雪の日コーデを組むときの注意点5つ
地面が滑りやすく、気温も一段と冷える雪の日。それゆえ、いつもの冬コーデより注意するポイントが増えます。ここでは、雪の日コーデを組むときの5つの注意点をご紹介します。
- 安定感のある靴を選ぶ
- 風を通しにくいアウター
- 首、手首、足首をしっかり守る
- 両手のあくバッグがおすすめ
- 万が一の転倒に! 帽子などでケガ予防
(1)安定感のある靴を選ぶ
雪が積もった道は、滑りやすくなっていて大変危険!靴底がツルツルの靴を履いていると、さらに危険度が高まります。雪の日は、靴底に溝があるスニーカーやブーツなど安定感ある靴を選びましょう。
(2)風を通しにくいアウターを選ぶ
雪の日は、とくにアウター選びが重要。寒い風をシャットダウンする防寒性の高いアウターを選びましょう。防寒アウターの中でも、最強なのがダウンコート。極寒にも耐えられる機能性を備えつつ、最近はデザインもどんどんおしゃれに進化。来たる雪の日に備えて、ぜひおしゃれなダウンコートをチェックしてみて。
(3)首、手首、足首をしっかり守る
とくに冷えを感じやすくなるのが、首や手首、足首といった体の中でも細い部分。タートルネックニットやマフラー、タイツなど防寒アイテムを活用して、3首(首・手首・足首)を冷えからしっかり守りましょう。
(4)両手が空くバッグがおすすめ
雪道で転倒する可能性も考えて、雪の日はリュックやショルダーバッグなど、両手があくタイプにしておくと安心です。ボディバッグやリュックでトレンドのスポーツMIXコーデにするのも素敵。
(5)万が一の転倒に!帽子などで怪我予防
万が一の転倒に備えて、もうひとつコーデに取り入れておくと安心なアイテムが帽子。とくに、ニット帽は怪我予防にも防寒にも効果を発揮。雪の日はニット帽で、顔まわりも冬仕様にチェンジ!
まずは靴から!雪の日コーデの足元は?
雪の日コーデの注意点を押さえたら、さっそく雪の日のお手本コーデをご紹介。まずは、足元のコーデから見ていきましょう。
スニーカーで安定感バッチリ
歩きやすくて安定感抜群の靴と言えば「スニーカー」。ボアジャケットでボリュームたっぷりの上半身にしたなら、下半身は黒スキニー&「コンバース(CONVERSE)」ですっきりと見せてバランスを調整。
防水も!ショートブーツ
ロングブーツに比べてお手入れしやすいショートブーツは、雪の日に取り入れやすいアイテム。ネイビー×グレーのモードなバイカラーコートは、靴とバッグでブラウンの差し色を入れることで、上品なコートスタイルに仕上がります。
通勤にも!安定の太めヒール
雪の日でも、通勤のときは『きれいめ』を意識したいもの。フラットブーツではどうしてもカジュアルな印象になり、スタイルよく見せることも難しい……。そんなときは、安定感があって、脚をきれいに見せてくれるヒールショートブーツを取り入れてみて。雪の日のスカートコーデも難なくクリア。
パンプスを履くならフラットタイプがベター
足首から甲にかけて露出するパンプスは、雪の日は避けるのがベター。でも、どうしても履きたいときは、厚手タイツを合わせてしっかり防寒を。赤のフラットパンプスで、安定感あるキュートな足元に。
スッキリ見せる!4つのコツ
雪の日は、防寒にばかり意識が向いて、モコモココーデになってしまいがち。ここでは、寒さからしっかりガードしつつ、すっきり見せる4つのコツをご紹介。
(1)ロングコートで縦長シルエット
すっきりコーデにする秘訣のひとつが縦長シルエットを作ること。ロング丈のコートを羽織れば、即すっきりとした縦長シルエットの完成。シンプルなデニムコーデは、冬に映えるチェック柄コートでトラッド気分を高めて。
(2)細身パンツでメリハリを
ダウンジャケットやボアコートなど、防寒性の高いアウターはどうしても上半身に迫力が出てしまいます。すっきりコーデにするなら、ボトムスは細身パンツでメリハリをつけて。ダウンジャケット×スキニーは、しっかりメリハリがつけられる相性◎な組み合わせ。雪の日は、こんなストリート風コーデを楽しんでみるのもおすすめ。
(3)オールブラックで着やせ効果
収縮色『黒』を使って、すっきり見せを狙う手もアリ。アウターからタイツまで黒でまとめて、引き締まったスタイリングに。白スニーカーで足元に一点抜け感を作ってヤボ見えを回避して。
(4)ボリュームマフラーで顔を小さく見せる
顔を小さく見せるなら、ボリュームマフラーで顔まわりをグルッとひと巻き。マフラーの巻き方は、ニューヨーク巻きやクロス巻きなど多種多様。なりたい雰囲気に合わせてマフラーの巻き方も変えて、着こなしに差をつけて。
【年代別】コーデ例
ここでは、雪の日コーデを年代別にご紹介。重たく見えたり着ぶくれしたり、なにかと難ありの冬コーデを、年齢を味方につけたスタイリングテクですっきり暖かに着こなしましょう。
20代
▼ダークトーンで大人びて
タートルニット×ストレートパンツの組み合わせに大ぶりのチェスターコートを羽織ったマニッシュな装い。ブラウン系のダークトーンをメインカラーにおいて、温もりとスタイリッシュな雰囲気を同時にGET。
▼古着系スタイリングで個性をアピール
タートルニットとスラックスのきれいめオールブラックコーデに、どこか懐かしさのあるウールのチェックシャツをON。シャキッとしたニットとパンツにレトロなシャツを組み合わせたちぐはぐな雰囲気が個性的。
30代
▼温かみのあるグレージュをメインに
パイピングデザインとサイドスリットが特徴的なノーカラーコートで、リラクシーな装いをメイク。冬にぴったりの温もりあふれるグレージュのコートは、落ち着いた大人女子こそ着こなしたい。
▼羽織るだけでコーデが決まるチェックのチェスターコート
トップスとボトムスをオフホワイトでそろえたほっこりコーデに、ブラウンのチェックチェスターコートを豪快に羽織って簡単おしゃれに。足元をスニーカーで崩すのが、気負わず楽ちんに着こなすポイント。
40代
▼ダウンをサラッと着こなすモノクロコーデ
モコモコしていて着ぶくれしがちなダウンコートは、モノクロコーデですっきり見えを狙って。ビッグシルエットのインナーには、細身のパンツでメリハリをつけるのも忘れずに。
▼ミリタリージャケット×シャツワンピースのカジュアルかわいいスタイリング
秋冬に定番のカーキ×ベージュの組み合わせなら、失敗知らずの冬コーデが手軽に完成。ごつめのミリタリージャケットとハンチング帽、足元はブーツでがっちり力強いアイテムをそろえれば、寒さ対策もバッチリ。
【アウター別】マンネリ解消!着たままオシャレコーデ
ここからは、アウター別に雪の日コーデをご紹介。コートでボリュームが出る分、ボトムスや靴ですっきり見せるポイントを作って。
ダウンコート
▼ダウンコート以外を黒で統一
カーキダウンコートを着たときは、コート以外をオールブラックコーデにすると、すっきりと引き締まった着こなしに。靴とバッグで白を差して、小気味よいコーデに仕上げて。
▼リブタイトスカートで縦ラインを強調
雪の日でもリッチな気分になるファー付きダウンコート。縦ラインを強調するリブタイトスカートと合わせ、すっきりとした縦長シルエットに。足元はタイツ×スニーカーで寒さ&雪対策バッチリ。
チェスターコート
▼シックなカーキ系グラデーションコーデ
汚れが目立ちにくいカーキのプリーツスカートなら、少しくらいの雪にも対応。スモーキーブラウンのチェスターコートを羽織って、大人の渋いグラデーション配色を作って。ポニーテールヘアで視線を上げて、憂鬱な雪の日でもアクティブな印象に。
▼タートルネックワンピースで首周りをしっかり防寒
襟がポイントのチェスターコートとタートルネックワンピースは、顔まわりに視線を集中させるので、スタイルアップに有効な組み合わせ。ワンピースとロングコートのゆる×ゆるコーデもすっきりと決まります。足元にもスパイシーなパイソン柄ショートブーツをもってきて、沈みがちな冬コーデを活性化。
ボアコート
▼足元レイヤードで差をつけて
リッチな印象を与えるグレージュのボアコート。こちらもコートの印象が強いため、マンネリコーデになりやすいので足元レイヤードで差をつけて。パンツの裾をソックスにINすれば、足元の冷えもしっかりガードできます。
▼プリーツスカートを雪の日仕様に
上品なプリーツスカートを、スニーカーとボアコートで雪の日仕様に。ゆるっと見えてしまうボアコート×スカートの組み合わせは、インナーのパーカーで視線を上げることで、スタイルアップが叶います。
キルティングコート
▼上品なキルティングコートを主役に
ベージュカラーと緩やかな波型ステッチが上品なキルティングコート。無駄のない黒スキニーに合わせて、コートを主役にしたシックなスタイリングに。上質なバッグとサングラスで、コーデの完成度を高めて。
▼柄スカートでフェミニンに
ネイビーキルティングコートは、柄スカートをINしてフェミニンな表情へとシフト。ダークカラー同士の組み合わせは、白トップスをもってくることで、顔まわりが明るくなり、コーデに抜け感が生まれます。
ムートンコート
▼スキニーと合わせてすっきりと
ノーカラーのデザインなら、通勤などのきれいめコーデにもぴったり。着ぶくれして見えないよう、ボトムスはスキニーデニムですっきりと仕上げて。
▼グレームートンコートで華やかに
フードとトグルボタンが目を引くダッフルデザインのムートンコート。裏地のファーもリッチな印象。黒ニット×カーキプリーツスカートのダークトーンコーデに羽織ると、華やかなコートスタイルを演出。
ピーコート
▼ボーダー×ピーコートで冬のマリンスタイル
海軍由来のピーコートは、マリンアイテムのひとつ。同じくマリンなボーダー柄のタートルネックニットをINして、冬のマリンスタイルに。雪道でも歩きやすい白スニーカーで、アクティブ&軽快に仕上げて。
▼プリーツスカートで軽やかに
スカートコーデにも合わせやすい膝丈ピーコート。何にでも合わせやすい黒を一枚持っておけば間違いなし。大きめのサイズなら中にたくさん服を着込むことも可能で、雪の日でも暖かい。軽やかで動きの出る素材のプリーツスカートと合わせて、コーデが重たく見えるのを回避して。
ライダースジャケット
▼チェック柄スカートとのロックな着こなし
ライダースジャケット×チェック柄スカートは、ロックな空気感をまとえる組み合わせ。ロングフレアスカートなら、辛口になり過ぎず大人の女性にもマッチします。ボルドーのミニショルダーで女っぽさをひとさじ加えて。
▼ベージュアイテムで優しい印象に
大人カッコいいライダースですが、ベージュのストール&スカートを合わせると女性らしく優しい印象に。足元も黒のタイツ&スニーカーでまとめて、ツートーンコーデですっきりと仕上げて。
【アイテム別】コーデ例
大人カッコいいライダースですが、ベージュのストール&スカートを合わせると女性らしく優しい印象に。足元も黒のタイツ&スニーカーでまとめて、ツートーンコーデですっきりと仕上げて。
「パンツ」「スカート」「ワンピース」のアイテム別コーデをピックアップしました。その日の気分に合わせたアイテムの、おしゃれなスタイリング例をチェックして。
パンツスタイル
▼長めダウンでしっかり防寒を
分厚め中綿×長め丈のダウンジャケットで腰までしっかり防寒を。引き締め効果の高い黒のダウンと細身スキニーパンツで着やせ効果を狙って。
▼辛口チェスターコートもベージュトーンでやわらかく
全体的に淡いコーデはインディゴデニムと濃い色味のバッグで引き締めて。着ぶくれしやすい寒い雪の日でも、縦長チェスターコートとハイウエストパンツなら、着やせ&脚長効果が期待できます。
スカートスタイル
▼ボリューミーとタイトのメリハリを意識
ダウンコートとパーカーで上半身をボリューミーにするなら、ボトムスはタイトめのニットスカートでメリハリをメイク。暖かさとスタイルアップの両方を手に入れたワガママコーデの完成。
▼王道のキレイめコーデは柄スカートで差をつける
リブハイネックのセーターとチェスターコートの王道きれいめコーデには、ペイズリー柄のナロースカートで遊び心をON。普段のコーデをひとひねりするだけで、新鮮な装いに。
ワンピーススタイル
▼ダウンコートと色をなじませすっきり見せ
ダウンコートとボックスワンピースの広がりやすいアイテム同士は、色使いですっきりと見せて。ネイビーと黒の近似色でなじませることで、まとまりのあるコーデになります。
▼ロングニットワンピースなら寒い日も心強い
足首までしっかり防寒してくれる厚手のロングニットワンピースなら、寒い雪の日でも暖か。淡いベージュのチェスターコートをONして、ニュアンスたっぷりの配色に。ブラウンのショルダーバッグを斜め掛けして、ふくらみがちなコーデを引き締めて。
雪の日定番【マフラーコーデ】はどう作る?
寒い冬、とくに雪の日に重宝するのが「マフラー」です。ただでさえ着込んでモコモコしているのに、マフラーまで巻いたらヤボったくなるのでは? というお悩みをスッキリ解決。マフラーをしてもおしゃれに見せるコーデメイクをご紹介します。
定番のメリハリスタイリング
上半身と下半身のシルエットに差をつけたメリハリコーデは、冬スタイリングの基本。このコーデに加えるマフラーは、明るめカラーにするのがポイント。顔まわりをパッと明るくしてくれるだけでなく、視線を上げることでスタイルアップ効果も生まれます。
お目立ちカラーを差し色に
全身がすっぽり隠れるロングアウターには、差し色になるようなお目立ちカラーのマフラーがおすすめ。アウターと調和させておしゃれにまとめて。
フェミニンに決めるならやっぱり白
かわいく決めるならやっぱり白! くすみグリーンとのコントラストで、シルエットもぼやけずすっきりまとまります。