30本以上のストレートデニムを検証!
MINE編集部員は、インポートからドメスティックまであらゆるブランドのストレートデニムをかき集め、累計30本以上をスタイリストの佐藤琴美さんと試着! スニーカーとヒールそれぞれ相性がいいデニムの条件を導き出しました。
カジュアルコーデが好きな「スニーカー派」、きれいめコーデが好きな「ヒール派」と2Styleに分け、それぞれが選ぶべきストレートデニムを提案します!
カジュアル「スニーカー派」が選ぶべき、ストレートデニム3つの条件
まずは、カジュアルスニーカー編! 「今っぽく見せたいけれど、スニーカーに合わせやすいストレートデニムはどんなディテールなのかわからない…」という人はぜひ参考にしてみて。
- 腰回りはコンパクトだけど、全体的に「ボーイズライクなシルエット」
- 裾に向かってまっすぐなラインで「裾幅約22cm以上のややワイドなライン」
- ヒールがなくてもスタイルがよく見える「ハイライズ」
スニーカーに合わせるデニムパンツは、靴のボリュームとバランスが取りやすい、ややゆとりのあるシルエットを選ぶことが重要。細身だと足先だけ浮いて見えるので、裾幅が広いボーイズライクな一本を選びたい。
さらに、スニーカー派にオススメしたい5本とコーデ写真をお届け!
「リーバイス®(Levi’s®)」のリブケージデニム
デニム界の第一人者として知られる「リーバイス®」からメインライン史上もっとも股上が深い“リブケージ”ジーンズが登場。腰回りをすっぽりと覆うハイライズは足を長く見せてくれる。ひざ下のシルエットはふくらはぎに沿わずゆったりしているから、ボリュームのあるスニーカーと合わせてもバランスをることに成功。
ひざ下のシルエットに余裕があるものを選べば、ボリュームがあるダッドスニーカーを合わせても足元の存在感に負けないスタイリングに。デニムの股上が深いからこそ、トップスをインすることで、ぼやっとしがちな白Tスタイルに適度なモード感が生まれる。
「ハチイチブランカ(+81 BRANCA)」のベーシックデニム
2019年の春夏からスタートしたドメスティックブランド「ハチイチブランカ」。大人が着られるカジュアルを提案する同ブランドの推しデニムは、リーバイス®の名作ストレートデニム“501®”の型をアレンジしたもの。
ハリ感のある素材は、重たく見えがちなインディゴデニムでもすっきり&スタイル良く見せてくれる。履くと裾に向かってアーチを描くようなシルエットになるので、自然とメリハリも生まれ、フラットシューズでも合わせやすいバランスを実現。
ハリ感のあるデニムできちんとした印象があるので、スニーカーを合わせてもカジュアルになりすぎず、大人な着こなしに。インディゴブルーのデニムは締め色としても活用できるので、旬のくすみカラーのトップスと合わせるのもおすすめ。
「ボナム(BONUM)」のサイドラインデニム
ヴィンテージやユーズドのリメイクデニムブランド「ボナム」のサイドラインデニム。ヴィンテージ好きにはたまらない絶妙な色落ちと、サイドのラインがカジュアルにもスポーティにも上品にも、合わせるアイテムによって表情を変える一本。フロントにさりげなく入ったタック程どよいボリューム感をプラス。一つとして同じ色味やサイズ感のものがないので自分に合った一本を探すのも楽しい。
こんなPOINTも!
横から見るとサイドのラインが身体を縦に強調し、スタイルを良く見せてくれる。シンプルなトップスでもサマになるから「スタイリングに困った」なんて時でも大活躍。
シンプルなアイテムと合わせてもバランスよく引き締めてくれる一本。大胆に肌を出したトップスと白のスニーカーでヘルシーなコーディネートに。
「サージ(SERGE de bleu)」のユニオンストレートデニム
ジャパンメイドにこだわりを持つデニムブランド「サージ」。ハンドメイクで時間をかけて丁寧につくられているから、繊細で上品さを感じさせるデニムが揃う。そんなサージから「程よいストレート、緩やかな曲線、深い股上」展開している3つのデニムの要素を融合させたニューシルエット“ユニオンストレート”が登場。
女性らしさを最大限に生かすサージならではの柔らかい生地感と、程よく履き込まれたようなウォッシュ加工とのギャップでサマに見せてくれる。オーガニック100%のコットン
ピンクと水色というロマンティックな配色は、ウォッシュ加工されたブルーデニムだからこそトライできる楽しみ方。ビーズのバッグを合わせることでカジュアルになりすぎず、大人が真似しやすいピンクコーデが完成!
「マザー(MOTHER)」のタイパッチランブラーベルト付きデニム
ストレッチが効いた柔らかい履き心地が特徴のマザーのデニム。ブランド名のマザーには、あらゆるジーンズのマザー(母)という意味が込められている。
マザーらしいストレートレッグのデニムは、ヒールを履かずとも美脚&美尻シルエットに見せてくれる一本。ハイライズなウエストがしっかりと腰をホールドするので後ろ姿も美しく見せてくれるという嬉しい効果も。
こんなPOINTも!
これまでのマザーにはないキュートなアウトポケットとウエストのリボンがポイント。ステッチを効かせた70sライクなデザインがロマンティックな雰囲気を醸しだしてくれる。
シンプルながらも一点一点がさりげなく目を引く夏の装い。白Tを合わせる時こそデザイン性の高いデニムを選ぶことで、周囲と差のつくコーディネートを楽しんで。
きれいめ「ヒール派」が選ぶべき、ストレートデニム3つの条件
「今っぽく見せたいけれど、ヒールに合わせやすいストレートデニムはどんなディテールなのかわからない…」という人はぜひ参考にしてみて。
- 体のラインに沿った「細身のシルエット」
- 約20cm以下におさまる「細めの裾幅」
- 「裾に向かって細くなるシルエット」だとより美脚効果アリ
3つの条件をもとにヒール派にオススメしたい5本をピックアップ!
「ザ シンゾーン(THE SHINZONE)」のストレートデニム
ヴィンテージを現代的にアップデートするのが上手な「シンゾーン」のオリジナルデニム。ヴィンテージのような自然な風合いと、逆にヴィンテージではなかなか見つからない程よいサイズ感が現代的で履くだけでサマになる一本。
デニムの自然な色落ちを自分で育てるのは時間がかかってしまうけれど、すでにベースができているから自分だけの味も出しやすい。シルエットはウエストからヒップにかけて無駄がなく、女性らしいすっきりとしたライン。バックポケットが小さめ、かつやや高めの位置になるので、スタイルアップして見えるのも嬉しい。
発色の良いブルーデニムを、ハリ感のある白シャツと白パンプスで爽やかに仕上げて。ジャストウエストのデニムなら定番のシャツをインするだけでも今っぽく仕上がる。
「ディーゼル(DIESEL)」のディーアイゼル
デニムの名手「ディーゼル」から登場したオーセンティックな一本は、レギュラーストレート“ディーアイゼル”の新作モデル。ひざ下からややテーパードになっているものの、ふくらはぎの膨らみを拾わない程度のゆとりがあるため、体型をカバーしながら細見えするシルエットを実現。
足元はレディな赤のサンダルを合わせつつ、トップスはフーディを合わせて甘辛ミックスに仕上げるのが今の気分。デニムにややゆとりがある分、ボリュームのあるトップスとの組み合わせでメリハリを意識したい。
「シマロン ジーンズ×安西 こずえ×フリークス ストア(CIMARRON JEANS×安西 こずえ×FREAK’S ST
デニムブランド「シマロン ジーンズ」とスタイリスト安西こずえ氏のタッグで作られた「フリークス ストア」限定のスペシャルコラボアイテム。ハイウエストと、フロントジップにあしらわれたリングが70年代を彷彿とさせる一本。センターシームが脚の縦ラインを強調し、脚のラインがまっすぐ見えるように演出。綿100%で作られたデニムはストレッチ性が無く、矯正力があるから小尻効果にも一役買ってくれる。
こんなPOINTも!
やや重たい印象になりがちなインディゴカラーのデニムも、裾にスリットが入ることで一気に抜け感が生まれる。ローヒールとの相性も抜群。
デニム自体にデザイン性があるから、シンプルなTシャツを合わせてもサマになる。加えてインディゴカラーなら、旬のくすみカラーのトップスともマッチ。仕上げに、コーディネートのアクセントになるベルトを加えて都会的に。
「サムシング×グリーンレーベル リラクシング(SOMETHING×green label relaxing)」のディナー
デニムブランド「サムシング」の「グリーンレーベル リラクシング」別注デニム。女性らしさを感じるシルエットが特徴のサムシングらしく、前後に入ったセンタープレスがどんな人でも履けばきれいに見える一本。生地に厚みがあるので、どの角度から見てもひざ下からのシルエットが立体的に見え、デニムなのにも関わらずきちんと感があるのも嬉しい。
こんなPOINTも!
裾は切りっぱなしを選ぶことで、程よいカジュアルさが加わりヒールとのバランスも抜群!
「ニード(NEED)」のシェビーデニム
「ニード」の“シェビーデニム”は、上品なブルーにウォッシュ加工を施したヴィンテージ風。ウエストからまっすぐ流れるように伸びるラインと、ややゆとりのある太さが特徴。深めの股上は腰まわりをフラットに包み込むデザインで着やせ効果抜群。後ろから見たときのヒップラインもきれいにキマるのが嬉しい。
くすみカラーとブルーデニムのほっこりしがちなスタイリングに、ラフさとエッジを両立させるパイソン柄のサンダルを投入して締め役に。裾に向かってやや細くなるデニムのシルエットとサンダルのヌケ感をうまく利用すれば、足元が寂しくならずバランスよく着こなすことができる。
Photographer:T.Maenaka Stylist:Kotomi Sato Editor:MINE
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