スーツに合うインナーの選び方「3つのポイント」
- 「シワのつきにくい」素材を
- ジャケット重ねで「袖がもたつかない」ように
- 「季節に合ったコーデ」になるようインナーで調整
1.「シワのつきにくい」素材を
スーツのインナーがシワシワだと、ビジネスシーンではだらしない印象を与え、マナー違反です。コットン素材などのインナーを選ぶときは、アイロンがけをしてキッチリとした印象を目指して。
2.ジャケット重ねで「袖がもたつかない」ように
スーツのジャケットに合わせるインナーは、袖が通しやすいものを選びましょう。厚みがありすぎたり、ふくらんだデザインだと腕の部分がもたついてしまいます。
3.「季節に合ったコーデ」になるようインナーで調整
スーツはオールシーズン使えるものが多いので、インナーで季節感を演出しましょう。体温を調節してくれる素材のインナーを選んで、快適な着心地も手に入れて。
インナーの種類は?
スーツに合うインナーの4種類をご紹介。それぞれの特徴とコーデのポイントをさっそくチェックしてみて。
ブラウス(ナイロンなどのとろみ素材)
▼襟元ギャザーブラウス
ジャケットからのぞく胸元のギャザーが、洗練された女性らしい雰囲気をもたらしてくれるブラウス。とろみ素材のブラウスは、滑りがよいのでジャケットの脱ぎ着が楽ちん。
▼襟元すっきりブラウス
襟元がすっきりとしたブラウスは、オフィスシーンにぴったり。胸元のさりげない切り込みデザインで、スーツコーデにさりげないアクセントを。
▼変形Vネック
平凡になりがちなリクルートスーツを、ひねりのあるデザインのVネックブラウスでアップグレード。デコルテラインをきれいに見せてくれるので、エレガントな雰囲気を演出できちゃう。
シャツ(襟付き・前開きボタン)
▼白シャツ
シルエットにもたつきが出ない白シャツは、スーツのインナーとして最適。タックが入ったデザインなら、ジャケットを脱いだときも美シルエットが叶う。
▼ストライプ柄のシャツ
爽やかな印象を演出してくれるのがストライプ柄のシャツ。カジュアルすぎずスマートな着こなしができるので、無地のスーツに華やぎを添えたいときにぴったり。
カットソー(伸縮する布素材)
▼レースインナー
一枚でフェミニンが叶うコットンレースのインナー。濃い色のスーツと合わせてソフトなトラッド感を演出してもよし、淡い色のスーツと合わせて清楚なオフィスカジュアルに仕上げてもよし。
▼リブカットソー
ボトムスはハイウエストの大きめリボンがアクセントになった黒パンツ。インナーはシンプルなリブカットソーを選んで、洗練された印象へと導いて。
薄手ニット
薄手ニットは、季節の変わり目に活躍してくれる優れもの。洗えるワイドリブのニットは、肌寒い季節にヘビロテすること間違いなし。
【春夏】コーデは涼しく明るめのインナーを
春夏は汗ばむ季節なので、着たときの快適さが大切。汗ジミが目立たない色や素材などに着眼すると◎。さわやかさと快適さの両方を叶えたコーデをご紹介。
胸元の大きなリボンが華やかなボウタイブラウス
フェミニン派は、クラシカルなボウタイブラウスがイチ押し。胸元で大きいリボンをつくれば、上品な清楚スタイルが完成。
エレガントな総レースのインナー
上品な総レースのインナーは、裾のフリルがエレガントさを加速。丈が短めなので、インせずに着てもだらしなさとは無縁の仕上がりに。インナーを変えるだけで、極上レディ気分になれるので、ぜひ試してみて。
レースドッキングインナー
「ジル スチュアート(JILLSTUART)」のパンツスーツには、ラグジュアリー感漂う半袖ニットを合わせて。繊細なレースが優しい雰囲気を醸し出してくれます。ぼやけがちなコーデを黒のバッグやパンプスで引き締めて。
【秋冬】コーデはクラシカルなインナーを
秋冬にはおすすめなのは、「上品さ」と「洗練された落ち着き」をあわせもつシックな着こなし。スーツのインナーを選ぶときは、シックな雰囲気づくりを意識してみて。着こなしのポイントを押さえて、気品と知性を備えた装いを叶えましょう。
フリルネックインナー
ウエストから裾広がりになったペプラムジャケットとワイドパンツの個性が光るスーツコーデ。ノーカラージャケットからのぞかせたフリルネックが愛らしい。幼さを回避できたのは、シックの代表カラーであるグレーのスーツコーデだから。
黒リボン付きインナー
細い黒リボン付きのブラウスをスーツの中に着たコーデは、クラシカルな雰囲気が漂う。少女っぽくなりがちなリボンを大人っぽく仕上げるのに、シックな黒パンツスーツが一役買ってくれています。
ボウタイ付きドット柄ブラウス
ほんの少し短めの9分丈テーパードパンツが軽快な印象なので、黒のブラウスでも重苦しくならない。ボウタイは、結び方ひとつで雰囲気を変えられるので、いろいろとアレンジして遊び心を表現してみるのも◎。
ボウタイ付きカシュクールブラウス
斬新なデザインのカシュクールブラウスは、ボウタイの位置がアシンメトリーなので、個性的かつ上品に仕上がる。派手になりすぎないように、ほかのアイテムはすべてシックな色合いになるように意識して。
色別「カジュアルなスーツ」に合わせるインナー
適度なきちんと感のあるカジュアルスーツは、TPOに合わせて楽しんで。色別にチョイスしたカジュアルスーツのコーデをピックアップ!
パステルブルーのスーツ×ストライプインナー
ストライプ柄のカットソーをインナーにしたことで、カジュアル要素が一気にUP。パステルブルーとストライプ柄の清涼感のある組み合わせは、さわやかさが抜群。足元はヒールパンプスで女性らしく脚長効果を狙って。
ホワイトのスーツ×ロゴ入り白Tシャツ
上下セットアップ風に見せたモノトーンコーデ。インナーの白Tシャツの胸元のロゴがアクセントになっています。黒と白の二色使いで、清潔感と女性らしさを両立させて。
ブラウンチェック柄スーツ×黒ロゴTシャツ
チェック柄パンツスーツは、上下それぞれデイリー使いできるので、実は着回し力抜群。「アニエスベー(agnès b.)」の黒Tシャツで着崩し、まじめなトラッドだけでは終わらない着こなしに。
ブラックのショートパンツスーツ×Vネック黒インナー
大人女子のショートパンツスーツは、軽快さのなかにヘルシーなセクシーさをアピールするのが正解。上品な黒の柄物Vネックインナーで、大人っぽいコーデへと導いて。
「おすすめブランド」のスーツインナー
スーツに合うインナーのおすすめブランドをご紹介。親近感のあるプチプラブランドから、上質ブランドまでをピックアップ。きっとお気に入りの一枚に出会えるはず。
「ユニクロ(UNIQLO)」のレーヨンブラウス
こちらのレーヨンブラウスは、ボートネックが適度な鎖骨見せを叶えてくれると好評。シワになりにくくお手入れも簡単、しかもプチプラなんてうれしい限り。4色展開なので、色違いでそろえても◎。
「ジーユー(GU)」のレースコンビTシャツ
Tシャツといえども、厚めの素材でハリ感があるので、スーツのインナーとしても使えます。肩から袖にかけてのレースデザインがオフィスシーンにぴったり。
「ナラカミーチェ(NARACAMICIE)」の上質ブラウスは一生もの!
イタリア初の「ナラカミーチェ」は、上質なコットン素材を中心としたシャツ・ブラウスが日本でも人気のファッションブランド。デザインやカラーバリエーションに富み、シルエットにもこだわった逸品ぞろい。お気に入りの一枚で、ぜひまわりと差をつけて。