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恋愛心理学

【プロが教える、恋愛心理学】悩んだら、最初にすべきは“単純接触”

2018/11/10

「気になる人がいるけど、彼とはまだ距離がある……」
「好きな相手にどうやって近づけばいいかわからない……」

そんなあなたに試していただきたいのが、単純接触効果。実は恋愛心理学では鉄板の手法。この恋愛テクニックを使えば、気になる相手が振り向いてくれるかもしれません。恋愛心理学専門家の西条美里(さいじょう・みさと)さんに、具体的なアプローチ方法だけでなく、効果と注意点もあわせて聞いてみました。

心理学専門家:西条美里さん

恋愛心理学の鉄板テク“単純接触効果”とは?

単純接触効果とは、“何度も繰り返し接触すると次第に良い感情を抱いていく”という、心理的効果のこと。1968年にアメリカの心理学者、ロバート・ザイアンスの実験によって知られるようになった法則です。

たとえば、興味のない商品のCMでも、繰り返し見ているうちに音楽や広告キャラクターを覚えていたり、商品を街で見かけてつい手に取ったりしたという経験はありませんか? それこそが単純接触効果の成果。繰り返し広告を見ていると、親近感や好意を抱きやすくなるのです。

男女の恋愛においても、この単純接触効果があると言われています。では、恋愛心理学において単純接触効果を使ったアプローチ方法としてどんな方法があるのでしょうか? 一緒にみていきましょう。

STEP1|相手の視界に入る

最初のステップとして、相手の通勤時間や休憩時間などを少しでもよいので把握し、彼の視界に自分が入るようにしてみましょう。ここでは、長さではなく、どれだけ多く彼の視界に入れるかという回数のほうが大事という事を覚えておいてください。

単純接触効果では、会っている時間の長さよりも、会う回数が多いほうが効果があると言われています。したがって、単純接触効果を発揮するには、相手のちょっとした時間を知って相手の視界に入ることが重要になるのです。

たとえば、電車でのパターン。気になる相手の通勤時間や車両をチェックして、相手が座っている前に立ったり、近くにいることを日々続けます。すると「あの人、いつも会うな」と相手は、あなたのことを認識し始めます。

たったこれだけで十分に単純接触の効果アリ。無意識の状態から、相手に認識されることで、いつのまにか好意を抱かれている可能性も…?

STEP2|SNSで相手とつながりを持つ

SNSが定着する現代社会。TwitterやInstagramなど、相手も何かしらのSNSを使っている確率が高いもの。そこでSNSで単純接触効果を試すのもおススメ! 直接彼に会うのが難しい方でも、あなたのことを無意識に印象づけることができます。

ただし、彼に印象づけたいからといって、長ったらしいコメントなどはNG。そもそもコメントは、相手に「返事を返さなきゃ」という気持ちにさせてしまうので、あまりおすすめはできません。

SNSの場合、おすすめテクニックは「いいねボタン」。重くなく、かつあなたの名前も表示されるので、さりげなく相手に印象づけることができます。

とくに遠距離恋愛の場合は、SNSによる単純接触は効果抜群。遠距離の場合、どうしても会う頻度が少なくなりますが、SNSでつながっていれば安心ですよね。ただし遠距離の場合も、メッセージやコメントに関しては短い文章で送ることがポイント。長いメッセージや返信は、あなたに好意を寄せるどころか、ただの重い女と思われる可能性が大きいので、要注意です。

STEP3|相手の印象に残るよう、ひと言でも話しかける

単純接触効果は、時間よりも回数のほうが重要だとお伝えしましたが、回数が増えたからといって、相手に認識されなくては、恋愛は始まりません。相手の心に印象を残すためにも、短い会話をするのがベスト。会話がむずかしい場合は、会釈をするだけでも、相手に認識されます。

会話したいけど、緊張して何を話せばいいかわからないという人は、まず挨拶や天気など、さり気ない会話から始めてみましょう。男性側としては、「おはようございます」と挨拶されるだけでも、印象に残ります。さらに「今日も暑いですね」などと、次につながりやすい言葉を加えれば、そこから会話が始まるかもしれません。

ただし、いきなり「お付き合いしている人はいますか」「家はお近くですか?」といったようなプライベートな質問や会話はNG。あまり親しくなっていないうちにこの手の会話をすると、確実に警戒されます。話しかけても、素っ気ないしぐさをとられたり、無視されたりする場合は、相手のパーソナルスペースを侵害していますという合図でもあるので、一度身を引きましょう。

相手に警戒されたり、良く思われなくなると、単純接触の効果はなくなります。まずは、お互いあまり深く考えずに答えられる、無難な話から距離を少しずつ縮めていきましょう。

単純接触効果3つの注意点

単純接触を恋愛で試してみる価値はあるものの、使い方を間違ってしまっては逆効果。ここからは単純接触効果の注意点をお伝えします。

(1)効果は最初の10回まで

単純接触効果は会う回数が重要ですが、効果があるのは最初の10回と言われています。10回以上は、接触行動を繰り返してもそれほど大きな変化が見られないことが実験結果に表れているのです。

必要以上に10回を意識すると緊張してしまいますが、なるべく単純接触は10回以内に抑え、好感度を上げることを目指しましょう。

(2)もともと印象が悪い場合は逆効果

もともとあなたの印象が悪かった場合、何度単純接触効果を試しても、効果はありません。むしろ、会えば会うほど印象が悪くなるケースもあります。嫌いな相手にしつこくされても、正直、より嫌いになり恐怖心を抱かれるだけです。恋愛心理学において単純接触効果とは、好きや嫌いという感情さえも発生していない時期に有効だと言えます。

(3)連絡や会話は必要最低限に

恋愛中は男女限らず、ついついあれもこれもと連絡したり、お喋りに夢中になってしまうこともあるかと思います。

しかし、忘れてはいけません。単純接触効果のテクニックを試している期間は、あなたはまだ彼とカップルになっていない時期です。彼女という関係でもないのに、一方的に連絡を入れすぎると、単純接触効果は逆効果。メールや電話も常識の範囲内で行うようにしましょう。

まとめ

単純接触効果を使った恋愛テクニックはいかがだったでしょうか?気になる人とは、10回を目安に、会う時間よりも回数を意識して接触すること。今回紹介した注意点を意識しながら、チャレンジしてください。この恋愛心理学は、見ず知らずの方とも近づけるチャンスを秘めています。ぜひ試してみてください。

あなたに素敵なご縁がありますように!

著者:西条美里さん

男と女の心理学専門家。東北・岩手県出身。アラサーで東京へ上京。その後、恋愛について約2年間学び、現在は「手に取るように男の心理が分かる男と女の心理専門家」として活動中。主にカウンセリングなどを行っている。

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