3つのコーデポイント
ベージュコートと一口に言っても、近年はさまざまなデザインのものが登場しています。「膨張色だし、イマイチどう着こなしていいのが分からない……」と感じている人もいるのではないでしょうか? ここではそんなお悩みを抱える人にでも簡単に解決できる、3つのポイントをご紹介します。
- ダークカラーアイテム合わせで着ぶくれを回避
- オーバーサイズで旬らしく着こなす
- 本格的な冬には長めのマフラーを合わせて
1.ダークカラーアイテム合わせで着ぶくれを回避
膨張色×ボリュームのあるベージュコートは、着ぶくれを気にする人も多いのではないでしょうか? そんなあなたでも大丈夫! ボトムスや小物など1つ以上のアイテムを加えるだけで、着ぶくれの心配なく冬の装いを楽しむことができます。
2.オーバーサイズで旬らしく着こなす
今季の流行である、「オーバーサイズ」のコート。ゆったりとしたシルエットは、体型カバーにもなりつつトレンド感たっぷりの着こなしにブラッシュアップしてくれます。小物などできれいめのアイテムを加えてきちんと感を演出してあげると1ランク上の着こなしに。
3.本格的な冬には長めのマフラーを合わせて
ロング丈のデザインが多いベージュコート。寒さが厳しい冬には、長めのマフラーを選んで見た目も着心地も暖かい装いを目指してみて。ストンと垂らしたマフラーは、縦ラインが強調されスタイルアップ効果も抜群。
定番の【トレンチコート】コーデ
ベージュコートの中でも、特に定番のトレンチコート。アウターの季節になれば、右を見ても左を見てもトレンチコートだらけ…… その中に埋もれないために、6つのコーデの着こなしをお手本にコーデをアップデートしてみて。
ウエストマークして美しいシルエットを実現
艶感とドレープ感が魅力の、ロング丈のトレンチコート。ウエストと袖部分に施されたベルトでキュッと締め、まるでワンピースのような凛とした雰囲気に。トレンチコートの裾からのぞかせた同トーンのプリーツスカートで、さりげないくグラデーションを意識。
柄ワンピース合わせで個性的に
黒地に渦のようなカスケードストライプが散りばめられた個性派ワンピースを、絶妙な落ち感のトレンチコートで包み込んだモードな装い。個性がたっぷりと詰めこまれたアイテムは、落ち着いたベーシックなトレンチを選ぶと◎。
パックプリーツを印象的に魅せる
バックプリーツデザインが印象的な、ベージュのトレンチコート。デコルテを美しく魅せるVネックのワンピースは、ネイビーを選んでグッと落ち着いた印象に。差し色にグリーンのハンドバッグを添えて、トレンチコートにしっくりなじませて。
トレンチコートのきちんと感で甘さ控えめに
甘い雰囲気になりがちな花柄ワンピースとトレンチコートの組み合わせも、上品なベージュやブラウンで統一することによりグッときれいめな印象に。濃いめのブラウン小物を添えれば、洋服にしっくりとなじむと同時にメリハリのある装いが完成。
首元をすっきり見せる【ノーカラーコート】
シンプルなデザインで着こなしの幅を広げてくれる「ノーカラーコート」。ダークカラーでまとめがちな秋冬のコーデをやわらかく華やかに仕上げてくれるので、ぜひ一枚持っておきたいアイテム。
ニットの色を合わせて品格を漂わせて
オフタートルのベージュニットとノーカラーコートの色味をベージュで統一し、白シャツを裾からチラ見せしたレイヤードスタイル。ゆったりとしたサイズ感の白Tを挟んであげることで、旬のレイヤードコーデと同時に、奥行きのある着こなしをメイクしてくれます。淡いベージュの組み合わせは全体のシルエットがぼやけてしまわぬよう、パンツとボトムスはダークカラーを選ぶのがおすすめ。
上品アウターで黒ワンピースをドレスアップ
上下黒色のアイテムをまるでワンピースのように着こなしたモードな装いを、エレガントなノーカラーコートをざっくり羽織り、絶妙なこなれ感を演出。大ぶりピアスを華奢な小物で、プレーンな黒のアイテムをさらにブラッシュアップさせてみて。
モノクロ合わせでシンプルな上品スタイル
秋冬の定番アイテムであるタートルネックニットに重ねるのは、首元がスッキリ美しく魅せるノーカラーコートがおすすめ。上品なベージュカラーなら王道のモノトーンコーデを柔らかな印象に仕上げてくれます。足元にはエナメル素材のブーツを投入して、ベーシックなコーデにメリハリをプラス。
旬らしさが手に入る【ガウンコート】
昨年から流行の「ガウンコート」は、2020年も引き続き流行の予感。一枚で主役級の着こなしを叶えてくれると同時に、付属のベルトでさまざまなアレンジを楽しむことができます。
オーバーサイズのガウンコートは一枚で主役級に
ショールカラーのような大きめの襟がインパクト抜群の、マキシ丈のガウンコート。ゆったりとしたドロップショルダーになっているため、中に合わせるトップスにブラウンのタートルネックニットを合わせて、見た目から暖かくコンフォートな雰囲気に。華奢なピンヒールとハンドバッグを添えて、品がありどこか色気をも感じさせる装いを目指して。
コートの裾から柄スカートをチラ見せ
ガウンコートとロングスカートの組み合わせは、一歩間違えると全体がぼやけてしまう可能性が……。そんなときはこんな風に付属のベルトを胸下でキュッと締めれば、メリハリがつくと同時にスタイルアップ効果も期待できます。
ボア素材で季節感を高めて
ボア素材のベージュガウンコートは、見た目からしっかり暖かく、かつ個性を引き立ててくれるアイテム。ガウンコートの隙間からのぞくのは、小花柄とドットをかけ合わせた愛らしい雰囲気たっぷりの、光沢感のあるワンピース。淡い色の組み合わせも、パンチのある黒の小物で締めてあげることでキリっと引き締まった印象に仕上がります。
ナチュラルで合わせやすい【チェスターコート】
きれいめからカジュアルまえさまざまな着こなしに対応してくれる、万能な「チェスターコート」。襟のデザインで印象もガラッと変わるので、ぜひお好みのデザインを見つけてみて。
バイカラーのデザインで差をつけて
身頃はベージュ、袖は黒といったエレガントな雰囲気たっぷりの、バイカラーチェスターコート。個性的なデザインのコートは、他アイテムはシンプルなものを選ぶのが正解。安定感のある高めのフレンチヒールをワイドパンツからのぞかせて、大人っぽくエッジィな装いに華を添えて。
ケープデザインをとことん上品に
袖がケープデザインになった、スリムかつ個性的なチェスターコート。ベーシックながら絶妙な丈感のボトルネックセーターをチョイスして、ケープの隙間からのぞかせて立体的なフォルムに仕上げています。ベーシックカラー合わせの差し色になる赤パンプスと靴下の組み合わせで、きちんと感のある装いに愛らしさをプラス。
パーカーをレイヤードさせてきれいめカジュアル
正統派チェスターコートは、リラックスなフーディ合わせでカジュアルダウン。立体的なフードつきプルオーバーは、エレガントなベージュコートをカジュアルダウン。デニムとパンプスを合わせて、正統派とカジュアルのミックスを楽しんで。
秋冬に取り入れたい【ムートンコート/ボアコート】
本格的な寒さが続く、1月~2月に特に合わせてもらいたい「ムートンコート/ボアコート」。見た目から暖かく、かつ冬の冷たい風をしっかりガードしてくれます。
くすみオレンジで秋らしさのエッセンスをON
ボリュームのあるシルエットが特徴のベージュのムートンコートには、煉瓦色リブスカートを合わせて旬らしい上品さを加えて。足元は黒アイテムをチョイスして、スッキリ見せてあげると好バランス。
襟を立ててどこかマニッシュな雰囲気に
もこもこと暖かいボア素材を、表地のラインと裏地に贅沢に施し、たっぷりと温もりを感じさせる着こなし。ボリュームのある襟をあえて立てて着ることで、どこか紳士的な雰囲気を漂わせています。仕上げに「セリーヌ(CELINE)」と「メゾンマルジェラ(Maison Margiela)」の足袋ブーツで、とことんリッチに決めて。
パワーレッドでふんわり感払拭
ムートンコート×ファーバッグを取り入れた、ぬくぬくと暖かいきれいめカジュアルスタイル。色あせデニムとヴィヴィッドな赤パンプスの力強さを借りて、甘くなりすぎず大人っぽく仕上げて。
大人可愛い【ダッフルコート】
大人可愛い着こなしにしてくれる「ダッフルコート」。ダッフルコート特有の留め具は「トグル」と呼ばれ、シンプルな着こなしにアクセントを添えてくれます。
スリムなシルエットにほどよくボリュームをプラス
ニット×デニムを黒でそろえたシンプルスタイルに、ボリュームのあるフードで存在感を放った愛らしいエレガントスタイル。ネックレスとハンドバッグのチェーンをゴールドでリンクさせ、華やかさとともに着こなしをグッと高見えさせて、
ベーシックなダッフルコートはオフィスにも◎
ギンガムチェックの膝丈フレアスカートを甘めに仕上げたいときには、ダッフルコートをざっくりと羽織ってほんのり甘い雰囲気を漂わせ、大人可愛くきめて。ニットと小物を黒にすることで、甘すぎないフェミニンな装いが叶います。ベーシックなアイテム合わせなので、オフィスにも最適です。
【丈別】お手本コーデ
ベージュコートをデザイン別におさらいしたら、最後にコートの丈別にお手本コーデをご紹介。ぜひ参考にして、あなたにぴったりの一枚をセレクトしてみて。
ロング丈
▼定番アイテムをグッと大人っぽく
ニットとチェスターコートの色を同トーンのベージュでリンクさせ、やわらかい雰囲気と大人っぽさを兼ね備えたきれいめカジュアルな装い。ニット×デニムの定番アイテム合わせでも、ロング丈のベージュコートを取り入れることでグッと大人っぽく仕上げてくれます。
▼冬色ニットの上に羽織って安定感を
秋冬に欠かせない、ボリュームのあるタートルネックニット。「ベーシックカラーだとなんだか物足りない……」と感じる人には、深みのある冬色ニットを選んでみて。彩度を落としたプリーツスカートでグラデーションを意識しつつ、ベージュコートをまとえばダークカラーの着こなしをパッと明るく、安定感をプラスしてくれます。
▼シンプルなブラックコーデにインパクトを与えて
デニムに黒トップスをインさせたオーソドックスな着こなしに、AラインのオーバーサイズコートをON。袖に付属されたベルトを締めてくしゅっとブラウジングさせれば、こなれ感のあるほどよいマニッシュスタイルを実現。
ショート丈
▼スキニー合わせで脚長効果抜群
いつものトレンチコートも、ショート丈なら新鮮さと個性を引き立ててくれます。淡いベージュで視線を上に集中させたら、足元は黒まとめですっきりとまとめるのが◎。
▼ショート丈×抜き襟でこなれ感を演出
ショート丈トレンチコートをシャツのように抜き襟すれば、ほどよい脱力感がくせになるこなれた着こなしに。抜け感を高めるホワイトアイテム合わせで、あえてきちんとしすぎないトレンチコートスタイルをメイク。