サロペットとは?
『サロペット』とはフランス語で『胸当てと肩ひものある、上下がつながったパンツやスカート』のこと。汚れを防ぐ作業服からインスパイアされ、現在のファッショナブルなデザインに変化しました。オールインワンやコンビネゾンと似ていますが、サロペットは肩ひもが後ろで交差しており、背中が大きく開いているところが特徴です。
冬のサロペットを大人っぽく着こなすコツ
- カジュアルを軸にしたスタイリングが◎
- Iラインを意識して、スタイルアップ!
カジュアルを軸にしたスタイリングが◎
大人女子を意識しすぎてきれいめアイテムばかりと合わせると、逆にちぐはぐなスタイリングになるおそれが。ラフなサロペットのよさを最大限に引き出すには、あくまでもカジュアルを軸にしたスタイリングがGOOD。配色やシルエットを工夫すると、洗練された雰囲気をつくりだせます。
Iラインを意識して、スタイルアップ!
サロペットは下にストンと落ちた縦長のシルエットなので、スタイルアップさせるならメリハリよりも『Iライン』を強調させるとうまくいきます。合わせるインナーは身体にフィットしたものを選ぶと、よりすっきりとしたIラインに。もしボリュームのある袖のインナーであれば、サロペットは引き締めカラーの黒がベスト。
【黒】サロペットは着まわしやすさナンバーワン
コツの次は、さっそくお手本コーデをチェックしてみて! ダークカラーかつベーシックカラーである『黒』のサロペットは、着まわしやすさ抜群なので初心者さんにもおすすめです。中に合わせるインナーで雰囲気が様変わりするから、ぜひいろいろ試してみて。
シルエットでメリハリをON
ベーシックなゆったりサロペットパンツに、タイトなニットでメリハリをつけて。トップスと同系色のファーバッグで統一感をもたせつつ、シーズンムードを高めるアクセントをプラスするのがポイント。
リュクスなチェーンバッグでコーデを底上げ
トップスにディープなブラウンをチョイスすると、落ち着いた柔和な雰囲気に。リュクスなチェーンバッグとラフなスニーカーで、気取らない大人のデイリースタイルが完成。スニーカーは、トップスとなじむように同系色のベージュを選べば、浮く心配はなし!
【白】サロペットできちんと感をゲット!
できるだけラフな印象を抑えたいのなら、清潔感たっぷりの『白』のサロペットが◎。地味な配色が多い冬だからこそ、インナーも白を選んで『オールホワイト』でまとめたり、鮮やかなカラーを選んで華やかコーデに仕上げたりなど、明度の高い冬のサロペットコーデを楽しんでみては?
洗練されたオールホワイトコーデ
サロペットと同じトーンの白ブラウスをインナーに着て、洗練されたオールホワイトコーデに昇華。首元に華やかなスカーフをあしらうと、フレンチルックな雰囲気が漂います。ラフなサロペットでも清潔感あふれる配色でまとめれば、アクティブなデートにも最適なコーデに。
カーキのキルティングコートを羽織ると、ハンサムライクな印象に
こちらは、同じ白でもトーンの違うものを合わせて、さりげなくメリハリをON。カーキのキルティングコートをラフに羽織ると、トムボーイなサロペットコーデがハンサムライクな印象に。黒のバッグとバレエシューズで、ぐぐっと全体を引き締めて。
こなれ感抜群のサテンサロペットで、旬顔にアップデート!
今っぽさを感じるのは、サロペットの素材がサテンだから。光沢のあるなめらかな白のサロペットは、こなれ感も抜群。顔まわりがきれいに映えるグリーンのニットと合わせて、ボーイッシュとは無縁の女の色香漂うカジュアルスタイルにブラッシュアップ!
【茶系】サロペットは色や小物でバランスを取って
『ベージュ』や『ブラウン』は、大人女子には欠かせないまろやかカラー。柔和な雰囲気をゲットできる半面、油断しているとヤボったい印象になってしまうので要注意! 色や小物で、うまくバランスを取るのが正解コーデへの近道です。
黒を随所にちりばめて、幼さを軽減
とことんボーイッシュにまとめたベージュのサロペットコーデ。幼くなりすぎないように、黒を随所にちりばめたのがキーポイント。カーキのブルゾンに付いているファーを、サロペットの色とリンクさせるのが、ワンランク上の着こなしに昇華させるテクニック。
フェミニン派にイチ押しのスカートのサロペット
スカートのサロペットは、フェミニン派にイチ押し! ベージュを選べば、よりいっそう女度が上がることまちがいなし。淡いミントグリーンのニットとボアジャケットをプラスして、寒い冬でもへっちゃらな温かみのあるスタイリングをつくりあげて。
きれいめのニットを着て、ほどよく肩の力が抜けたリュクスなスタイルに
この季節ならではのコーデュロイのサロペットパンツ。きれいめなボーダー柄のハイネックニットを合わせて、ほどよく肩の力が抜けたリュクスなムード漂う装いに。差し色で赤のバッグをプラスしておしゃれ指数を高めて。
うまく引き算をした、愛され大人女子コーデ
優しげなブラウンのサロペットに、オーバーサイズの白のタートルネックニットを合わせると、愛され大人女子コーデが完成! ヤボったくならないように、黒ブーツやビッグメッシュバッグで上手に引き算するのがスタイリングのコツ。
【カーキ】サロペットは辛口に決まる
カーキのサロペットなら、カジュアルながらも辛口なマスキュリンな装いを実現! 白や黒などモノトーン配色でまとめると、ラフすぎずスタイリッシュに仕上がります。
愛らしい小物で親しみやすさをON
黒で統一されたカラーリングに、大人っぽいデザインのカーキのサロペットがマッチする。シンプルになりすぎないよう、黒のベレー帽やファーバッグで季節感もプラス。愛らしい小物を選ぶことで、親しみのあるカジュアルコーデに。
抜け感のあるマリンルックスタイル
カーキのサロペットスカートにウエストリボンでメリハリをON。ドロップショルダーのボーダー柄のカットソーを着て、抜け感のあるマリンルックスタイルにシフトチェンジ! 黒のニット帽を被ると、顔まわりの物足りなさが払拭される。
サロペットコーデの【アウター】は何を着るべき?
冬はアウター選びが肝心! せっかくのコーデも、アウターしだいで台無しになってしまうことも……。そこでここでは、サロペットコーデにマッチする、アウター選びのコツをお手本コーデとともにお届けします。
スリムシルエット×ノーカラーコートのきれいめスタイル
スリムシルエットのサロペットに、ノーカラーコートを羽織るときれいめなスタイリングが完成。あえて袖を通さずサラッと肩がけすることで、大人女子の品格漂うリュクスなコーデに。インナーのフレア袖が、エレガントなアクセントをひとさじ。
鮮やかなアウターで一気に華やかなスタイルに転換
シンプルになりやすい冬コーデは、鮮やかなアウターで一気に華やかなスタイルに転換。自分の好きな色を選んで、カジュアルなワンツーコーデに個性を出すのがポイント。明るめのブラウンのショルダーバッグを肩がけして、赤のカーディガンとともに全体の明度を高めて。
グレンチェックのサロペットパンツでこなれ感をゲット!
即こなれ感が手に入る、グレンチェックのサロペットパンツは初心者にもおすすめ。ライダースで辛口に決めたら、バッグはあえて甘口な白のファーバッグをチョイスしてギャップを狙うと、おしゃれ上級者への仲間入り♪
【靴】を変えて印象チェンジ!
カジュアルになりやすいサロペットコーデですが、足元を変えるだけで印象チェンジができる! ひとつのサロペットで、いろいろな着こなしを味わえるなんてお得感満載♪ ここでは、靴に注目したサロペットコーデをお届けします。
ローテクスニーカー
ノーブルなグリーン×グレージュの渋い配色で、おしゃれ度MAXに。足元は、あえてカジュアルなスニーカーでカジュアルダウンするのが正解。地味になりすぎないように、パープルのファーバッグで色味を加えると◎。
ハイテクスニーカー
シックなブラウンと黒のツートーンコーデ。大胆な配色が目を惹くハイテクスニーカーでスパイスを利かせたら、一気に旬なスタイルにシフトチェンジ。それに加えて、スタイルアップも叶っちゃうところがうれしいポイント♪
フラットシューズ
フロント浅めのサロペットに、白のカットソーを合わせてきれいめカジュアルスタイルをメイク。足元には白のパンプスをチョイスすることで、ほどよい品がプラスされる。リュクスなハンドバッグを加えて、さらに大人な雰囲気を漂わせて。
ショートブーツ
深いVネックのフロントデザインが女性らしい一枚。ウエストから広がるフレアパンツがエレガントな雰囲気を演出してくれる。シンプルな白のニットを合わせてほどよく引き算したら、黒のショートブーツで辛口なスパイスを加えて。
《番外編》サロペットでトイレに行くときの対処法
サロペットは上と下がつながっているので、外出先でトイレに行くときはちょっと面倒……と感じている人も多いのでは? ここでは、お出かけでも安心してサロペットが着られるように、トイレに行くときの対処法をレクチャー。コツさえつかめれば、ストレスフリーに着こなせます♪
サロペットを着用しているときのトイレの仕方【3選】
- 洗濯ばさみやヘアゴムで裾が落ちないように止める
- すべて脱いで、荷物フックにサロペットをかける
- なるべく洋式の広いトイレを選ぶ
【1】洗濯ばさみやヘアゴムで裾が落ちないように止める
サロペットは裾が落ちやすいので、脱ぐ前にあらかじめ洗濯ばさみやヘアゴムなどで裾を止めて、地面につくのを防いでください。サロペットを着る日は忘れないように、洗濯ばさみやヘアゴムを事前にバッグの中に忍ばせて!
【2】すべて脱いで、荷物フックにサロペットをかける
裾を止めるとかえってトイレがしにくい場合は、いっそのことすべて脱いで荷物フックにかけるのが得策。また、冬はアウターが必須アイテムなので、ボリュームのあるアウターもかけられるように、荷物フックが複数あるトイレが便利。
【3】なるべく洋式の広いトイレを選ぶ
着脱に手こずりやすいので、なるべく動きが取れる広いトイレを選んでください。和式だとより裾が落ちやすいので、洋式のほうがスムーズです。できれば、着替えができるフィッティングスペースのあるトイレを選ぶと◎。
サロペットのなかでも、比較的トイレが楽なデザインは?
- 着脱用のファスナーやボタンがついているもの
- 裾が極端に広がっていないもの
▼着脱用のファスナーやボタンがついているもの
着脱用のファスナーやボタンがついているものはウエストなどで固定しているため、肩ひもを取った瞬間、一気にずり落ちないので安心。一方、ウエストなどでの固定がなく肩ひもだけで全体を支えているサロペットは、一気に地面に落ちるので要注意!
▼裾が極端に広がっていないもの
サロペットを着たときにトイレがしにくい原因は、サロペットの裾の広がり。極端に広がっているワイドシルエットは、なるべく避けたほうが◎。テーパードパンツのような裾に向かって細くなるデザインなら、下に落ちにくいので比較的楽ちん。