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人間関係

婚前交渉のことが知りたい。日本での割合や、しないことの良さとは

2019/05/16

婚前交渉とは何か知っていますか? 耳慣れない古めかしい考え方ですが、重く捉えている人たちも一定数存在します。今回は婚前交渉をする・しない人の割合、日本だけでなくアメリカや宗教による婚前交渉の風潮などについて見ていきましょう。

婚前交渉とは?

婚前交渉とは何についての交渉なのかご存知ですか。現在ではあまり耳にしない言葉なので知らない人も多いでしょう。

今回は婚前交渉の定義や考え方について解説します。

結婚前の性的関係のこと

婚前交渉とはキスや性行為などの性的なスキンシップを結婚相手と結婚前にすることを意味します。

どこまでの性的な行為を婚前交渉とするかは個人の考え方によってバラつきがありますが、一般的には性行為そのものをさすことが多いです。

婚前交渉の日本の割合

近年の日本では結婚前に性行為を済ませるのは普通の感覚といえます。あるデータでは、日本の半数から9割近いカップルが婚前交渉を済ませるそうです。

一方で少数派ですが、幼少期からの性教育や個人のポリシーなどから婚前交渉を慎重に考える人も存在します。

婚前交渉をしない割合は1割

日本国内の婚前交渉を持たないカップルは全体の1割ほどです。

この割合を少ないとみるか、多いとみるかには個人差があるものの、婚前交渉を経験せずに結婚をするのも1つの選択肢であることがわかります。

日本の授かり婚は増加傾向

かつては『できちゃった婚』と言われていた授かり婚について見ていきましょう。日本国内の授かり婚カップルは数十年前に比べると増加傾向です。

昭和55年には全体の12.6%だった授かり婚は、平成2年には26.3%になっています。

それからは大きな変動はなく、平成17年の調査では26.7%、最新の平成22年度のデータでは25.3%と全体の約4分の1ほどのカップルが婚前交渉の妊娠後に結婚をしていることがわかります。

なかには、家庭の事情や日程などの理由から事実婚状態にあっても籍を入れるのが遅れただけのカップルもいるでしょう。それを踏まえても、最近の夫婦4~5組に1組程度が授かり婚だといえます。
<出典>a href="https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/148-17.html">厚生労働省 出生に関する統計

アメリカでは婚前交渉をしない若者も増加

アメリカは、日本に比べて性に奔放な若者が多いイメージです。しかしここ数年で婚前交渉をしない若者も増えてきました。

数的にはマイノリティーですが、のちに詳しく説明する宗教的な理由や性行為を神格化する考えからの風潮のようです。

昨今増えているインターネット上での出会いを経て交際に発展したケースなどでは自己防衛のために婚前交渉を望まない場合もあります。

結婚相談所で禁止されていることも

日本の結婚カップルのなかには、パートナーと結婚相談所で出会った人たちが増えています。

恋愛結婚や周囲の人を頼ったお見合い結婚とは異なり、結婚相談所のお見合い、紹介には厳しい規定があり、婚前交渉が禁止されている場合もあるようです。

罰則規定も定められている

結婚相談所によっては婚前交渉があった場合、成婚とみなして退会させるルールを設けています。

これは、トラブルに発展した時に巻き込まれるのを防ぐ目的と性行為目当ての入会を認めないことで会員の質を保つ目的があるようです。

また、結婚相談所には、出会いから結婚までをサポートしてもらう名目で決して安くはない入会金や月会費を支払います。その中で、相談所の職員が介在できない性的なトラブルがあると金銭問題にも発展しかねません。

結婚相談所のブランドイメージのためにも婚前交渉に罰則規定を設けている場合があるのです。

宗教別の婚前交渉について

多くの宗教では婚前交渉は一種のタブーとされています。

多くの日本人が信仰する仏教も突き詰めると婚前交渉、さらに婚姻自体も仏教を全うするのに邪魔なものという位置づけです。しかし、この教えは原則的には僧侶など仏教を伝導する職種の人にのみ課せられていました。

ただし、現在までの歴史の中で徐々に現代に合うように変貌しており、僧侶や寺家の人でも婚前交渉や結婚は当たり前のものとなってきています。

他の宗教では婚前交渉についてどういった規定があるのでしょうか。

キリスト教の聖書では禁止

キリスト教の聖書には、婚前交渉を淫行とし認めないとする教えが複数明記されています。そのため敬虔なクリスチャンのなかには婚前交渉を望まない人もいるようです。

ただし、キリスト教徒も仏教徒と同じように、生まれた環境の中にたまたま存在した宗教として受け継がれている場合が多く、教会に通っている人の中には教えに従ってない人も存在しており、婚前交渉経験を持つ人もいます。

イスラム教では罰則も

イスラム教では、婚前交渉は禁止され国や地域によっては厳しい罰則があります。

イスラム教の信者は宗教に対して信心深い人が多く、罰則や判断基準がシビアです。処女性を重んじ、現代でも国や地域にあって差があるものの女性は容姿を隠して生活します。

婚前交渉の罰則が女性にだけ適用されるなど現代的ではない面もあるようです。

しかし、あらゆる面で先進国にならうイスラム教国家も多く存在し、最近では若者の間で性の問題が以前に比べて柔軟に扱われるようになりました。

国や宗派にもよりますが、表には出ないものの婚前交渉を済ませる若者は年々増えているようです。

宗派によって考えはさまざま

仏教は信者に婚前交渉を禁止することはありませんが、宗派や新興宗教などによって考え方が異なります。

キリスト教や、イスラム教では信者に原則として婚前交渉を禁止していますが、宗派や地域、年代によって考え方はさまざまです。

名ばかりの信者の場合は、婚前交渉について普通と捉えられる若者もいるようになっています。

あらゆる宗教、宗派において婚前交渉や性的なものについての捉え方は現代風にアレンジされているともいえます。宗教の存続のためにも、性にたいしては寛容になってきているといえるでしょう。

仏教は信者に婚前交渉を禁止することはありませんが、宗派や新興宗教などによって考え方が異なります。

キリスト教や、イスラム教では信者に原則として婚前交渉を禁止していますが、宗派や地域、年代によって考え方はさまざまです。

名ばかりの信者の場合は、婚前交渉について普通と捉えられる若者もいるようになっています。

あらゆる宗教、宗派において婚前交渉や性的なものについての捉え方は現代風にアレンジされているともいえます。宗教の存続のためにも、性にたいしては寛容になってきているといえるでしょう。

婚前交渉をしないことにメリットはある?

世界を見渡すと婚前交渉をする・しないことにはさまざまな考え方やスタンスがあることがわかります。それでは婚前交渉をしないことのメリットにはどういったことがあるのでしょうか。

妊娠をする恐れがない

婚前交渉をしなければ、当然結婚前に妊娠をする恐れがありません。

特に10代など若い世代の妊娠・出産はその後の人生に大きな影響をもたらします。生まれた子どもの人生に責任を持つ意味では慎重になるべき問題です。中絶の道を選ぶ場合でも、女性にとって肉体的にも精神的にも大きなダメージをもたらすことは間違いありません。

結婚を本当に望んでいる場合であっても結婚前の妊娠によってさまざまなことが計画通りにいかなくなるケースもあるでしょう。結婚前の妊娠は自分で責任が取りきれるのかよく考えることが大切です。

また、婚前交渉をしなければ、性病にかかるリスクもありません。

自分やパートナーの人生や身体を守る面からみても婚前交渉をしないことにはメリットがあるとみて良いでしょう。

相手を大切にしているという意思表示に

特に男性の場合婚前交渉を無理に求めないことは相手を大切に思っているという意思表示になります。

惹かれあい、互いを深く知りたいと思っているカップルが、性的な面で自分を律することができるのは責任感の強さを示すことにもなります。

性的交渉を持たないままの結婚は肉体的な快楽や一時的な気の迷いではなく本当の信頼関係と精神的な結びつきの上に成り立つものです。

結婚前に相手をよく見極めたい、本当に自分を大切にしてくれる人と結婚したい人は婚前交渉をしないのも1つの方法といえます。

まとめ

授かり婚も多い現代の日本では、婚前交渉を持たない人の割合は1割ほどです。

しかし、国によっては宗教上の理由などから現在でも婚前交渉を持たない考え方が当たり前の地域もあります。

それ以外では、現代では個人の考えによるところが多く、婚前交渉が良い・悪いともはいえません。

ただし、婚前交渉をしなければ、結婚前に肉体的、精神的ダメージを負うリスクがへり、相手の責任感や自制心も垣間見ることができるメリットがあります。

婚前交渉をするか・しないかについては、世間の風潮や雰囲気に流されることなく自分の考えを大切にして選択していきましょう。

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