アイビールックとは?
トラッドスタイルの一つであるアイビールック。
なぜアイビールックと呼ばれるのかというと、ルーツはフットボールにあるんだとか。1954年にアメリカの8大学のフットボール連盟である「アイビーリーグ」が結成され、当時彼等がおしゃれとして着ていたファッションを「アイビールック」と国際衣服デザイナーが名付けたことが始まりと言われています。また、アイビールックと混同されがちなプレッピースタイルは、よりカラフルでサイズ感もルーズになり、アイビールックよりもプレイフルな装いが特徴。
アイビールックの主流アイテムといえば、「紺ブレザー」「チェック柄アイテム」「ラガーシャツ」などが挙げられ、男性だけでなく女性も楽しめるものばかりで、現在では女性の間でも広く愛用されています。ここでは、女性が着用するという視点からアイビールックを解釈し、おすすめのスタイルをピックアップ。
女性のアイビールック
女性がアイビールックにトライする時は、小物や色、柄で女っぽさを取り入れてフェミニンミックスにすること。
きちんと感はありつつも、スーツよりも決めすぎない印象の紺ブレザーは、インディゴブルーデニム合わせでセットアップ風の着こなしに。華やかなストライプシャツやカラー小物を差し込んで、女らしさを差し込んで。
アイビールックの特徴【1】紺ブレザー
まず最初にピックアップするのは「紺ブレザー」。MINE世代なら、綺麗めに見せたい時に欠かせないアイテムとして既にお持ちの方も多いのでは? カジュアルミックスや、きちんと感を強めたい時のそれぞれのお手本ルックをお届け。
▼定番白T×デニムをクラスアップ
不変の上品さが魅力の紺ブレザー。その良いところを活かして、カジュアルの代表格、白Tシャツ×デニムをきちんとスタイルにシフト。足元にレディな黒パンプスを添えて、女らしさをひとさじ。
▼紺×白で洗練感を宿して
紺ブレザーのきちんと感を引き出すなら、洗練された白アイテム合わせがおすすめ。あえて白シャツではなく白Tシャツを選ぶことで、堅くなりすぎず親近感も手に入る。小物は紺と白の邪魔をしない肌色がgoodバランス。
アイビールックの特徴【2】チェック柄アイテム
お次の主要アイテムは「チェック柄アイテム」。ここでは、ジャケット、パンツ、スカートそれぞれの着こなしテクをご紹介。
チェック柄ジャケット
▼チェック柄ジャケットを添えてムードを一変
Tシャツとデニムのワンツーでもコーデは完成するけれど、チェック柄ジャケットを添えれば上品さがたちまちアップ。ジャケットに合わせるように綺麗め小物をチョイスして、ムードを盛り上げて。
▼ボトムスの色となじませれば楽々おしゃれ見え
コーデの主役となるブラウンのチェック柄ジャケットは、色なじみの良いベージュボトムスを合わせることで強くなりすぎない。柔らかな色を引き締めるように、他のアイテムは黒で統一。
チェック柄スカート
▼落ち着いた黒をベースにすればアイビールックに
アイビールックの中でも女性らしさを高めたいなら、チェック柄のスカートを選ぶのがおすすめ。その時は、黒地などの落ち着いた色をチョイスしてアイビールックらしさを守ればOK。差し色に、上品なブルーバッグとパンプスを添えてレディムードを盛り上げて。
▼定番ニットをアイビールックに
秋冬の定番であるキャメルのニットも、アイビールックらしいダークグリーンのチェック柄スカートを合わせれば、いつもと違った装いが楽しめる。ボリュームのあるトップスには、コンパクトなIラインスカートがgoodバランス。
アイビールックの特徴【3】ラガーシャツ・ポロシャツ
特にスポーティさを強調したい時には、「ラガーシャツ・ポロシャツ」がおすすめ。カジュアル派はもちろんのこと、フェミニンミックスで着こなしてもこなれるアイテムなので、取り入れてみて。
ラガーシャツ
▼シャツの色と合わせたボトムスをチョイス
ベージュ×ネイビーのラガーシャツを使ったアイビールックコーデ。ネイビーの色を拾って、ボトムスにブルーデニムをチョイスすれば、統一感がアップ。スポーティな小物をチョイスして、アイビールックらしさを高めて。
▼ハンサムなラガーシャツはベージュで女性らしさをON
ライトブルーとネイビーのハンサムなラガーシャツには、ベージュのボトムスやキャップを添えて女っぽさをプラス。
▼意外性のある脚元で変化球なコーデに
ユニセックスなラガーシャツに、プリーツスカートとパンプスのレディな組み合わせで意外性を狙って。お互いの良さが引き立つ上に、甘くなりすぎないのも嬉しい。
ポロシャツ
▼白ボトムスとかごバッグでフェミニンミックス
きちんと感のあるブラウンポロシャツに、爽やかな白ワイドボトムスとかごバッグを添えて女らしさを語って。上品なバレエシューズは、ポロシャツと好相性。
▼ダークカラーには軽快なシューズをプラス
黒のポロシャツに、色味を合わせたチェック柄ボトムスでボーイズミックスな着こなしに。真っ白なスリッポンを投入すれば、軽快な足元でコーデに抜け感が加わる。
アイビールックの特徴【4】ストライプシャツ
ストライプシャツも、アイビールックを作る上で欠かせないアイテム。ここで選ぶべきストライプは、やや太めでマルチカラーのもの。
▼レイヤード術で奥行きプラス
主張の強い黒×イエローの太ストライプシャツには、奥行きが加わるタートルネック合わせで強さを中和。下半身はすっきりとした黒合わせが好バランス。
▼黒に添える上品ワインレッド
黒とマッチする、上品なワインレッドのストライプブラウスで大人なアイビールックをメイク。目を引く柄アイテムを取り入れるときは、小物はコンパクトにまとめて。
▼カジュアルスタイルに彩りを
Tシャツとリブワイドパンツ、スニーカーのリラックススタイルには、マルチカラーのストライプシャツでメリハリをON。抜き襟とベルトテクでこなれ感を演出。
アイビールックの特徴【5】チルデンニット
学生らしい定番アイテムの一つといえば、チルデンニット。きちんと感だけでなく、襟元や裾に施されたラインデザインでスポーティな印象もゲットして。
▼一枚で着こなして色香を添えて
シャープな印象が叶う深いVネックチルデンニットは、一枚で着こなすことで素肌が覗き、女らしい色香が漂う。ビッグシルエットのニットにはコンパクトなスキニーパンツが好相性。
▼ワンピース型なら楽々コーデが決まる
一枚でコーデが完成するチルデンニットワンピースは、襟元や裾のラインのおかげで物足りなさなし。ニットのデザインを活かすには、白ソックスとスニーカー合わせの足元がおすすめ。
▼白シャツを重ねてアイビールックを盛り上げる
チルデンニットに白シャツをレイヤードすることで、よりアイビールックらしさが引き出せる。色味を統一した下半身で全体の統一感を意識して。
アイビールックの特徴【6】ダッフルコート
秋冬に活躍するアイビールックの主要アイテム、「ダッフルコート」。パンツスタイルとスカートスタイルをそれぞれチェック。
▼ストライプパンツで華やぎアップ
ヒップを覆う丈のダッフルコートは、脚長効果が期待できるショートパンツ合わせがおすすめ。ストライプをチョイスしてモノトーンコーデに華やぎを与えて。
▼ムートンダッフルなら防寒にも◎
見た目にも暖かなムートンダッフルコートでぬくもりを強調。着膨れが気になるビッグアウターのインナーは、すっきりとした黒アイテムがgoodバランス。
アイビールックの特徴【7】ローファー(靴)
シューズを選ぶ時にも、アイビールックらしいものを選びたい。そこでおすすめなのがローファー。上品な佇まいで足元を綺麗めにしてくれながらも、脱ぎ履きしやすい、歩きやすいというのも嬉しいポイント。
▼エナメルローファーで上品に
ゆったりタートルネックニットとストライプボトムスの組み合わせは、ネイビーをチョイスして大人らしく。仕上げにエナメルのローファーを添えれば、上品さが際立つ綺麗め秋スタイルの完成。
▼ブレザーとかけ合わせムードをアップ
紺ブレザーとローファーを掛け合わせたアイビールックらしいコーディネート。きちんと感が強いからこそ、小物にブラウンをチョイスして柔らかさを与えて。