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生地の種類を知って女子力アップ【豆知識】
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生地の種類を知って女子力アップ【豆知識】

2021/06/08

服によって使われる生地の種類はさまざま。たくさんの名前や特徴を覚えるのは大変ですよね。そこで今回は、服の生地にまつわる豆知識をMINEがまとめてご紹介。 「これって自宅で洗っていいの?」なんて、なかなか人に聞けない取り扱いのポイントもお伝えしていきます。これを参考に、おしゃれ度と女子力を上げてみませんか?

天然繊維と化学繊維の違いとは?

まず、服の生地は「天然繊維」と「化学繊維」の大きく2種類に分かれいます。それぞれ肌触りや着心地、さらにはケアの仕方が変わってくるので、基礎知識として名前を知っておくとよいかも。

天然繊維の生地

天然繊維とは、自然界の生物から採れたものを繊維にした素材のこと。主に草木などの植物や動物の毛、昆虫である蚕(カイコ)から採れた糸のことを指します。

▼植物性繊維

植物性繊維のイメージ画像

植物性繊維の代表としてよく耳にするのが綿(コットン)や麻(リネン)。植物を栽培し、育つ過程で収穫、乾燥させ繊維にしたもので、レディースファッションの衣類でも多く利用されています。

▼動物性繊維

動物性繊維のイメージ画像

動物性繊維として有名なのが、蚕の繭から採れる絹(シルク)や動物の体毛である毛(ウール)。牧場などで飼育された動物から採取されており、比較的高価な素材として扱われています。

化学繊維の生地

化学繊維とは、本来繊維にならない素材を人工的な行程を経て作り出した繊維のこと。化学繊維のなかでも再生繊維、半合成繊維、合成繊維の3種類に分かれています。だれもが聞いたことのあるポリエステルやナイロン、アクリルなどが有名。

きれいに保つために≪洗濯タグ≫の確認を

服の生地にはたくさんの種類があり、ひとつずつ特性を覚えるのは一苦労。またデザインによって、自宅での洗濯を避けたほうが良いアイテムもあるので混乱してしまいがち。
そこで、必ず見ておきたいのが「洗濯タグ」。個性豊かな服の生地を長くきれいに保つための“答え”が書いてあるので、ケアの方法がわからない際はぜひ確認を。

生地の種類【1】綿(コットン)

衣類のなかで、世界で最も使われている綿(コットン)。扱いやすく、高い機能性を持ち合わせているため、シャツやTシャツ、パンツ、肌着などさまざまなアイテムに使用されています。

≪メリット≫

  • 肌触りが良く、汗を吸うため夏場でも着心地抜群。
  • 熱に強く、アイロンを直接当ててもOK。
  • 静電気が起こりにくい。
  • 丈夫で長持ちするため、洗濯の回数を気にする必要がない。

≪デメリット≫

  • 水洗いすると縮んだり、シワになる可能性がある。
  • 使用感が出やすく、変色などが目立つ。
  • 厚めの生地だと、洗濯後乾きにくい。

1.レース生地

レース生地のイメージ画像

見た目を可憐に見せてくれるレース生地。季節問わず人気のデザインであり、女性らしい装いには欠かせないアイテム。一方で、細かい装飾なので洗濯表示タグで必ず正しい方法の確認が必要。誤った洗濯方法を行ってしまうと、生地を傷めてしまう可能性も……。

≪取り扱いのポイント≫

「洗濯機」や「ドライマーク」、「手洗い」のマークが表示されていれば、自宅での洗濯が可能。ただし、傷みやすいデザインのため、ごしごしと擦るのは厳禁。また、脱水しすぎると型崩れを起こしてしまうので要注意。

2.スウェット生地

スウェット生地のイメージ画像

綿(コットン)特有の吸汗性をもつことから、ファッションだけでなく、部屋着や運動着として幅広く使われているスウェット生地。伸縮性があるうえに、ゆったりとした着心地が◎。裏地が「裏起毛」なので防寒性にも優れているのが特徴。

≪取り扱いのポイント≫

生地の特性上、衣類同士の摩擦による毛玉を避けられないのが難点。少しでも毛玉を防止するために、洗濯時に必ず裏返してネットに入れて洗うなどのひと手間を意識して。

3.デニム生地

ファッションに親しみ深いデニム生地も、実は厚手の綿(コットン)からできたアイテム。綿(コットン)がもつ伸縮性で、履いていくうちに肌になじむ形に変わっていくのが特徴。また、その風合いを「味」として楽しむことができるのもデニム生地のよいところ。

≪取り扱いのポイント≫

デニム生地は色落ちしやすく、他アイテムと一緒に洗濯するのはタブー。色移り防止のために裏返して洗濯ネットに入れ、単独で洗うのがベストな方法。干すときは、裏返した状態のままシワをきちんと伸ばし、ハンガーにかけるときれいな状態が保たれます。

生地の種類【2】麻(リネン)

麻(リネン)のイメージ画像

カラっとした独特な質感と涼しく感じる着心地が特徴の麻(リネン)。主に春夏アイテムに幅広く使用されており、カジュアルなトップスや女性らしいスカート、マニッシュなジャケットなどが人気。

≪メリット≫

  • しっかりした素材感で強くて丈夫。
  • 吸水性があり、厚い夏場でも汗を吸いやすく乾きやすい。
  • 汚れが落ちやすい。
  • 絶妙な光沢感があるため、上品な装いにも◎。

≪デメリット≫

  • 伸縮性がなく、アイテムによっては着脱しにくい。
  • 水洗いによるシワや縮みがあるため、洗濯は手洗いで行い、脱水後は形を整えながら干すことが重要。
  • 摩擦に弱い。

生地の種類【3】毛(ウール)

衣類に使われている動物の毛を全般に毛(ウール)と呼び、秋冬ファッションでは欠かせない生地。その大半は羊毛(ラムウール)ですが、他にもカシミヤ、アルパカ、アンゴラ、モヘアなど種類も豊富。

≪メリット≫

  • 弾力性があり、膨らみがあるのでシワになりにくい。
  • 保温性が高く、見た目の温かみもあるので真冬の寒い時期にぴったり。
  • 吸水性がある乾きやすい。
  • 種類によって異なるが、肌触りが良い。

≪デメリット≫

  • 洗濯後、縮みやすい。
  • 摩擦による毛玉がかなりできやすい。
  • 虫に食われやすい。
  • 静電気が起こりやすい。
  • 白い毛は変色が目立つ。
  • アルカリ性に弱い。

1.カシミヤ

「カシミヤ山羊」の産毛であるカシミヤは、繊維がきめ細かく肌触りが抜群によいことから、高価な生地として扱われるのが一般的。さらに羊毛よりも柔らかく、保温性に優れており、軽い素材なので着心地も◎。カシミヤのマフラーなどは、冬の贈り物としても選ばれることが多いアイテム。

≪取り扱いのポイント≫

デリケートな生地なので毛玉が発生しやすく、定期的なお手入れが必要。長く大切に使うなら、手洗いで40度以下のお湯を使い“短時間”で1枚ずつ優しく洗うのがおすすめ。(※水温が高すぎると汚れは落ちやすいですが、縮みの原因となるので要注意。)

2.アルパカ

ボリュームのある見た目が特徴的なアルパカ。アンデス地方のマイナス20度にもなる厳しい環境で飼育されたアルパカの毛は、羊毛やカシミヤよりも高い保温性をもつ優れもの。毛玉もできにくく、シワにもなりにくいのが嬉しいところ。

≪取り扱いのポイント≫

厚みのある生地なので、風通しが良く、湿気の少ない場所での保管が必要。また毛足が長いので、着用後に軽くはたいてホコリを落とすことで清潔に保って。水や油、臭いを吸収しにくいという特性があるのでお洗濯は最低限に!

3.アンゴラ

アンゴラウサギの毛であるアンゴラは、繊維が細長く、非常に軽くて柔らかいのが特徴。また、保温性に優れながらもふわっと優しい印象を与える見た目なので、秋冬のフェミニンな装いにぴったりの生地。

≪取り扱いのポイント≫

毛足が長いからこそ毛が落ちやすく、摩擦による毛玉ができやすいというのが弱点。また、静電気が発生しやすい生地なので、静電気防止スプレーを使って他アイテムに落ちた毛がつくのを防ぐのがおすすめ。

4.モヘア

アンゴラヤギの毛であるモヘア。アンゴラニットとは見た目の風合いが少し違い、ほんのり透け感のあるのもモヘア特有の持ち味。さらに保温性と保湿性を兼ね備えているのもよいポイント。

≪取り扱いのポイント≫

アンゴラ同様、毛足が長いため抜けやすく、静電気が起きやすい。強い摩擦はNGですが、優しく一方向へブラッシングすることで毛並みがそろい長くきれいに保つことが可能なので、着用後に早めのお手入れするのがポイント。

生地の種類【4】絹(シルク)

高価なアイテムとして有名な絹(シルク)は蚕の繭からとられる、きめ細やかな生地。光沢感のある華やかな見た目により、古い時代からドレスや着物などのフォーマルウェアを中心に活躍、現代ではカジュアルな装いでも多く見られるように。

≪メリット≫

  • 軽くて丈夫。
  • 光沢のあるしなやかな風合いが魅力。
  • 厚みはなくとも保温性と保湿性に優れているため、静電気が起きにくい。
  • 通気性が良く、風になびく素材感なので優雅な印象を与える。
  • UVカット効果あり。

≪デメリット≫

  • 摩擦に弱く、水に濡れるとシミになりやすい。
  • アルカリ性に弱い。
  • 変色しやすい。
  • 自宅でのお手入れは「手で優しく洗う」のが基本。脱水の際は、洗濯ネットの中に軽くたたんで入れて、脱水後はやわらかくタオルドライ。かなり繊細な生地なので洗濯機・乾燥機はNG。

ベルベット

絹特有のやわらかさを保ちつつ、肌ざわりが非常に良いのが特徴。また保湿性にも優れているため、秋冬の衣類によく利用されています。ドレスやスーツなどのフォーマルな洋服に取り入れられることも多く、上品で優雅な雰囲気を与えてくれます。

≪取り扱いのポイント≫

水気や圧力に弱いため、一度生地を傷めてしまうと元に戻りにくいため、扱いには十分な注意が必要。もし濡れてしまったときは、タオルなどで水気を拭き取り陰干ししましょう。またシミができてしまったときは、お手入れはドライクリーニングにお任せするのがおすすめ。

生地の種類【5】ポリエステル

衣類の生地として聞き馴染みのあるポリエステルは、現在の日本で最も多く生産されている化学繊維。綿(コットン)に近い質感があり、機能性も非常に優れているためTシャツやブラウス、スカートなどの多様なアイテムで使用されている万能ぶり。

≪メリット≫

  • 熱や摩擦に強いうえに、型崩れしにくく丈夫。
  • 軽くて着やすく、シワが目立たない。
  • 虫やカビに強い。
  • 洗濯後の乾きが早い。
  • 複数の洗濯でも、ほとんど縮まない。

≪デメリット≫

  • 汚れやすく落ちにくい。
  • 静電気が起きやすい。
  • 着る回数を重ねると使用感が出やすく、毛玉ができることもある。
  • 乾きやすい分、吸水性が低い。

1.サテン

光沢感があり高級な雰囲気が醸し出せるサテン生地は、絹(シルク)同様、パーティーで使われるドレスや和装の帯などに使われることが多い生地。手触りが滑らかで、他の生地との引っ掛かりが少なくシワになりにくいのが特徴。

≪取り扱いのポイント≫

ツルツルとした触り心地だからこそ、耐性が弱いのが難点。摩擦すると毛玉ができてしまい、サテン特有の光沢が失われてしまいます。洗濯時は、他アイテムとの擦れを避けるために洗濯ネットに軽くたたんでから入れて洗うのがベター。干すときには、よくシワを伸ばして“陰干し”にすると生地の傷み防止になります。

2.チュール

チュールとは、細かい六角形の網目をもつ生地のこと。重ねてボリュームを出すことで華やかな印象を与えるため、もともとウェディングドレスやベール、パニエに使用されていましたが、今ではチュールスカートとしておしゃれ女子から親しまれるアイテムに。

≪取り扱いのポイント≫

網目状になっているため、洗濯中のひっかけや絡みを防ぐために裏返し、洗濯ネットに入れて洗うと◎。熱に弱く溶けてしまう可能性があるので、万が一アイロンをかける場合は、“必ずあて布をして”低温設定にするのがマスト。

3.オーガンジー

特殊な加工により半透明かつ薄手で軽く、光沢感をもつオーガンジー生地。チュール生地よりも柔らかい手触りなので、ふんわり風に揺れるかわいらしい印象に。

≪取り扱いのポイント≫

生地が薄く破れやすいため、洗濯機で洗うよりも中性洗剤を使って手洗いするのがおすすめ。ボリュームのある風合いを損なわないためにも、脱水後は形を整えてから陰干しを。

4.シフォン

薄くて透け感のある柔らかい布であるシフォン生地。かなり薄手で光沢感はあまりないため、主に春夏のカジュアルアイテムに多く見られる生地のひとつ。

≪取り扱いのポイント≫

汗や水に弱く、摩擦や色移り、シワの原因になるので濡れたあとはすぐにお手入れすることが必要。他アイテムと洗う際は濃色か淡色かを見極めたうえで洗濯ネットに入れて洗い、弱い力で脱水後に形を整えてから風通しの良い場所で“陰干し”を。

5.ベロア

滑らかな光沢感があるベロア生地。温もりのある質感なので秋冬アイテムに使われることが主流。装いによって印象が変わるので、フォーマルからカジュアルまで幅広い見せ方ができる優れもの。

≪取り扱いのポイント≫

表面の細かい毛羽が重要になるベロア生地は、素材への負担が少ない中性洗剤が基本。また、風合いを損なわないために柔軟剤も必須アイテム。毛羽が他アイテムと接触しないようにネットに入れて洗い、風通しの良い場所で吊り干しを。

6.コーデュロイ

コーデュロイのイメージ画像

細かい毛羽と凹凸が特徴的なコーデュロイ生地。保温性が高く秋冬のカジュアルアイテムとしてのイメージをもっている人も多いはず。ラフな印象に仕上がるので、シャツやパンツ、ジャケットなどメンズライクコーデにぴったりの生地。

≪取り扱いのポイント≫

生地自体が強く、自宅で洗えるコーデュロイ生地。ただし洗濯時に表面を傷めると一気に使用感が出てしまうので、細かい毛並みを守るために裏返してたたみ、必ずネットを使用。また、干すときは毛並みを指で軽く起こしてから、再び裏返して干すのがおすすめ。

生地の種類【6】ナイロン

ナイロンのイメージ画像

シャリっとした質感が特徴のナイロンは、もともとウインドブレーカーやスキーウェアーなどのスポーツに関係する衣類に用いられることが多かった生地。近頃ではおしゃれなデザインのものも増えたため、日常着としても活躍。

≪メリット≫

  • 強度があり、摩擦にも強い。
  • 保温性が高い。
  • 水をはじき、速乾性がある。
  • シワになりにくい。
  • 汚れが落ちやすい。
  • 軽い。
  • カビ・虫に強い。

≪デメリット≫

  • 熱に弱い。
  • 吸湿性が低いため蒸れやすい。
  • 静電気が起こりやすい。
  • 汗を放置したり、紫外線を長時間浴びると変色しやすい。
  • 洗濯時に乾燥機の使用はNG。

生地の種類【7】アクリル

毛(ウール)を目標として作られたアクリルは、ニットの質感に非常に近いのが特徴。毛(ウール)ほどボリュームが出ない見た目なので、春秋のカジュアルアイテムや靴下、軽めのセーターに使用されることがほとんど。

≪メリット≫

  • 毛(ウール)をモデルとして作られたことから、非常に保温性が高い。また、毛(ウール)よりも引っ張る力が強いので、元の型に戻りやすい。
  • 紫外線(光)に強い。
  • 軽い。

≪デメリット≫

  • 静電気が起こりやすい。
  • 毛玉になりやすい。
  • 熱に弱い。
  • 気軽に自宅で洗濯できるが、熱を当てると溶けてしまうのでアイロンを使用する際は必ずあて布で防止する必要がある。

アクセサリーに使用されていることが多い

衣類だけでなく、アクセサリーとしてもよく見られるアクリル。独特の透明感がありながら適度な強度があります。また、ガラスのような無色透明の加工もできるので涼しげな夏アクセサリーとしても人気。

生地の種類【8】ポリウレタン

ポリウレタンのイメージ画像

伸縮自在な特性をもつポリウレタン。ボディラインに沿ったインナーやスキニーパンツには、大体ポリウレタンが使われているのが主流。

≪メリット≫

  • 伸縮性がありゴムより強い。
  • 天然ゴムとは異なり染色性がある。
  • 湿度に強いため、汗や雨に濡れても目立った劣化が起こらない。
  • 軽い。

≪デメリット≫

  • 他の衣類に比べて寿命が短い(平均2年から3年)。
  • 汚れやすい。
  • 漂白剤に弱い。

生地の種類【9】レーヨン

絹(シルク)に似た光沢や着心地が楽しめるレーヨン。ツヤのある軽い質感なので、凛としたきれいめアイテムから部屋着のようなリラクシーなアイテムまで、さまざまなシーンで活躍している生地。

≪メリット≫

  • 化学繊維のなかでも〈再生繊維〉とも呼ばれるもので、土に還ることができる。
  • しなやかでドレープが美しい。
  • 発色性がいい。
  • 肌に清涼感を与えてくれる。

≪デメリット≫

  • 水に弱く、濡れるとシミや縮む可能性がある。
  • 乾きにくい。
  • 酸性に弱く生地に穴が開く可能性がある。
  • 洗濯が難しい生地なので、自宅ケアよりもクリーニング店に頼るほうが◎。

生地の種類【10】キュプラ

レーヨンと似たツルツルした質感をもつキュプラは、アウターの裏地として使われることがほとんど。一方で、上品な印象を与えることから最近はキュプラをメインに使ったスカートやブラウスなども多く見られるように。

≪メリット≫

  • 汗を吸いやすく、放湿性も高いので蒸れにくい。
  • 柔らかくしなやか。
  • 光沢感があり上品。
  • 滑りが良い。
  • 発色性が高い。
  • 光に強い。
  • 静電気が起きにくい。

≪デメリット≫

  • 水に弱くシワになりやすいので、自宅での洗濯が困難。
  • レーヨン同様、濡れるとシミや縮む可能性がある。
  • 摩擦に弱く毛羽立ちやすい。

生地の種類【11】革(レザー)

動物の皮からできたレザー(本革)。レディースファッションでは主にライダースジャケットとして使われることが多い生地。牛革をや山羊革(ラムレザー)など種類によって個性があり、適切な扱い方をすることで10年以上愛用できる嬉しいアイテム。

≪メリット≫

  • 上質で気品を感じる質感を持っている。
  • 熱にも強く、丈夫。
  • 長い間使い続けることで、色味が深くなり独特のツヤが生まれてくる(味を楽しむことができる)。

≪デメリット≫

  • 夏の高温や水に弱く雨はNG。濡れると色落ちや変形する可能性がある。一度、水ぶくれが生じてしまうと元の型に戻せなくなるので防水スプレーなどで予防が必要。
  • カビが発生しやすい。
  • 種類によって異なるが、重い素材が多い。

本革(天然皮革)

牛革、羊革などの動物の革を総称して本革と呼びます。傷やシワなどもデザインとして楽しめ、お手入れ次第で長く使うことができます。経年変化による、あなたの肌になじむ感覚を楽しんでみて。

≪取り扱いのポイント≫

丈夫で長く使える半面、水気や湿気に弱いことが難点。雨などで濡れてしまった場合には、まずは乾いた布でしっかりと空拭きを。濡れたままだと型崩れしやすいので、新聞紙やタオルで形をきれいに保ったまま、風通しのよい日陰で干すのが◎。

合皮(フェイクレザー)

ポリウレタンなどの人工素材を使って、革に似せて作られた「フェイクレザー/合成皮革(合皮)」。本革よりも軽くて扱いやすいため、バッグやシューズに使われることが多いアイテム。

≪取り扱いのポイント≫

汚れや傷を気にせず使えますが、どれだけ使いこんでも経年変化しないことがデメリット。また熱に弱く、高温を避けて使用するのが正解。

生地の種類【12】毛皮(ファー)

保湿性だけでなく、まとうだけでゴージャスな雰囲気になれる毛皮。主にアウターのフード部分やファーコートなどの防寒具として利用されています。

≪メリット≫

  • 柔らかく肌触りが良い。
  • 真冬を越えられるほど保温性が高い。
  • 光沢があり、エレガントな印象になる。

≪デメリット≫

  • 摩擦により毛が切れたり抜けたりする。
  • 誤った保管環境では、虫やカビが発生する。
  • 光に長時間当たると劣化や変色が起こる。

リアルファー

リアルファーのイメージ画像

動物の毛皮であるファーは、ミンク、ラクーン、フォックス、ラビットなどさまざまな動物で作られているアイテム。絹のようなやわらかさがあり、およばれなどの特別な日にまといたい。

≪取り扱いのポイント≫

臭いが吸着しやすいため、香水やヘアスプレーなどの匂いがついたものを直接つけることは避けるのが正解。またホコリがついた場合に毛が傷んでしまう場合があるため、一度使用したら軽く叩いたりブラシを使ってホコリを落としましょう。

フェイクファー

フェイクファーのイメージ画像

ファーアイテムが作られることによって動物が減ることを阻止するために、アクリルなどで人工的に毛皮に似せて作られたフェイクファー。最近では別名「エコファー」とも呼ばれるように。

≪取り扱いのポイント≫

耐久性がある分熱や水分に弱いため、秋冬の雨雪には注意が必要。濡れてしまった場合はタオルで押さえるように拭き取り、ドライヤーで乾かしましょう。

【参考】織り方による違い

生地の織り方には3種類あり、「平織・綾織・朱子織」に分類されます。こちらではそれぞれの織り方の違いを見ていきます。特徴を理解して、目的に合った生地を選んでみてください。

平織(タフタ)

経糸と横色を1本ずつ交互に交差させる、最も一般的な織り方。丈夫で摩擦に強いため、全ての生地の中で一番利用されています。

綾織(ツイル)

縦糸が2~3本に対し、横糸を1本で交差させた織り方。平織よりもやわらかい生地を目指して作られた織り方qで、シワになりにくく伸び縮みしやすいのが利点。

朱子織(サテン)

経糸・横糸ともに5本以上で作られる織り方。サテン生地に使用され、主にドレスや裏地などに用いられることが多いです。

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