MA-1って?ブルゾンとの違いは?
そもそも「MA-1」と「ブルゾン」は何が違うのでしょう? 意外と知らない違いをここで解説。
MA-1とは
MA-1(エムエーワン)は、アメリカ軍が着ていたフライトジャケットを起源にもつ、ウエスト丈のジャケットのこと。袖にゆとりがあり、ナイロン生地で作られているのが特徴です。日本では1980年代に流行りましたが、近年再ブームが起きています。
ブルゾンとの違いは?
一方でブルゾンは、ゆったりした身頃をもち、ベルトやゴム、タックで裾を絞った丈の短い上着の総称。MA-1はブルゾンの一種です。
【セーター合わせ】でこの冬イチオシコーデ
カーキMA-1×赤ハイネックニット×デニムパンツ
カーキMA-1と赤ハイネックニットの秋カラーコーデ。デニムでカジュアルにまとめながらも、目を惹くダークレッドのリップやラフにまとめたお団子ヘアでこなれた印象に。洋服以外にも工夫を凝らして。
ブラウンMA-1×黒タートルニット×ブラウンロングスカート
腕部分に切り返しの入った、デザイン性の高いMA-1をシックに着こなし。黒のタートルニットとブラウンのコーデュロイスカートで、隙なくとことん辛口に。
ベージュMA-1×オールブラックコーデ
ゆったりシルエットのモードなオールブラックコーデに、ベージュMA-1で抜け感をメイク。あえて外すのがおしゃれ上級者のテクニック。ウエストマークでスタイルアップもお忘れなく。
【パーカー合わせ】であったかカジュアルコーデ
「パーカー×MA-1」は定番コーデですが、子どもっぽくなりがちで意外と難しい組み合わせ。ここでは、ちょっとの工夫で即大人カジュアルになる「パーカー×MA-1」コーデをご紹介!
ネイビーMA-1×グレーパーカー×ブラウンスカート
カジュアルなグレーパーカーは、スカートと合わせれば一気に女らしく。パンプスとライン入りソックスの組み合わせは、ベーシックカラーでまとめた落ち着きコーデに取り入れれば子どもっぽさを回避できます。
白MA-1×黒パーカー×小花柄スカート
黒パーカーと黒地の小花柄スカートで作った上品カジュアルコーデ。フェミニンな白のボアMA-1をONすれば、速攻大人カジュアルに。
カーキグレーMA-1×白パーカー×ニットパンツ
肉厚なカーキのMA-1でボーイズライクなコーデをメイク。トップスはオーバーサイズのパーカーでだぼっと仕上げつつ、ボトムスはニットパンツでほどよく締めてラインを意識。流行りのダッドスニーカーを履いたら、あっという間にこなれた雰囲気に。
「カーキ」を使ったコーデ
まずは定番色のカーキからご紹介! カーキMA-1はメンズライクでスポーティーなイメージが強く、カジュアルコーデに合う印象がありますが、実はレディなアイテムとの相性も抜群。フェミニンなスカートやワンピース、大人っぽいパンツと合わせて、異テイストMIXを楽しんで。
秋冬コーデ
▼カーキMA-1×黒インナー×ピンクスカート
女らしさたっぷりのピンクスカートをMA-1でハンサムに着こなしたコーデ。インナーと小物を黒で統一すれば、異なるテイストのアイテムもバランスよくまとめられます。プリーツスカートがコーデに奥行きを作って、こなれた印象に。
▼カーキMA-1×黒ニット×グレンチェックワイドパンツ
一枚で上品コーデが完成するグレンチェックのワイドパンツは、ツヤ感のあるカーキMA-1を羽織って親しみやすさをプラス。アウターとパンツの丈が長いので、インナーを黒でコンパクトにまとめてバランスを調整。ファーバッグでさりげなく大人の遊び心を加えて。
▼カーキMA-1×黒ニット×黒スキニー
黒ニット×黒スキニー×黒ブーツのオールブラックコーデに、カーキのMA-1を合わせた辛口スタイリング。タイトなシルエットのおかげで、オールブラックでも印象が重くなるのを回避。シャイニーカラーのバッグを持ってシンプルすぎない装いに。
▼カーキMA-1×ロゴスウェット×デニムパンツ
ロゴスウェット×デニムパンツのカジュアルコーデ。一見子どもっぽくなりがちですが、白を差し色にしたことで一気にこなれた印象に。スウェットのインナーやソックス、バッグに白を投入して爽やかさをプラス。
春コーデ
▼カーキMA-1×白ニット×デニムパンツ
カーキMA-1×デニムパンツ×スニーカーのカジュアルコーデは、クリアな白ニットを採用してグッと明るく上品な装いに。ショート丈アウターでトップスをコンパクトにまとめ、ハイウエストパンツで脚長効果を狙い、とことんスタイルアップ。深めのVネックでデコルテ見せして女っぽさを演出するとGOOD。
▼カーキMA-1×白インナー×白プリーツスカート
大きめサイズのMA-1をフェミニンコーデに羽織って引き算した、今っぽいスタイリング。足元をスニーカーにすればバランスよくまとまる。薄い色のMA-1ならフェミニンなアイテムとも合わせやすいので、初心者さんはまず薄い色からチャレンジしてみて。
「黒」を使ったコーデ
黒MA-1はそれだけでコーデをハンサムな表情に変えてくれる優秀アイテム。カーキよりもカジュアル感が薄いため、普段フェミニンやきれいめコーデの多い人が、初めてのMA-1に挑戦するときにぴったりです!
秋冬コーデ
▼黒MA-1×白インナー×黒ワイドパンツ
カジュアルなモノトーンコーデを黒多めでまとめて、メンズライクなスタイリングに。ベージュを差し色にして、こなれ感を演出。オーバーサイズのMA-1とワイドパンツで華奢見せを狙って。
▼黒MA-1×黒オールインワン
ワンカラーコーデは異素材で奥行きを作って。ツヤ感のあるMA-1×ニットソー素材のオールインワンにスニーカーを合わせて、同じ黒でも違う表情のオールブラックコーデを演出。深いパープルのボディバッグがさりげない差し色になり、コーデを引き締め。
▼黒MA-1×オレンジニット×白プリーツスカート
オレンジニットと白プリーツスカートのかわいらしい組み合わせに、黒MA-1をONした挑戦的な着こなし。色がケンカするのでは……と思う色合わせでも、意外にもしっくりとマッチ。ゴツめブーツで、ほんのりミリタリーテイストに。
春コーデ
▼黒MA-1×ボーダーTシャツ×白ワイドパンツ
モノトーンコーデは白の分量を多めに仕上げれば清涼感たっぷりの装いに。子どもっぽい印象になりがちなボーダーは、ラインの細いものをチョイスすれば大人なスタイリングに。ワイドパンツのオフホワイトがこなれ感を演出。
▼黒MA-1×黒レースインナー×キャメルワンピース
黒×キャメルのシックな配色のスタイリングにレースをレイヤードして、女っぽさと軽やかさを演出したレディな装い。足元にシャイニーカラーのパンプスをセレクトしてクラス感を漂わせつつ、MA-1でデイリーコーデにまとめたい。
「ネイビー」を使ったコーデ
ネイビーMA-1は、カジュアルな雰囲気もありつつ上品にコーデをまとめられる、大人カジュアルにはもってこいのアイテム。他の人とは違う色を着たい人にもおすすめです。どんな色にも合わせやすいので、コーデの幅が広がります。
秋冬コーデ
▼ネイビーMA-1×白インナー×デニムパンツ
シンプルなスタイリングのときは小物でまわりと差をつけて。バルーンスリーブのニットでふんわりシルエットを作りながら、ネイビーMA-1で着ぶくれは回避。バッグからファーをのぞかせて大人の遊び心をプラス。
▼ネイビーMA-1×グレーニット×黒スカート
オーバーサイズのネイビーMA-1で上にボリュームを作りながらも、すとんとしたシルエットのスカートを合わせてスタイルUPを狙いたい。絶妙な肌見せで、スニーカー×ソックスの組み合わせもおしゃれに。
春コーデ
▼ネイビーMA-1×赤ワンピース
一見合わせにくそうな赤のワンピースでも、ネイビーMA-1を合わせれば、カジュアルな雰囲気はしっかり残しつつも大人な装いに昇華。ショート丈のMA-1が好バランス。白のスニーカーでコーデに清涼感をひとさじ。
▼ネイビーMA-1×シャツワンピース
シックな色合いのワンピースなら、お目立ち柄でも落ち着いた雰囲気に。ネイビーMA-1を合わせることで、さらにこなれ感を引き立てて。腕のゴールドアクセサリーが、コーデをグッと大人顔に仕上げてくれます。
「白」を使ったコーデ
白MA-1は清涼感たっぷりで、カジュアルなデザインながらもレディコーデにぴったりなアイテム! パンツと合わせて爽やかなハンサムスタイルに仕上げてもよし、スカートと合わせて上品なデイリースタイルに仕上げてもよし。
秋冬コーデ
▼白MA-1×黒ニット×グリーンスカート
女っぽさあふれるミントグリーンのプリーツスカートは、白MA-1と合わせて親しみのある上品なスタイリングに仕上げて。ニットとブーツに黒を投入してスカートを黒で挟めば、簡単にコーデがまとまります。
春コーデ
▼白MA-1×ボーダーTシャツ×カーキパンツ
ボーダーTシャツ×カーキチノパンの組み合わせに、MA-1で白を大胆に取り入れて一気に爽やかに。MA-1の肩掛けやパンツのロールアップでこなれ感をしっかり演出すると◎。黒のヒールを合わせれば即大人なスタイリングに。
その他の色を使ったコーデ
ここまでベーシックカラーのMA-1をご紹介してきましたが、おしゃれ上級者さんはぜひ「カラーMA-1」にもチャレンジしてみてください! カジュアルながらも崩しすぎないMA-1は、カラーでもさまざまなコーデに合わせやすい優秀アイテムです。
秋冬コーデ
▼グレーMA-1×黒インナー×黒パンツ
ライトグレーのMA-1は一枚羽織るだけで、きめすぎずコーデを格上げしてくれる。デニムもインディゴブルーをチョイスすれば大人な表情に。オレンジのバッグでコーデに差し色を。
春コーデ
▼イエローMA-1×白インナー×デニムパンツ
イエローMA-1とウォッシュデニムパンツの薄色同士組み合わせて、とことんカジュアルに。カジュアルな配色かつダメージデニムにもかかわらず色っぽいのは、深く開いたUネックとベージュのパンプスのおかげ。親しみのある女っぽカジュアルコーデを楽しんで。
▼ピンクMA-1×グレーインナー×黒パンツ
キュートなピンクMA-1は、ワイドデニムでカジュアルに着崩して。キャップやトートバッグでラフさを出しながらも、かわいさも忘れない青文字系コーデ。
要チェック! 【おすすめブランド】
「アングリッド(Ungrid)」
「アングリッド」のMA-1は、だぼっと感がキュートなビッグシルエットスタイル。しっかり着崩したいカジュアルコーデにはもちろん、フェミニンな装いにもちゃんとマッチする多様性バツグンな一枚。
「ジャーナルスタンダード レリューム(JOURNAL STANDARD relume)」
「ジャーナルスタンダード レリューム」のMA-1は、ジャストサイズなコンパクトタイプ。とくにグレーは、大人女子のきれいめカジュアルにもぴったり。
「ページボーイ(PAGEBOY)」
「ページボーイ」のMA-1は、テラッと光るマットな光沢が印象的。ビッグシルエットながらも着ぶくれ感がなく、着こなしの幅も広がりそう。
「エトレトウキョウ(ETRE TOKYO)」
「エトレトウキョウ」のMA-1は、ドロップショルダーで女性らしいシルエットをメイクしてくれる一着。サイドに施されたファスナーが、スタイルアップの秘訣。
【洗濯方法】をおさえて長く着まわす
着回しのきくMA-1は、たくさん着るので汚れも気になるところ。形が命のアウターは、何としても型崩れから守りたい。ここでは、MA-1の基本的な洗濯方法をご紹介します。
洗濯表示を見る
なにはともあれ、まずは洗濯表示をチェック。素材や生産地によって洗濯方法が異なるケースがあるので、ブランドが提示する洗濯表示に従って洗いましょう。
気になる汚れを前洗い
襟元や袖口の黄ばみや黒ずみ、食べこぼしなどのシミは洗濯前に部分洗い。
黄ばみ・黒ずみにはおしゃれ着洗剤をつけ、叩き出すようにしてあげると汚れが落ちやすくなります。
食べ物のシミを部分洗いする場合、歯ブラシなどでかき出すのが有効ですが、衣服が傷つかないように加減をしながら行うのが重要です。
【洗濯機】の場合
前洗い後、洗濯機で本洗いをする場合は型崩れ防止のため、洗濯ネットに入れましょう 。大きめサイズの洗濯ネットに、「ファスナーを閉じ」て「きちんとたたんで」IN。
【手洗い】の場合
手洗いの場合には、おしゃれ着用洗剤に記載された濃度の洗浄液で、押し洗いとつかみ洗いをしましょう。30~40回程度押し洗いをしたら、襟元や袖口のリブ部分をぎゅっぎゅと掴み洗い。
汚れの落ち具合を確認しながら、洗浄液から上げて洗濯ネットに入れ、30秒ほど脱水をかけます。
脱水後のMA-1をきれいな水に入れ、再び押し洗いとつかみ洗いをし、洗濯ネットに入れ30秒脱水、を2度繰り返します。
手早く陰干し
濡れたまま放置するのは衣服にとってダメージ大。脱水後は手早く干しましょう。色褪せを防ぐために陰干しするのがおすすめ。