『アンニュイメイク』とは?
話題のアンニュイメイクに挑戦しようと思っても、そもそも「アンニュイ」の意味がわからず、正解がわからない人も多いのではないでしょうか? 「アンニュイ」は、フランス語で「けだるい」や、「退屈だ」という意味。意味だけ聞くと、あまりよいイメージのメイクではないですが、そのアンニュイな要素が「色っぽさ」や「ミステリアスな雰囲気」を醸し出し、他の人とどこか違う空気感をもつ印象に仕上げてくれるのです。メイクのやり方に入る前に、さまざまなルックのアンニュイメイクを見てみましょう。
【イエベ・ブルベ別】似合うアンニュイメイク
アンニュイメイクに限らずメイクを始めるまえに忘れないでほしいのが、パーソナルカラーの存在。肌に青みがあるブルーベースと、肌に黄みがあるイエローベースのふたつに大きく分かれていて、それぞれ得意とする色とそうでない色があるんです。ここでは、パーソナルカラーごとに異なるアンニュイメイクのルックを解説。また、アンニュイメイクは透明感のある肌にするのが欠かせないため、ツヤ感を出してくれる化粧下地のコントロールカラーもイエベ・ブルべごとに紹介します。
▼『イエベ』の場合
![イエベ向けアンニュイメイクの画像](https://cdn.mine-3m.com/asset/image/92c5a5df9c9b5e668de258f3c96876d6.jpg)
透明感が出にくい黄み肌のイエべさんは、コントロールカラーの入ったベースで、透けるようなツヤ肌に整えることが重要です。ベースを整えたら、ブラウンシャドウで目元を囲み、ピンクブラウンのリップで唇の立体感を出すことで、イエベ系アンニュイメイクに仕上がります。
▼コントロールカラーは、パープル
![コントロールカラーの画像](https://cdn.mine-3m.com/asset/image/6f95a2dbd83a66fcabac9400268b4989.jpg)
もともとイエベの人に合うコントロールカラーは、肌の黄色みを抑え、透明感を引き出してくれるブルーなのですが、アンニュイメイクでは、さらに欲張って自然な血色感をプラスしてくれるピンクの色味も入ったパープルにするのがオススメ。
▼『ブルベ』の場合
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青み肌のブルべさんは血色感が出にくく、肌に明るさをプラスしてくれるピンクチークが普段のメイクには欠かせません。しかし、アンニュイメイクではその血色感のなさをあえて残したチークなしのメイクにすることで、人を惹きつける不思議な雰囲気の女性に仕上がります。
▼コントロールカラーはピンク
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もともと透明感のあるブルべの人には、ピンクで血色感をプラスするのがオススメです。ピンクのベースは、肌のくすみをカバーしてくれるだけでなく、トーンアップもしてくれる優秀アイテム。透明感もさらに引き出されるので、まさに一石二鳥です。
【黒髪・茶髪・明るめ】ヘアカラー別アンニュイメイク
意外とメイクで気にされないヘアスタイルとメイクの相性。イメチェンで髪を切る人や染める人が多いように、髪の長さや色によって顔の見え方やトーンは変化します。そのため、ヘアスタイルに合わせてメイクを変化させることは、その人自身の魅力を最大限に生かしたルックを手に入れるために、とくに意識してほしいポイントなんです。
ここでは、ヘアスタイルごとに異なるアンニュイメイクのルックを紹介します。
▼黒髪ショート
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ツヤのある髪色が大人の色気を生む黒髪ショート。アイメイクはブラウンでマットに仕上げてナチュラルに、チークは目元にほんのり血色感をプラスするように薄くのせます。そして、本来の唇の色を少し強調させたライトピンクリップで、顔に重なった黒髪でトーンが下がった表情に色を添えます。
▼黒髪ボブ
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顔に髪が重ならず、表情がしっかりと見えるぱっつん前髪の黒髪ボブ。オレンジシャドウを上下のまぶたに濃くのせ目元を強調させたら、チークは入れずナチュラルメイクに。そこに、黒髪との相性が抜群の赤リップを合わせ肌を黒と赤とのコントラストで色白にトーンアップさせ、透明感を引き出します。
▼黒髪ロング
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きれいめな印象が強い黒髪ロングは、アイメイクやリップで表情に目立つ色をプラスせず、スッピン風のヘルシールックに仕上げます。目元の立体感を引き出すように、ブラウンシャドウをアイホール全体にふわっと広げたら、チークは入れず、オレンジリップでほんのり血色感をプラス。黒髪ロングを活かしたアンニュイメイクに。
▼茶髪ショート
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髪色のくすみ感が柔らかい印象に仕上げてくれる茶髪ショート。ブラウンのアイシャドウで控えめな目元に仕上げたら、チークはのせずナチュラルなルックをキープ。最後に、顔全体のトーンに合わせてブラウンの色味を含んだピンクリップで、血色感をほんのりプラスさせヘルシーアンニュイメイクの完成です。
▼茶髪ボブ
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顔を覆うヘアカラーの影響で、肌の透明感が引き上がる茶髪ボブ。ツヤ感のあるピンクシャドウを二重幅と下まぶたにしっかり広げ、目元に血色感をオン。ラベンダーチークを軽くのせ、アイメイクを抑えつつ表情に華やかさをプラスします。最後に、主張の強くないピンクリップを合わせ、統一感のあるアンニュイメイクに。
▼茶髪ロング
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大人っぽさとカジュアルなテイストをもった茶髪ロング。髪の色と合わせたブラウンシャドウを二重幅にのせ、スモーキーアイに。チークは入れず、明るいピンクリップで表情に色味をほんの少しオンしたら、幼さを感じる前髪に対し、血色感を感じさせないメイクでクールな印象に。
▼明るめショート
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色白効果が抜群な、明るめのショートヘア。アイシャドウは、主張しないブラウンを軽くのせ、チークはオフ。オレンジ系のハイトーンな髪色は、肌を黄色っぽく見せるので、ツヤ感のあるピンクリップでほんのり表情に明るさと透明感をプラス。クールさとヘルシーさをかけ合わせたアンニュイメイクに。
▼明るめボブ
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肌の透け感を底上げしてくれるハイトーンカラーのボブ。ブラウンシャドウを二重幅に広げ、立体感のある自然な目元に。チークは入れず、肌馴染みのよい明るめのピンクリップで血色感をオンしたら、透明感のあるヘルシーなアンニュイメイクに仕上がります。
▼明るめロング
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もともとアンニュイな雰囲気を醸し出すハイトーンのロングヘアー。ポイントは、透明感のある肌とナチュラルメイク。ブラウンシャドウで目元にツヤ感と立体感をプラスしたら、ハイライトで顔にツヤと凹凸感を出します。最後に、ピンクブラウンのリップで表情に血色感をオンしたら、スッピン風のアンニュイメイクに。
【アイシャドウ】は何色がアンニュイにみえる?
派手なメイクをしていないのに、どこか引きこまれるアンニュイな目元を手に入れるには、シンプルカラーのアイシャドウをつかうのがおすすめ。とくに、オレンジやピンクのシャドウは、ほどよく血色感のある目元に仕上がり、ポイントを目元においたメイクをしたい人におすすめです。また、ブラウンシャドウは、他のパーツを引き立てるナチュラルなアイメイクに仕上がるので、初心者の方に最適です。ここでは、この3色をつかったアンニュイなルックとアイメイクの方法を紹介します。
オレンジアイシャドウ
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使う人の髪色を選ばず、目元まわりのくすみをカバーしてくれるオレンジシャドウは、上下まぶた全体に濃く広げ、目尻を囲むだけで血色感のあるアイメイクに仕上がります。そこに、ほんのりコーラル系のチークをのせて、黄色みが強くなった肌をトーンアップ。最後に、オレンジルックでも悪目立ちしない、ピンクブラウンのリップを塗ったらヘルシーなアンニュイメイクの完成です。
▼塗り方
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【1】パレット右から2番目のベージュシャドウを、上下のアイホール全体に広げます。
【2】パレット右から4番目のオレンジシャドウを、二重幅と下まぶたの目尻側1/2に濃いめにのせます。
【3】パレット左から5番目のラメシャドウを、黒目のうえと下まぶた中心にのせます。
【4】パレット右から5番目のブラウンシャドウを、上まぶたのキワと下まぶたの目尻に引きます。
ブラウンアイシャドウ
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使う人の肌を選ばないブラウンシャドウは、二重幅と下まぶたに濃く入れることで、少し気だるそうな目元に仕上がります。そこに薄くチークを重ね、前髪で覆われた表情に明るさをプラスします。最後に、ツヤ感のあるピンクリップをのせたら、濡れ感のあるナチュラルなアンニュイメイクに。
▼塗り方
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【1】パレット上段左のベージュシャドウを、上下アイホール全体に広げます。このとき、上まぶたの縦に広くのせてください。
【2】パレット上段右のブラウンベージュシャドウを、二重幅と下まぶた2/3に濃いめにのせ「くの字」で囲みます。
【3】パレット下段左のレッドブラウンシャドウを、上まぶた1/2の目尻側と下まぶた2/3にのせます。
【4】パレット下段右のダークブラウンシャドウを上まぶたのキワに引き、目頭を細く「くの字」で囲みます。
ピンクアイシャドウ
![ピンクアイシャドウを使ったアンニュイメイク画像](https://cdn.mine-3m.com/asset/image/61ae776aaa6971e2bc1e0cf3895261e2.jpg)
女性らしさが引き立つピンクシャドウは、アイホール全体に濃く広くのせクールな印象をオンしたら、下まぶたにも広げて血色感をプラスするのがおすすめです。チークはいれず、オレンジの色味を含んだ赤リップをのせたら、大人の可愛さと色気を感じるアンニュイメイクに仕上がります。
▼塗り方
![ピンクアイシャドウの塗り方の説明画像](https://cdn.mine-3m.com/asset/image/e2db11772b641b8c77df4b9e36498d3a.jpg)
【1】パレット左上のベージュシャドウをアイホール全体と下まぶたに塗る。
【2】パレット右上のブラウンシャドウを、二重幅広めにのせる。
【3】パレット右下のボルドーシャドウを上まぶたの目のキワに、アイラインを引くように入れる。
【4】パレット左下のピンクシャドウを下まぶた目尻側1/2に引く。
【一重さん】におすすめなアイシャドウの塗り方
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まぶたが重たく見られやすい一重さんは、アイホールのなかで二重幅つくるようにアイシャドウを重ねることがポイント。ここでは、オレンジシャドウを使った一重のアンニュイアイメイクを紹介します。
【1】オレンジシャドウを、下まぶた1/2の目尻側と、二重幅として目のキワから3~5mmのところ全体にのせます。
【2】上まぶたにピンクゴールドのラメシャドウをのせます。
【3】アイラインを目頭から目尻にかけて細く引き、黒目の頂点から目尻にかけて徐々にラインを太くします。このとき、目尻側を長くのばさず、短く流すことがポイントです。
【4】下まぶたの目頭から2/3にグリッターをのせ、涙袋を強調させます。
【アイライン・マスカラ】は控えめでアンニュイな雰囲気に
目元に強いインパクトを出したくないアンニュイメイクは、太めのアイラインやボリュームのでるマスカラで目をぱっちり見せるのはNG。あくまで、ナチュラルなアイメイクにすることを忘れずに。
アイラインは細く、目尻からはみ出さない
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アンニュイメイクをするときは、目を大きく見せる必要がないのでアイラインを引かなくても問題ありません。しかし、アイラインを目頭から細く引き、目尻からはみ出さないようにすることで、目力のあるクールな目元に仕上がります。いつもとは違った、色っぽさとクールさをかけ合わせたアンニュイな目元にしたい人にオススメです。
長さのでるマスカラで、すだれまつ毛に
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まつげは軽くビューラーであげ、マスカラはボリュームではなく長さを意識したアイテムを選び、少し重みを感じるすっぴん風の目元にするのがおすすめです。ナチュラルな印象のまつげにすることで、優しい雰囲気がプラスされ、人を惹きつける目元に仕上がります。
【一重さん】におすすめなアイライン・マスカラのやり方
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一重の方は、アイラインを目のキワに細く引き、目じり1/3あたりから太くおろすことで、少し重みを残したクールな目元に仕上がります。また、マスカラは二重の方と同じくボリュームよりも長さを意識して。
【チーク】は入れないのがアンニュイメイクの基本
アイメイクもしくは、リップで血色感をプラスすることが多いアンニュイメイクでは、メイクのバランスを整えるためにチークを入れないのが基本なんです。チークを入れないことで、アンニュイメイク特有のミステリアスな雰囲気が手に入り、魅力的な印象に仕上がります。入れるとしたら、ラベンダーチークを選んで、ほどよい血色感と透明感をプラスしてください。
チークは入れないのが基本
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ブラウンシャドウをサラッとのせたスモーキーアイに合わせて、あえてチークを入れずナチュラルさをキープしたメイク。そこに、ピンクブラウンリップで、唇に立体感と血色感をプラスし、ヘルシーなアンニュイルックに。
入れるならラベンダーチーク
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ラベンダーチークをいれるときは、血色感の足し算引き算を忘れずに。ここでは、前髪で隠れたピンクシャドウを補うように、ラベンダーチークを入れて表情に血色感をプラスします。また、前髪でチークが少し隠れるので、ピンクリップをオンすることで、程よい色づきのアンニュイメイクに仕上がります。
▼おすすめラベンダーチーク
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【ヌーディリップ】でアンニュイメイクを引き立てる
ピンクリップ
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目立った色を使わず、ナチュラルにまとまったアンニュイメイクには、ピンクリップを合わせてスッピン風に仕上げるのがオススメです。ピンクに色づいた唇は、肌なじみもよく、透明感のある肌に、ほんのり血色感をプラスしてくれます。
赤リップ
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ピンクやオレンジなど肌馴染みのいいアイシャドウを使うアンニュイメイクには、表情にインパクトを与えてくれる赤リップがおすすめです。色味を抑えたナチュラルな目元やチークに対し、華やかな赤リップをプラスすることで、どこかミステリアスな雰囲気を醸し出す色っぽい女性に仕上がります。