そもそもトップスインって着やせするの?
- 3首見せ
- 生地の厚さで決める「全部イン」「前だけイン」
- 視線をハズして「袖コンシャス」
はい、着やせします!
3つの法則 をきちんと守ってトップスインすれば、必ず着やせして見えます。法則から外れてしまうと、逆にウエストがもたついて太って見えてしまうことがあるので注意が必要です。また、ボトムスの形などにより、トップスを全部インした方がいい場合もあれば、前だけインした方がすっきりと見えることもあります。全体のバランスが大切 なんです。
トップスインで着やせの法則(1)3首見せ
着やせに重要なのは、首(デコルテ)、手首、足首の3首を見せる
こと。これは結構知られている着やせの法則です。トップスインの着やせは、なかでも 首元(デコルテ)
を見せることが大切です。
太って見えるNGコーデ
首元が詰まっていて、しかも手首や腕も隠れているとどうしても重たく見えてしまいます。白などの膨張色や、薄い暖色系のカラーはさらにぽっちゃり見えるので、できるだけ寒色か黒などの引き締めカラーのトップスで首元が見えるデザインを選びましょう。
正解お手本コーデ【デコルテ見せ】
▼アシンメトリーリブニット
ブルー系は膨張しにくいカラーなので細見せアイテムとしてオススメです。少しゆとりのあるストレートデニムにインしたニットは、アシンメトリーの大きくあいた首元がポイント。法則のとおり、すっきりと見せてくれています。リブニットは縦のラインが入っているので視覚的な細見え効果を発揮。
▼クルーネックリネンブラウス
ブラックのクルーネックブラウスをタイトスカートにインして。タイトのすっきりとしたシルエットのボトムスに厚手のニットをインするともたついてしまいますが、薄手のリネンブラウスならきまります。しっかりとメリハリができ、縦長のラインがスタイルアップしてくれています。
トップスインで着やせの法則(2)生地の厚さで決める「全部イン」「前だけイン」
トップスの生地の 素材や厚さ により、 「全部イン」 してすっきり見せるか、 「前だけイン」 してスタイリッシュに着こなすかが決まります。また、ウエストを高めに作ることで視線をあげて、上半身をコンパクトに見せてくれる効果が期待できます。細見えだけでなく、脚長にも見えるのでスタイルアップに欠かせないテクニックです。
もたつくNGコーデ
厚手のニットやデニムなどの固い生地のシャツを、タイトなシルエットのボトムスに全部インするのはNGです。ニットの前だけ(一部分だけ)インすることにより、もたつきを抑えてすっきりと細見えさせてくれます。
正解お手本コーデ【全部イン】
▼ブラックレースのノースリーブを「全部イン」
デコルテラインもきれいに見えるフェミニンな印象のブラックレースのノースリーブをベージュのロングスカートにイン。薄手の生地は全部インしてももたつかず、上半身をコンパクトに見せてくれます。高めにウエストをキープしてさらにスタイルアップ。
正解お手本コーデ【前だけイン】
▼ゆったりホワイトニットを「前だけイン」
ホワイトのゆったりシルエットのニットは生地も厚く、全部インするともたついてしまいます。ふんわりと前だけインすることで、もたつきを抑えて、スタイリッシュな雰囲気を作れます。それによりワイドパンツにスニーカーのカジュアルスタイルもクールな大人コーデにシフトチェンジ。
トップスインで着やせの法則(3)視線をハズして「袖コンシャス」
視線をウエストまわりからハズす というのも細見えテクニックのひとつです。大きめのハットやキャップで上に視線をハズしたり、旬の袖コンシャスブラウスで外側に視線をハズすことで、ウエストを意識させずに視覚的に細見えを狙えます。また、ウエストを太めのベルトなどでマークするのも 視線をハズす テクニックのひとつです。
太って見えるNGコーデ
ぴったりとしたシルエットのシンプルニットは体のラインを拾ってしまうだけでなく、上半身に視線が集中してしまうので、ぽっちゃりと見えてしまいます。同じ素材のニットやブラウスでも、袖にデザインがあれば華やかなだけでなく視線が外側にハズレて細見えが期待できます。
正解お手本コーデ【袖コンシャス】
▼ロマンティックなフリル袖ブラウス
ボリュームたっぷりの印象的なフリル袖ブラウスが主役のコーデ。ロマンティックなムードのブラウスは着やせの法則にぴったりマッチし、視線を外側にハズしてくれています。ウエストを編み上げた大人っぽいワイドパンツを合わせて上品な仕上がりに。
▼華やかフリル袖ブラウス
レディな雰囲気たっぷりのフリル袖のブラウスは、甘くなり過ぎないブラックをチョイス。袖が特徴的なデザインのため視線を外側にハズすことができるうえ、ブラウスをふわりとインすることで体型を拾わずに細見えが期待できます。ピンクのスカートに合わせて女性らしいキュートなスタイルが完成。
「春夏」はトップスインでスタイルUP!
着やせの「3つの法則」を知ったら、さっそく実際の 春夏スタイル を見ていきましょう。誰でも簡単にマネできるトップスインのコーデがいっぱいです♪
上品なパンツコーデ
▼サマーニットを前だけイン
それほど生地に厚みのないトップスでも、これだけゆったりしたシルエットだと全部インするともたついてしまうので危険です。前だけインすることで、すっきりと細見えするだけでなく、こなれたスタイリッシュな雰囲気に仕上がります。ボトムスもブラウン系の同系色でつなげることでさらにスタイリッシュに着地。
▼チュールブラウスで細見え
着やせ効果が期待できるブラック1色で作るオールブラックコーデ。チュールトップスをスカートにも見えるワイドパンツにふわりとインして。上下ともゆったりとしたシルエットのため、体型を拾わずに着られるのがうれしいところ。
大人かわいいスカートコーデ
▼ベレー帽とコルセットベルトで視線をハズして
Tシャツにベージュのコルセットスカートを合わせて。印象的なベレー帽やコルセットベルトが視線をうまくハズしてくれるので、視覚的な着やせ効果が期待できます。ブラック×ベージュのはっきりとした色のコントラストも引き締め効果あり。
▼チュールニットでスタイルアップ
チュールがドッキングされたニットは視線をハズしてくれるだけでなく、デコルテラインが美しく見えるので細見え期待の一着です。ボトムスをハイウエストぎみに着ることで、さらに脚長効果を追加しスタイルアップ。
「秋冬」はトップスインで美ボディライン!
秋冬は厚手の生地の洋服が多くなるうえ、コートやジャケットなどのアウターがあるので「春夏ほどは細見えを気にしていない」という方が多いかもしれません。
けれども、アウターを脱いだ姿も意外と見られているので油断大敵です。トップスインすることにより、アウターを羽織ってもすっきりとバランスよく見せてくれるコーデもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
シックなパンツコーデ
ベル袖がフェミニンな雰囲気の薄手のニットを全部インして。袖に特徴があるデザインと、引き締めカラーの黒を選んだことが細見えのポイント。グレンチェックのパンツを合わせてマニッシュな装いに。芸術の秋はこんなステキなコーデで美術館巡りはいかが?
▼ゆったりニットの前だけイン
ブラックのゆったりシルエットのニットをスタイリッシュに前だけインしたスタイル。秋冬になると生地が厚めのニットを着ることが多くなるので前だけインするテクニックが有効です。ブラック×ホワイトの配色がモダンで都会的な装いに。
ノーブルなスカート
▼袖ファーニットでスタイルアップ
デコルテまわりが広くあいた女性らしいニットは、袖にファーが施されロマンティックな雰囲気に。ベルトでしっかりとウエストをマークしているのと、袖のファーが着やせのポイント。上品なファーニットに、旬のトレンチスカートを合わせるとロマンティックが加速。
▼コクーンシルエットのアウターで細見え
チェックのロングタイトスカートにホワイトのタートルネックニットをインして。アウターにはコクーンタイプのショートジャケットをチョイス。ポイントはアウターのシルエット。後ろ側に丸みをおびて、ゆったりと腰まわりをおおうように作られているので、体型カバーをしてくれます。トップスをインしているので前側がコンパクトなのもバランスGOOD。
「デニムにトップスイン」で着やせコーデ
ここでは着やせの法則に従って作り上げたデニムコーデをご紹介いたします。誰でも必ず持っているデニムで、こなれたトップスインスタイルを楽しんでね♪
ブラウンの袖リボンブラウス
袖のリボンがキュートな袖コンシャスブラウスをデニムのワイドパンツにインしたスタイルです。ブラウスは薄手の生地なので全部インしてスッキリと着こなしています。ブラウンのブラウスに合わせて同系色の巾着型のバッグを添えた秋先取りの色味もステキ。
フリンジトップス×ハイウエストデニム
透ける袖が目を引くフリンジトップス。視線が袖やフリンジにハズれてくれるので、細見えが期待できます。それだけでなく、ハイウエストのデニムが上半身はコンパクトに、脚は長く見せてくれるスタイルアップコーデです。
ホワイトニットの前だけイン
秋冬スタイルのお手本がこちらのコーデ。キャップや、存在感のあるかごバッグが視線をハズしてくれるうえ、首まわりがあいているので鎖骨がキレイに見えるのも着やせのポイントです。法則どおりに厚手のニットは前だけインしてスッキリと着こなし、さらにアウターで後ろ側に丸いシルエットを作ることによりバランスがよくなります。