(1)「恋しい」と感じる瞬間
落ち込んだときには、誰かにそばにいて欲しいと誰もが思うもの。別れを経験したときや、仕事が上手くいかないときには、気持ちに寄り添って欲しくなります。
部屋に1人ぼっちでいるときなども、無性に人が恋しくなるでしょう。直前まで誰かと楽しく過ごしていた場合は、帰った時の静けさと孤独感の落差が大きくなりがちです。
(2)寂しさの意外な正体
季節の変わり目で日照時間が短くなると、体内のセロトニンが減少します。セロトニンは神経伝達物質で、精神の安定に大きく影響を与えています。
秋から冬にかけて、寒く暗い時期になるとネガティブになったり、不安になったりして心のバランスが崩れ、人恋しさに繋がるのです。
(3)恋しいという気持ちをなぜ感じるのか
人間は何らかのコミュニティに属しており、社会の中で生活しています。人と交流することで、自分がどんな役割を担っているのかという存在意義が見出せるのです。
人と接する機会が少なくなると、不安やストレスを感じたり、物足りなく思うこともあるでしょう。「もっと人と話したい」「一緒に過ごしたい」という気持ちが自然と募り、恋しい気持ちを感じるのです。