ちなみに髪の毛が傷むと思って自然乾燥にしている人もいるかもしれませんが、水分が残り雑菌が増殖してフケやかゆみの原因に……。髪や頭皮にとってはドライヤーで乾かした方がいいんです!
【下準備】髪を乾かす前に気をつけたい3つのポイント
- タオルドライで水気を取る
- コーミングで絡まりをほぐす
- アウトバストリートメントで髪を保護
お風呂を上がってから乾かすまでの間、しばらくタオルを頭に巻いて過ごしたり、すぐにドライヤーを使って乾かしたり。と、実際に乾かすまでそれぞれ違った過ごし方をしてますよね? 実は乾かす前の下準備をしておくと、乾かした後の仕上がりに大きな違いが出るんです。髪の毛は濡れているときとてもデリケートな状態です。ベストな仕上がりを目指して下準備もしっかりしておきましょう。
【1】タオルドライで水気を取る
ドライヤーで乾かす前にタオルで余分な水気を取っておくと、時間も短縮でき乾かしムラを減らせますよ。頭皮はタオルの上から手もみするように、髪の毛はタオルで包んで優しくポンポンとプレスするようにして水気を移しましょう。
【2】コーミングで絡まりをほぐす
髪の毛同士がくっついていたり束になっていると乾きにくくなります。まずは絡まっている髪の毛を手ぐしで優しくほぐしてから、目の粗いクシやブラシでとかしましょう。目の細かいタイプは髪の毛に負担をかけてしまうのでNGです。
【3】アウトバストリートメントで髪を保護
洗い流さないトリートメントで髪の毛をドライヤーの熱や摩擦から守りましょう。このとき、両手の手のひらを使ってムラなくつけるのがポイントです。
【基本】の髪の乾かし方をマスター
下準備のポイントもしっかり抑えたら、次は早速実践です! 長さや毛量や傷み具合によって乾くまでにかかる時間はそれぞれ違ってきますが、傷みにくくするために早く、乾かし残しがないように丁寧に乾かしていきましょう。また、髪の毛が長い人や多い人はクリップなどでブロッキングするとやりやすくなります。
《基本の乾かし方》
- 地肌全体を乾かす
- 根元から毛先に向かって乾かす
- 後頭部を乾かす
- 上から下へ風をあてて仕上げる
▼ステップ1.地肌全体を乾かす
髪の毛が密集して乾きにくい根元・えり足・耳上から順に乾かしていきます。ドライヤーを左右に振って熱を逃がしながら乾かすと、熱を分散して髪の毛の傷みを抑えてくれます。
▼ステップ2.根元から毛先に向かって乾かす
毛束をとり根元から毛先方向へ手ぐしで優しく引きながら、全体の8割ほど乾かしていきます。このときも、ドライヤーを左右に振りながら乾かすようにしましょう。
▼ステップ3.後頭部を乾かす
乾かし残しやムラが多くなりがちな後頭部もしっかり乾かしましょう。内側からも外側からもしっかり乾かすことで、髪の毛のおさまりがよくなり広がりやうねりを防止してくれます。
▼ステップ4.上から下へ風をあてて仕上げる
「弱温風」にしたドライヤーの風を、キューティクルの流れに沿うように上からあてつつ、手ぐしで下方向へ整えながら乾かします。仕上げに冷風をあて、髪に残った熱をす逃がせばツヤ感アップに繋がります。
「前髪」はどうやって乾かすの?
前髪は短いため乾きやすく割れやすいので、最初か仕上げの前に乾かすようにしましょう。まず生えグセと逆方向に風をあてたら、次は生えグセの方向に。と交互に3~4回繰り返しながら乾かします。
「くせ毛」の場合は?
基本的な乾かし方は同じですが、全体がある程度乾いたらブラシを使ってブローしながら乾かすようにしましょう。このときに、ブラシを軽く引っ張りながらブローするとうねりにくくなります。
【応用】キレイに乾かす3つのコツとは!?
- 根元から毛先に流しながら乾かす
- オイルはつけすぎない
- 乾かし残しをしない
髪の毛を乾かすという作業は毎日のことなのでついつい適当になりがちですが、基本の乾かし方でキレイに乾かせば髪のまとまりがよくなって翌朝のスタイリングが楽になるんです。とはいえ、基本の乾かし方だけではキレイに乾かせるか心配という人もいるかもしれません。そこで、簡単に実践できる乾かし方のコツを3つお教えします。今夜から早速ぜひ試してみて。
1.根元から毛先に流しながら乾かす
ドライヤーは上から下へ向かってあてましょう。下から上向きにあてると、キューティクルがめくれてしまい髪の毛が傷んだり不自然なボリュームが出てしまうので気をつけて。
2.オイルはつけすぎない
ドライヤーの熱や摩擦によるダメージを減らすためにミルクやオイルは必須ですが、つけすぎると乾きにくくなり、ドライヤーの時間が長くなってしまうので逆効果に。適度な量をつけるようにしましょう。
3.乾かし残しをしない
髪が濡れている状態はキューティクルが開きデリケートになっています。そのため枕のこすれなど少しの摩擦でも傷みやすくパサつきや枝毛の原因にも。きちんと乾かして健康な髪の毛を保ちましょう。
【髪の長さ】で乾かし方のポイントは違う
トレンドに敏感な女性ならヘアスタイルをこまめに変える人も多いかもしれませんが、スタイルや長さや毛量が違うのに同じ乾かし方でよいのでしょうか? ということで、ここでは髪の長さ別に乾かし方のポイントを伝授いたします。長さによって抑えるべきポイントは違ってくるので自分のスタイルと照らし合わせながら参考にしてみてください。
『ショート』はトップのボリュームを意識
ショートヘアのポイントはトップとえり足です。トップは毛束をつまみ上げながら根元部分に「弱温風」をあててくせづけします。乾いたら冷風をあて立ち上げた根元をキープして。えり足は手ぐしで首に沿うように抑えながら乾かせば浮きにくいですよ。
『ボブ』は毛先のハネを回避して
ボブヘアはのポイントはハネやすい毛先です。ドライヤーをあてながら、もう一方の手で内側から手ぐしを通し毛先が内側に向くように抜きながら乾かしましょう。毛先が内巻きになるよう軽く引っ張りながら乾かしてみて。
『ロング』はまとまり感を重視
ロングヘアは毛先のまとまりが重要。髪が長い分乾かすのに時間がかかってしまうと全体が乾きすぎてしまい毛先の広がりやパサつきの原因にも。それを避けるためにも、とくに密集していて時間のかかる後ろの根元は下を向いてお辞儀をした状態で乾かすようにしましょう。
【便利グッズ】でワンランク上の仕上がりを叶えて
毎日丁寧に乾かすのはもちろん大切なことですが、なかなか自分でうまく出来ないという人や、疲れていてコンディションがよくないときなど、大変に感じる人もいるのではないでしょうか? そこで、いつもの仕上がりをワンランクアップしてくれる便利グッズをご紹介します。基本の乾かし方やコツと合わせて、こちらも活用してみてください♪
速乾性に特化したヘアブラシ
タングルティーザー(TANGLE TEEZER)
パドルブラシ ハーフパドル/スタンダード
ドライヤーの熱を効率よく髪に伝えることで速乾性に特化した、ドライ専用のヘアブラシです。髪の毛がついたブラシはお手入れが面倒ですが、取り除きやすいように溝を設けているのも嬉しいポイントです。
時短が叶う吸水速乾タオル
carari(カラリ)
カラリプラス ヘアドライタオル(ブルー)
速乾性に優れたマイクロファイバーを使用しているため、綿素材に比べて給水量が大幅にUP。加えて、少し大きめのサイズ感で妙量が多い人やロングヘアでもムラなく吸水してくれます。また、グレードアップしたふわふわの触感も魅力のひとつです。
乾燥髪を保湿して潤すオイル
ダイアン パーフェクトビューティー(Diane PERFECT BEAUTY)
パーフェクト ヘアオイル
高い保水力と浸透力によって髪の毛のダメージ軽減と補修を可能に。しっとりさせながらもサラっとまとまるので、スタイリングの仕上げに使用すればツヤ感のあるつるんとした仕上がりに。