髪の毛全体を単色でカラーリングするのと違い、毛先だけ色を変えることでヘアスタイルに表情の変化を出せるのでとてもおしゃれな印象になります。
【毛先カラー】で印象をガラリと変化させちゃおう!
毛先カラーにはいくつか種類があり、それぞれに見え方や施術の方法も違ってきます。まずは毛先カラーとは一体どのようなカラーリングなのか? その特徴をご紹介します。また、ヘアカラーで傷んだ髪の毛におすすめのヘアケアコスメもあわせてご紹介。ぜひ参考にしてみてください。
毛先カラー<3種類>を紹介
- 裾カラー
- インナーカラー
- グラデーションカラー
【1】裾カラー
髪の毛の裾部分のみにカラーリングを施すことをいいます。色の境界線がはっきりと出るのでアクセントを加えることができ、グンと垢ぬけた印象になります。
【2】インナーカラー
表面ではなく内側の髪の毛にカラーリングをするので、髪の毛を下ろしているときよりは耳にかけたりアップにしたときの方が目立ちやすいのが特徴です。
【3】グラデーションカラー
根元から毛先にかけて色のトーンがグラデーションになっているヘアカラーのことで、裾カラーのように境界線がはっきりしていないので自然なトーンの変化が楽しめます。
毛先カラーの『いいところ』
- おしゃれに見える
- 楽できる
- チャレンジしやすい
▼メリット1 おしゃれに見える
下ろしているときもアレンジしたときも、髪の毛全体にニュアンスや立体感が生まれるのでワントーンで仕上げるよりもおしゃれ度が増して見えます。
▼メリット2 楽できる
せっかくヘアカラーをしても髪の毛が伸びてくると、生え際との色の差が気になってしまいます。でも毛先カラーなら生え際の地毛の色が気になりにくいので、マメに美容室で染めなおすのが面倒な人には嬉しいですね。
▼メリット3 チャレンジしやすい
派手な色をワントーンでカラーリングするのは抵抗があるという人は、根元をナチュラルな色味のままで毛先だけのカラーリングならチャレンジしやすいのではないでしょうか。きちんとした場など目立たせたくないときは、お団子にして毛先をしまい込んでしまえばOK。
毛先カラーのやり方
▼ブリーチあり・なし
はっきりした色や明るい色を入れたい場合は、ブリーチをした方がより理想的な色に近づけることが出来ます。逆に定番色や暗めのトーンであればブリーチをしなくても毛先カラーをすることが可能ですが、生え際と毛先の色の差が出にくくなります。
▼サロンでのオーダー方法と値段
【オーダー方法】
美容師さんに、「入れたい色」「入れたい範囲」「入れ方」を細かく伝えましょう。見本にしたいイメージ画像を見せると、より明確に伝わるのでよいと思います。
【値段】
大きく分けると上記の3点によって値段は大きく変わります。大きく分けると上記の3点によって値段は大きく変わります。
・ブリーチありなし
・ブリーチの回数
・髪の長さや色を入れる範囲
赤やピンクや青などはっきりした色味は、その色をしっかり出すためにブリーチをしてからカラーを入れます。そのため、ブリーチとカラーそれぞれに料金が発生してしまいます。また、裾カラーやインナーカラーなど部分的に色を入れる場合は全体カラーよりも安く設定しているお店も多いようです。
▼セルフでできる?
普段からセルフカラーをしている人であれば出来なくはないですが、あまりおすすめではありません。裾カラーやグラデーションカラーを綺麗に仕上げるには、やはりプロの技術が必要になります。また、現状の髪の毛の色により仕上がりの色が変わるのと、髪質によって染まりにくい、染まりやすいがあるので、プロに相談しながら美容院で染めてもらうのが一番です。
おすすめヘアケア『アミノ酸系シャンプー』
ヘアカラーやブリーチは髪にダメージを与えてしまうので、カラーリング後のヘアケアは必須です。また、せっかく入れた色が少しでも長持ちしてくれた方が嬉しいですよね。そんなときはアミノ酸系シャンプーがおすすめです。シャンプーをするときは温度が高すぎると髪のキューティクルがはがれてしまうので、38度くらいのぬるま湯で洗うとよいようです。
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【カラー別】黒髪×毛先カラー
清楚で上品なイメージの黒髪に個性的なカラーリングで抜け感を演出できる毛先カラー。毛先だけとはいえ色の種類も豊富なうえ、選ぶ色によって大きく印象はかなり変わります。そこで、まずは人気のある色のカラーイメージから見ていきましょう。
『ピンク』
2020年のトレンドカラーであるピンクは、黒髪のクールビューティーなイメージを和らげ優しくキュートな印象に仕上げてくれます。
『赤(レッド)』
赤は女性らしくエレガント印象に。はっきりとした濃い色なので、ワントーンで入れるよりも裾カラーのようにアクセントで入れるのもおすすめです。
『青(ブルー)』
ツヤと透明感が人気のブルーは落ち着いていてクールな印象を与えてくれます。ダークトーンでも重たく見えないので、トレンドの外はねカールにもピッタリ。
『紫(パープル)』
落ち着いた色味によって叶う大人っぽさと上品な色っぽさを兼ね備えた紫の魅力は何といってもツヤ感。また、紫は黄みを抑えてくれるので色落ちしたときの黄みが気になる人にもおすすめ。
『オレンジ』
オレンジは健康的な印象があるので、元気で若々しいイメージになります。肌の色にもなじみやすいので、チャレンジしやすい色味です。
『緑(グリーン)』
派手すぎずに印象的に見せてくれるのが緑です。透け感を与えてくれるので黒髪との相性もばっちり。重たくなりがちな裾に緑をオンすれば暗めのトーンも軽い印象に。
【ナチュラル派向け】派手すぎないおすすめ毛先カラー
派手な色はちょっと苦手という人におすすめしたいのが、 ブラウンベースやダークトーンでつくる毛先カラーです。見慣れた色でつくる毛先カラーなら肌なじみもよく、普段のコーディネートとも合わせやすくなるのでトライしやすいのではないでしょうか。派手すぎない毛先カラーで、大人のこなれ感をアップさせましょう。
インナーカラーでチラ見せ
初心者さんにおすすめしたいのが、明るめブラウンのインナーカラー。普段は耳回りの裾からチラッと覗く程度でも、耳にかけると一気に明るい表情に変わっておしゃれ度も高め。
スタンダードな色で裾カラー
境界線がはっきりしている裾カラーも、スタンダードなブラウンベースなら見慣れた色味で初めての毛先カラーでもすんなりとなじんでくれます。
スタンダードな色でグラデーション
グラデーションカラーは裾よりも高い位置から入れていくため明るい色だと目立ちやすいですが、落ち着いたブラウンでつくるグラデーションはより自然で大人っぽさとこなれ感を両立してくれます。
ダークトーンでグラデーション
ブラウンカラー以外でも派手すぎない毛先カラーはあります。こちらはトーンを抑えた赤系のグラデーションで、落ち着いた女性らしい雰囲気に仕上げてくれます。
【ヘアアレンジ】で毛先カラーをもっとおしゃれに!
毛先カラーは髪を下ろしているだけでも十分おしゃれに見えますが、ヘアレンジとの相性も抜群! そこで、おしゃれな人が実践している毛先カラーのヘアアレンジを集めました。
ボブ×ハーフアップ
裾のカラーと生え際のコントラストをしっかり見せたハーフアップ。街でよく見る切りっぱなしボブも、毛先カラーならワンランク上のヘアスタイルになれる。
ミディアム×ひとつ結び
低めの位置でつくったシンプルな一つ結びも、毛先カラーのアクセントになって一気にこなれた印象に。結び目にカラーリングした髪の毛を巻いているのもポイント。
ロング×編みおろし
トレンドの編みおろしも毛先のカラーがちょうどよいアクセントになって、それだけで周りと差をつけることができる。
ロング×ポニーテール
束感が可愛いポニーテールはビビッドなグラデーションカラーも映えて、力まずにおしゃなヘアスタイルが叶う。
ロング×シニヨン
おくれ毛と毛先カラーのコントラストでつくった印象的で華やかなシニヨンはウェディングなどのドレススタイルにもぴったり。