服装選びの参考に!季節別【東京の天気の特徴】
夏は蒸し暑く、冬は刺すように寒い。そんな四季の変化がはっきりとしている東京で過ごすには、季節ごとの天気の特徴を知り、それに応じた服装をすることが大切。
さっそく、季節ごとの特徴をチェックしていきましょう。
春は肌寒いが、日差しが暖かくなり始める
日差しが暖かく、日中は15度前後と過ごしやすい春の東京。ただし、朝晩はグッと冷えることも珍しくありません。軽めのジャケットやスプリングコートなど、簡単に温度調節ができるライトアウターは必携。
夏はじめじめとした暑さで、夜も暑い日が多い
夏の東京は、ヒートアイランド現象によって郊外に比べ気温が高く、熱帯夜も多いのが特徴。ほとんどの建物内でクーラーを使っているため、屋内は寒いこともしばしば。冷房対策も兼ねて、コットンやリネン素材の軽い羽織りものがあると◎。
秋は台風に注意、日照時間が短くなり寒く感じる
月によって気候の変化が激しい秋の東京。9月はまだ残暑が厳しく、10月ごろにようやく快適に過ごせるようになります。 9、10月は台風シーズンでもあるので、お天気チェックや雨対策を忘れずに。 11月になると冬の足音を感じる肌寒さに。ニットやファーなど冬支度を始めましょう。
冬は雪は少なめだが、寒く乾燥している
冬の東京は、雪はさほど降らないものの空気が乾燥していて、冷たいビル風が吹きます。それに対して屋内は暖房で暖かいため、屋内外の温度差対策をする必要アリ。脱ぎ着しやすいアウターやマフラー、手袋などでしっかり防寒しましょう。
【3・4月】東京の朝晩は寒い!春ものアウターの準備を
日中と朝晩の気温差がまだまだ激しい東京の春。明るいカラーや軽やか素材の春ものアウターで、春気分を楽しみながら気温差対策をしてみて。
晴れの日スタイル
▼シャツワンピースをアウター代わりに
ニット×デニムの冬コーデに、軽やかなシャツワンピースをアウター代わりに羽織ると、一気に春の着こなしへとアップデート。
▼ミリタリーブルゾンは袖ロールアップで女っぽく
脱ぎ着しやすいブルゾンは、寒暖差の激しい春におすすめ。辛口ミリタリーブルゾンは、袖をロールアップして手首見せするのが女っぽさアップの秘訣。キャップで日差し対策するのもGOOD。
雨の日スタイル「3・4月」
▼汚れが気にならない黒パンツ&黒パンプス
雨に強いトレンチコートの下は、汚れが気にならない黒パンツ&黒パンプスで大人かっこよくスタイリング。
▼カーキトレンチ&黒ワンピースで雨から全方位ガード
カジュアルなカーキトレンチコートと黒の花柄ワンピースは、雨染みや汚れの気にならない最強の組み合わせ。今風ゆるスタイリングを楽しみながら、雨から全方位ガードして。
【5・6月】東京の天気は変動が激しい!傘もあると安心
過ごしやすい気候の5月から、一気に梅雨へと突入する6月。この時期の東京は、「 晴れ→雨」への気候変動が激しいので、朝晴れていてもバッグの中に携帯傘を入れておくと安心 。
晴れの日スタイル「5・6月」
▼日差しに映える爽やかマリンスタイル
ボーダーTシャツ×白ワイドパンツの爽やかマリンスタイル。長袖はロールアップでこなれさせつつ、クリア素材の巾着で夏を先取り!
▼アンサンブルなら気温差にも対応
カーディガンと半袖ニットのアンサンブルなら、朝晩や屋内外の気温差にもしっかり対応。暑い日中はカーディガンをプロデューサー巻きすればコーデが華やぎます。
雨の日スタイル「5・6月」
▼雨の日は顔まわりのおしゃれで差をつけて
雨対策でシンプルによりがちな雨の日は、顔まわりのおしゃれを楽しむのもおすすめ。スカーフを首に巻くだけで、おしゃれ度がグンとアップ。
▼雨の日でも動きやすいショルダーバッグ&スニーカー
傘で手がふさがってしまう雨の日は、ショルダーバッグやリュックなどを使うのがおすすめ。足元も滑りにくいスニーカーをチョイスすれば、雨の中の街歩き対策も万全。
【7・8・9月】東京は暑い!日焼け&クーラー対策もしっかりと
ヒートアイランド現象も相まって、13~14時頃をピークにとにかく暑くなる東京の夏。夏らしいコーデを楽しみつつ、日焼けやクーラー対策も忘れずに。
晴れの日スタイル「7・8・9月」
▼晴れた日はTシャツ1枚で過ごせる
気温30度前後なら、屋外は半袖1枚でOK。白Tシャツ×色落ちデニムのカジュアルコーデは、辛口小物で大人っぽく味付け。サングラスは日差し対策にもアクセントにもなる優秀アイテム。
▼風通しのいいフレアスカートで快適
脚も汗ばむ暑い夏は、スカートも風通しのよさ重視で選んで。リネンやコットン、レーヨンなどの軽い素材なら快適な穿き心地に。カゴバッグで夏らしさもしっかりON。
▼ビタミンカラーで夏らしさ全開
はっと目を惹くオレンジワンピースは、はつらつとした夏のイメージにぴったり。レイヤードした白レギンスは、手を抜きがちな足元のUV対策にも一役買ってくれる。
雨の日スタイル「7・8・9月」
▼肌寒いときは薄手ガウンを羽織って
雨で肌寒さを感じるときは、コットンやリネンの薄手ガウンをON。シルバーアクセやカラーパンプスで、モノクロコーデにアクセントを散りばめて。
▼9月は秋を意識したアイテムで一歩先へ
残暑厳しい9月でも、少し気温が下がる雨の日こそ秋を意識した装いにトライ。テラコッタオレンジのトップスに黒の水玉スカートで季節を先取りして、憂鬱な雨の日も気分を上げましょう♪
【10・11月】東京でも冬アイテムを備えておいて
徐々に寒くなる10月・11月は、そろそろ冬アイテムの出番。天候に応じて、 ニットやブーツを取り入れてみて。
晴れの日スタイル「10・11月」
▼晴れの日はニット1枚で
本格的な寒さはまだまだ。厚手のニットを着たら、暑苦しく見えないよう足元はパンプスで抜け感をメイクして。
▼白ロングスカートを主役に
飛び跳ね汚れや雨染みを気にしなくていい晴れの日は、フェミニンな白ロングスカートを存分に楽しみたい。秋の入り口は、ベージュニットやブラウン小物でこっくりとした。
雨の日スタイル「10・11月」
▼軽アウター×タートルニットで防寒
気温が下がる10・11月の雨の日は、軽めの防寒対策をするのがベター。タートルニットで首まわりを防寒すれば、アウターにはトレンチコートくらいが最適。
▼レインブーツ代わりにレザーブーツで対応
小雨のときはレザーブーツでもOK。足元の冷えからもしっかり守ってくれます。シャープな足元は、ボリュームのあるローゲージニットとのバランスもGOOD。
【12・1・2月】は東京でもしっかりと防寒を
冬本番の12・1・2月の東京。晴れの日でも雨の日でも、しっかりとした防寒対策が必要。 まだ暖かい晴れの日は、冬コーデでも”抜け感”を意識してスタイリッシュなコーデに。気温が一気に下がる雨の日は、上から下までしっかりと防寒対策を。
晴れの日スタイル「12・1・2月」
▼晴れの日はパンプスがまだまだ活躍
トレンドライクなキルティングコートは、ふっくら厚手で防寒対策にバッチリ。ボトムスは黒スキニーと黒パンプスでシャープに決めれば、バランスもバッチリ。
▼コートをオンすれば薄手スカートでもOK
薄手スカートも、ロングコートをレイヤードすれば寒くない! 足元はブーツではなく、あえてソックス×パンプスで抜け感を作って、軽やかなスタイリングに。
雨の日スタイル「12・1・2月」
▼ダウン&ブーツで防寒・雨対策は万全に
ダウンコートとブーツで、上から下まで万全の防寒対策を。肩掛けできるショルダーバッグなら、傘を差したときでも動きやすい。
▼雨の日のスカートはタイツ&ブーツで防寒
雨の日のスカートコーデは、汚れの目立ちにくい黒のチュールスカートをチョイス。厚手タイツとブーツで、足元の寒さ対策もバッチリ。イエローバッグで彩りを添えるのを忘れずに。
【行き先別】東京観光おすすめコーデ
同じ都内でも、場所によって歩いている人の服装が変わる東京。 せっかく街歩きをするなら、場の雰囲気に合った服装をしたいもの。 ここでは、街で浮きたくない人のために、行き先別におすすめの服装をご紹介します。
渋谷・原宿・秋葉原はカジュアルスタイルが多めな印象
▼休日は観光客が多く密度が高め!荷物は小さめがおすすめ
外国人観光客も多い「渋谷・原宿・秋葉原」。服装は千差万別ですが、比較的カジュアルスタイルが多めな印象。サマーニット×白パンツの少しトレンドを意識したカジュアルコーデなら浮く心配もナシ。休日は人口密度が高くなるので、バッグは持ち歩きしやすいコンパクトなショルダーバッグがおすすめ。
銀座・六本木・東京駅はきれいめスタイルが多めな印象
▼ハイブランド・高級レストランが多いのでシックにきめて
ハイブランドや高級レストランが集まる「銀座・六本木・東京駅」は、落ち着いたきれいめスタイルが多め。無理に持ち物をハイブランドでそろえる必要はありませんが、きれいなシルエットのコートやボトムスを選び、色数をおさえたシックなスタイリングにすると◎。
浅草・上野・築地は気取らないラフスタイルが多い印象
▼大人の余裕を感じさせるカジュアルコーデでラフに
「浅草・上野・築地」は、気取らないラフなスタイルが多い印象。トレンドを盛りこんだ華やかコーデや露出度の高いコーデよりも、大人の余裕を感じさせるラフなカジュアルコーデが町の風情になじみます。
品川・お台場はきれいめカジュアルが多めな印象
▼どこか爽やかさを感じさせるコーデがピッタリ
家族連れも多い「品川・お台場」は、落ち着いた雰囲気のきれいめカジュアルが多い印象。とくに、お台場は海が近いので白T×デニムといった爽やかさを感じさせるコーデが似合います。
東京西部は目的別に服装選びを
山登りや公園などのレジャースポットから、神社や美術館などアカデミックな観光スポットまで充実している東京西部。目的別に服選びをするのがポイントです。
▼山・川・公園ならスポーティーにきめて
山や川、公園で思いきり遊ぶなら、Tシャツ×パンツ×スニーカーでスポーティーに決めて。
▼ショッピング・美術館ならきれいめカジュアル
ショッピングや美術館を巡るなら、ほどよくトレンドを取り入れたカジュアルコーデに。たくさん歩くことを想定して、スカートのときもレギンス×フラットシューズで疲れにくいスタイリングを意識。
【おまけ】晴れと雨の日の違いを知っておく
東京の晴れの日は、熱帯夜が多くなる夏以外は、日中と朝晩の気温差が大きくなります。
逆に、雨の日は日差しが遮られるので、日中も気温が上がらず一定。そのまま夜になる傾向があります。
天気予報をチェックして、天候や気温に応じた服の準備をしましょう。
(1) 晴れの日は気温差が激しく、雨だとほぼ一定
▼こんな服装は注意
(2) 雨に濡れる可能性の有無
雨の日は、服が濡れる可能性も想定して。雨に濡れると透けてしまったり、雨染みや泥はねなどが目立ったりする服装は避けるのがベター。
また、東京の多くの観光スポットや駅、道路は大体がコンクリート。雨だと滑りやすくなるので、不安定なハイヒールは避け、歩きやすい靴選びを心がけて。