター、そして黒小物で統一したミニマルエフォートレスルック。ボトムスの裾とブーツの隙間はタイツで繋いで、肌見せ面積をごく少量に抑えるとモードな表情に。