
オフィスカジュアルを徹底解説!もうこれで失敗することなし♪
会社や業界によって定義があいまいな「オフィスカジュアル」。会社に着いて「失敗した……」と恥ずかしい思いをした経験がある人も多いはず。ここでは、レディースオフィスカジュアルの《これさえ押さえておけば失敗しない最低限のルール》をご紹介。またじっさい働く女性の「OKライン」についても「アンケートを実施」したので参考にしてみて!
オフィスカジュアルとは?
「オフィスカジュアル」とは、“オフィスワークにふさわしいカジュアルファッション”のこと。かっちりしすぎず、キレイめに着崩すのがポイント。基本的には、シャツやブラウスにジャケットを羽織り、シンプルなパンツやスカート、パンプスを合わせるのがベター。
- オフィスワークにふさわしいカジュアルファッション
- かっちりしすぎず、キレイめに着崩すのがポイント
でも、オフィスカジュアルっていったいどこまで着崩していいの? という疑問を持っている人も多いはず。まずはじめに、オフィスカジュアルの基本ルールとOK・NGのポイントをそれぞれ解説します。
オフィスカジュアル《3つのOKポイント》
まず絶対におさえたいオフィスカジュアルの「OKポイント」をご紹介。オフィスカジュアルを始める参考にしてみて。
- 「清潔感」と「きちんと感」を意識する
- 「ベーシックカラー」でまとめる
- 会社や取引先の雰囲気に合わせる
【1】「清潔感」と「きちんと感」を意識する
タイトすぎず、ゆるすぎず。自分に合ったサイズのアイテムを選んで、きちんと感を出すのがポイント!
素材はシワになりにくい素材を選ぶと清潔感が出て◎。ハリのある素材を選べば品のよさが出ます。
【2】「ベーシックカラー」でまとめる
カラーは、ブラック、ホワイト、グレー、ベージュ、ネイビーなどの落ち着いた色がベター。会社によってはワンポイントで色物を取り入れてもOK。
柄は、無地や派手すぎないストライプであればきちんと感が出るのでOK。
【3】会社や取引先の雰囲気に合わせる
一口にオフィスカジュアルといっても、業界や会社、内勤か外勤かによって基準はさまざま。先輩を参考に、職場の雰囲気に合わせた服装を考えるのがベター。後半部分で業界別のおすすめコーデを紹介しているので、そちらも参考にしてみて。
オフィスカジュアル《3つのNGポイント》
次にオフィスカジュアルで絶対避けるべき「NGポイント」をまとめてみました。これらを意識すれば失敗が減るかも。
- 露出が多い、身体のラインが出すぎるアイテム
- カジュアルすぎる、派手な色のアイテム
- 動きにくい服装
【1】露出が多い、身体のラインが出すぎるアイテム
オフショルダーやミニスカート、素足などの露出は避けて。また、身体のラインが出すぎるタイトなアイテムは、下品にみられる場合もあるので要注意。サンダルのようなつま先の出るシューズも基本的にはNG。
【2】カジュアルすぎる、派手な色のアイテム
Tシャツやデニム、スニーカーのようなカジュアルすぎるアイテムは、ビジネスの場にふさわしくないためNG。アニマル柄やカラフルな色の奇抜なアイテムも×。濃すぎるメイクや大ぶりのアクセサリーにも注意!
【3】動きにくい服装
ダボダボしたアイテムやキツすぎるアイテム、歩きにくいハイヒールや、かかとのパカパカするミュールなどは、活動しづらく業務に支障が出る場合があるのでNG!
オフィスカジュアル アンケート《みんなのOK・NGラインは?》
ここまで、世間でよく言われている「一般的なOK・NGのライン」をご紹介してきましたが、今現在、実際の職場ではどうなの? という方のために、 約400名の働く女性にアンケートをとった結果を大公開! ぜひオフィスカジュアルの服選びの参考にしてみて。
トップス編
▼ノースリーブはOK?
暑い夏、ノースリーブを着たい! なんて人も多いですが、やはり露出の多いノースリーブは、ほとんどの職場ではNGのよう。どうしても暑くて着たいというときには、出勤中のみノースリーブで過ごし、オフィス内では薄手のカーディガンなどを羽織るようにしましょう。
▼シースルートップスはOK?
ノースリーブよりは露出が少なく、今年もトレンドのシースルーのトップスですが、職場で着る人は少ないよう。普段づかいのファッションアイテムというイメージが強く、ノースリーブよりもさらに少ない結果に。
▼パーカー・Tシャツ・スウェットはOK?
ダメと思われがちなカジュアルトップスの代表「パーカー・Tシャツ・スウェット」ですが、意外と3割近くの会社ではOK。クリエイティブ系や、小売・運送業などの業界では認められているところが多いようです。
ボトムス・ワンピース編
▼ロング・マキシスカートはOK?
ロングスカートは、約3割の職場でOKという結果に。金融・クリエイティブ関連の業界や、内勤の人はOKの割合が多い結果でしたが、多いといっても4~5割程度。半分以上の職場では認められていないようなので、職場の雰囲気を見てから決めるのがベター。
▼ジャンパースカートはOK?
最近だときれいめな形のジャンパースカートも多いですが、7割以上の職場ではNG。同じつなぎ系のアイテムだと、オールインワンやサロペットも微妙なラインかも……?
▼ワンピースはOK?
ワンピースはOKな印象が強い人も多いのでは? 実際は、半分の職場ではNGという結果に。動き回ることの多い業界や職種、営業・外回りの人はNGという回答が多く、ほかの業界では6割近くの職場でOKという結果でした。
シューズ編
▼サンダルはOK?
オフィスカジュアルではつま先の出る靴はNGとされていますが、アンケート結果でもほとんどの職場でNGという結果に。クリエイティブ系の業界や内勤の人は比較的OKの割合が多かったですが、それでも3割未満。どんなデザインであれ、サンダルは避けるのがベターなよう。
▼ローファーはOK?
革製できちんと感があり、ヒールもないので足がらくなローファーは、4割近くの職場ではOK。営業や外回り、動き回る職種の人は避けるがベターですが、オフィスワークの人はあまり気にしなくてもよさそうな範囲。
▼ショートブーツはOK?
ショートブーツは7割近くの職場でNGという結果に。とくに営業の人は8.5割の人がNGと回答。冬にパンプスは寒いので、ストッキング・タイツとロングパンツ、ロングコートで防寒対策を。オフィスワークの人は5割近くがOKという結果でした。
▼ロングブーツはOK?
ロングブーツは、OKの割合がショートブーツのほぼ半分までDOWN。あたたかく、今季トレンドのおしゃれなロングブーツですが、職場では避けるのがよさそう。
▼フラットシューズはOK?
ヒールありのパンプスがオフィスカジュアルの定番として多くの人に認識されていますが、ヒール強制は性差別だという最近の流れからか、約半数の職場ではフラットシューズがOKという結果に。営業・外回りの人は25%ほどにとどまりますが、オフィスワークの人は無理してヒールパンプスを履かなくてもOKな時代になってきているよう。
▼スニーカーはOK?
スニーカーはカジュアルすぎるのでNGとよく言われますが、意外と40%の職場ではOK。オフィスカジュアルのスニーカーは、無地でブランドロゴの主張が激しくないローテクスニーカーがベター。職場に慣れてきたらトライしてみて。
オフィスカジュアル《アイテム別OK・NGをチェック》
基本のルールを理解したら、次はアイテム別にOK・NGのラインを確認していきましょう。OKと思っていたアイテムも実はNGかも……?
OK・NGな「トップス」は?
OKトップスはこれ!
- シャツ
- ブラウス
- カットソー
- カーディガン
- ニット
春夏は、ハリ感のあるシャツや、涼しげなブラウス、カットソーがおすすめ。秋冬は寒いので、シンプルなニットやカーディガンが〇。トップスは、タックインしてすっきりと着こなすのが正解。
【NGトップスリスト】
- オフショルブラウス
- Tシャツ
- ノースリーブ(上に何か羽織ればOK)
- パーカー
OK・NGな「パンツ」は?
OKパンツはこれ!
- テーパードパンツ
- ワイドパンツ
- スラックス
- スキニー
きちんと感の出るパンツは、オフィスカジュアルの定番。タックやセンタープレス入りのパンツを選ぶと、きちんと感や上品さを演出できます。
【NGパンツリスト】
- ジーンズ
- カーゴパンツ
- ショートパンツ
- スウェット
OK・NGな「スカート」は?
OKなスカートはこれ!
- タイトスカート
- ストレートスカート
- フレアスカート
女性らしく仕上がるスカートは、シンプルなタイトやフレアのスカートがベター。丈は、ミドル丈、ミモレ丈などのひざ下丈がマスト。ミモレ丈は、上品なムードに仕上がるのでオススメ。スカートのときには、ストッキングを忘れずに!
【NGスカートリスト】
- ひざ上丈スカート
- ボリュームのあるフレアスカート
- 派手なデザインのスカート
OK・NGな「ワンピース」は?
OKなワンピースはこれ!
- シャツ・ニット素材
- シンプルな無地・ストライプのデザイン
- ひざ下丈
- ベルトやリボンでウエストマークされているもの
素材や丈感、デザインを選べば、ワンピースもオフィスカジュアルに。春夏はシャツ素材、秋冬はニット素材のワンピースなどで、無地のものを選ぶのが無難。ベルトなどでウエストマークされているものを選ぶと、きちんと感が出て◎。
【NGワンピースリスト】
- スウェット・Tシャツ素材
- ひざ上丈
- 大ぶりの柄デザイン
OK・NGな「アウター」は?
OKなアウターはこれ!
羽織るだけでコーデも身も引き締まるジャケットは、オフィスカジュアルに欠かせない鉄板アイテム。春秋や冬に着るアウターは、きちんと感の出るミドル~ロング丈のものを選んで。シンプルな無地のアウターは、どんなスタイルにも合わせやすく万能。
- テーラードジャケット
- ノーカラージャケット
- トレンチコート
- チェスターコート
- ステンカラーコート
- ノーカラーコート
- ロングカーディガン
【NGアウターリスト】
- ダウンジャケット
- デニムジャケット
- ダッフルコート
- モッズコート
- ファーコート
- ライダースジャケット
- ブルゾン
OK・NGな「シューズ」は?
OKなシューズはこれ!
オフィス向けのシューズは、ある程度高さのある3~8㎝のヒールパンプスが定番。ぺたんこシューズはカジュアルに見えすぎる場合があるので避けるのがベター。履きたいときはポインテッドトゥのものを選ぶと、カジュアル感を抑えられて◎。飾りは、ワンポイントで目立たなければ許容範囲。1日中履いて歩きまわるものだから、歩きやすく楽なものを選んで。
- パンプス
- ローファー
- 革靴
- ショートブーツ
【NGシューズリスト】
- サンダル
- ミュール
- オープントゥシューズ
- スニーカー
- ハイヒール
- フラットシューズ
OK・NGな「バッグ」は?
OKなバッグはこれ!
通勤バッグは、機能性重視。A4サイズの資料が入り、マチが広めのものを選ぶのがマスト。整理しやすく、ものがすぐに取り出せるようポケットが多めだとうれしい。荷物が重くなることも多いので、軽さも重視して。また、傷つきにくく、上品なイメージのレザー素材がベター。
- レザー・ナイロン素材
- A4サイズが入るトートバッグ
- 自立するバッグ
【NGバッグリスト】
- キャンバス地トートバッグ
- リュック
- ミニバッグ
- ネットバッグ
- 巾着バッグ
オフィスカジュアル《春夏・秋冬の正解コーデ》
ルールの多いオフィスカジュアルコーデ。自由に防寒ができず悩む人も多いのでは? 露出せずに涼しく過ごすためのポイント、厚着をせずにあたたかく過ごすためのポイントをご紹介します。
《春夏》快適に過ごすための3つのポイント
- ゆとりのあるアイテムをチョイス
- 素材選びで涼しく
- 羽織りがあると安心
【1】ゆとりのあるアイテムをチョイス
ルーズ過ぎないゆとりのあるトップスやパンツ、スカートをチョイスすれば、風通しがよく快適。
【2】素材・色選びで涼しく
素材は、通気性・吸収性・発散性にすぐれたリネン・レーヨンがおすすめ。ただし、これらの素材はシワになりやすいので注意が必要! また、熱を吸収しやすい黒やネイビーのアイテムは避けるのがベター。
【3】羽織りものがあると安心
外は暑くとも、冷房で冷える室内。羽織りを1枚持っておくと温度調整できて◎。露出の多いノースリーブトップスを着たいときにも活躍。
▼こちらもチェック!『夏のオフィスカジュアルコーデ集』
オフィスカジュアルコーデが揃うおすすめの通販サイトはこちら!
《秋冬》快適に過ごすための3つのポイント
- ショートブーツで足首まで冷やさない
- タイツ・ストッキングであたたかく
- 大判のマフラー・ストールで防寒を
【1】ショートブーツで足首まで冷やさない
会社によっては、ショートブーツもOK。パンプスだと足の甲が出ていますが、ブーツなら足首までカバーできて足の冷えを回避。
【2】タイツであたたかく
ストッキングだと薄くて寒い! そんなときは保温効果の高いタイツに切り替えてみましょう。引き締め効果・脚長効果のある黒タイツ×黒パンプスの組み合わせがおすすめ。
【3】大判のマフラー・ストールで防寒を
マフラー・ストールは、ひざ掛けや羽織りとしても使える大判タイプがおすすめ。カシミヤ・ウール素材があたたかく◎。
▼こちらもチェック!『冬のオフィスカジュアルコーデ集』
オフィスカジュアル《業界別おすすめコーデ》
最後に、業界別のおすすめコーデをチェック! オフィスカジュアルは、ジャケットマストであったり、ジーンズやサンダルOKであったりと、業界によってもバラバラ。自分の業界はどうか、ひとつの目安として参考にしてみて。
《かため》金融・公務員・営業職向けのお手本コーデ
ベーシックカラーでまとめ、ジャケットを羽織ってきちんと感を出すのががマスト。トップスの襟付きシャツはきれいめのブラウスがベター。襟付きシャツだと就活生感が出てしまうというときは、スタンドカラーシャツが上品でおしゃれ見えするのでおすすめ。スカートは、裾が広がるフレアスカートを避けて。パンプスのヒールは低めで動きやすく。髪はまとめるのがベター。
《ノーマル》メーカー・商社・サービス・小売・内勤向けのお手本コーデ
きちんと感を出しつつも、色物やおしゃれなデザインのブラウスを取り入れて、ほどよく着崩すのがポイント。柄なしのシンプルなアイテムでまとめて、ひざ下丈のタイトスカートやストレートスカートを選べば、きちんと感をしっかりキープできます。
《やわらかめ》アパレル・IT・マスコミ向けのお手本コーデ
やわらかめの業界なら、トレンドアイテムや大ぶりのイヤリングなどを取り入れておしゃれを楽しんで。足元はパンプス、スカートはひざ下丈、バッグはかっちりめのもの、髪はまとめる、肌の露出は避ける等のテクニックで、きちんと感を出すことも忘れずに。
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