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人間関係

性格は顔に出るって本当?顔つきや表情で印象を変えるには

2019/05/18

数年前『性格は顔に出る』から始まる格言がツイッター上で話題となりました。たびたび耳にするこの格言ですが、真偽のほどはどうなのでしょうか。今回は性格は顔に出るといわれる理由や顔つきが良くなる方法などを紹介します。

性格は顔に出るって本当?

外見より中身が大事と思っている人は多いでしょう。しかし、人は初対面の相手を無意識に視覚的な情報で性格まで推測しまうことがあります。

また、「性格は顔に出る」という格言もあり、誰しも顔で性格を判断された経験があるはずです。 この性格は顔に出る、という考え方ははたして正しいのでしょうか。

否定派・肯定派と意見はさまざま

昔から性格は顔に出ると言われていますが、これには根拠はありません。そのため、さまざまな意見があり否定派と肯定派に分かれるようです。

特に女性の場合、性格が悪い美人は性格ブスと蔑まされる傾向があります。こうした人物に出会った経験がある人が多いことから、1/3程度の女性は否定的な考えです。

ただし、前提としてこの格言は「顔にはその人の内面がにじみ出る」といった意味で顔立ちの整い方や美しさとは関係がありません。

たしかに笑顔の多い人には親しみやすい雰囲気や表情が顔から見てとれますし、暗い表情や険しい顔つきの人には取っ付きにくい印象を抱きがちです。

性格は顔に出るといわれる理由

紹介した格言に納得してしまう理由や性格は顔に出るといわれる理由にはどのようなことがあるのでしょうか。

本心は表情に表れる

言葉でどんなに繕っても本心は表情に表れるものです。にこやかでも目が笑っていない人、神妙に聞いていても目が泳いでいる人などはわかりやすい例といえます。

ほかにも子どもをよく叱っていても信頼関係が揺らがない親なども、本心にある愛情が表情に表れているのかもしれません。

よく使う表情筋が顔に定着する

初対面の人の前でどれだけにこにこして見せても、普段怒りっぽいタイプや悲観的なタイプは何となくわかるものです。

これは、その人がまとう雰囲気のせいもありますが、顔の表情筋の特性でもあります。手足の筋肉と同じように顔にある表情筋もよく使われるものが発達し、顔に定着します。

そのため、特に笑っていなくても口角が上がっている人や目じりが下がっている人は朗らかな顔つきをしています。

反対に眉間に縦じわが刻まれている人や、口角が下がっている人は厳しく気むずかしそうな表情で過ごす時間が長いといえるでしょう。

ただし、生まれもった顔立ちや肌質にも関係するので一概には言いきれません。どういった顔つきだと第一印象で不利になるのでしょうか?

性格が悪いと思われてしまう顔つき

『性格は顔に出る』説が浸透する現在、本当は優しい性格の人でも、顔つきで悪い印象を持たれる可能性があります。

外見だけで性格が悪いと思われてしまいがちな顔の特徴を見ていきましょう。

目つきが悪い・目がつり上がっている

目つきが鋭く悪かったり目の形自体がつり上がっていたりする人は性格が悪いように思われてしまいがちです。

視力のせいだったり、もともとの顔立ちのせいだったりすることもありますが、目の印象が鋭いと怖い印象を人に与えてしまうでしょう。

また、目つきが悪いと疑り深く人を見下すような性格だと思われがちです。 もともと吊り目の顔立ちの人もいますが、実際心に余裕がない時は目が吊りあがりがちになります。怒りっぽかったり、あら探しをしたりするような印象に取られてしまいやすいでしょう。

眉間のシワが目立つ

悩んでいる時や怒っている時は眉間にシワが寄るものです。そのため、普段から眉間のシワが深く目立つ人は、内面もネガティブで何かに怒っている印象を持たれます。

気軽に話しかけられないような疲れた印象やイライラしがちな性格だと思われることも多いです。

ただし、鼻梁の高い人や屋外でのスポーツをする人は眉間にシワができやすいものです。気にして悩むと一層深くなるシワなので考えすぎに注意しましょう。

口角が下がり気味

口角が下がり気味の人は、本心は違っても不満があるように思われがちです。怒っている時や悲しんでいる時に使う顔文字の中には、目は普通でも口角が下がっているものがありますよね。

それだけでネガティブな感情を伝えられるほど、口角の上がり・下がりは感情をわかりやすく表すことができるパーツなのです。

上唇が厚いため口角が下がり気味なだけの人も、むすっとした印象を与えがちだと自覚しておくと良いかもしれません。

顔と性格にギャップがある人も多い

ただし、性格が悪そうに見える顔のパーツがあっても本当に性格が悪いとは限りません。生まれもった顔立ちや笑い方や寝方、視力の問題などで、「そういう風に見える場合がある」だけのことです。

顔と性格にギャップがある人も多く、『ギャップ萌え』という言葉も浸透しています。

「厳しそうに見えて実は優しい人だった」「いつも不満げに見えるけど、とても頑張り屋だった」などのギャップが人を魅了することも多々あります。

しかし、性格は顔に出るといわれる限り、こうしたギャップを埋めるため、または初対面で性格を決めつけられないためにも印象が良くなる顔立ちを目指したいものです。

性格が良いと思われる顔つきになるには

生まれもった顔立ちや顔に出てしまうほどの性格を変えるのは簡単なことではありません。

しかし、性格が良さそうと思われる印象や顔つきになるために今日からできることがあります。

いつでも笑顔を意識しよう

印象や顔つきをよくする最善の方法は、いつでも笑顔でいることです。

ある大学の研究では「良い人そうだと思う人はどんな人か」との質問に35%以上の人が「笑顔の人」と回答しています。

ニコニコしているだけで顔立ちや美醜は関係なく、1/3以上の人が良い印象を持つのです。

また、笑顔の時は目尻が下がり、口角が上がります。中には大笑いをすると眉間にしわが寄る少数派の人もいますが、微笑んでいる時はたいてい眉間が開くものです。

いつでも笑顔を意識することはシンプルでありながら、やってみるとなかなかむずかしいでしょう。しかし、意識するだけで確実に印象や顔つきが変わります。

悲しい時やイライラする時でも「いつでも笑顔」と自分に言い聞かせられると外見だけでなく内面も良い方向に変わりそうですね。

メイク次第で印象が変わるかも

女性は、メイク次第で印象を変えることもできます。

人相学の観点から見ると、眉毛が太くタレ目、唇が厚めの人は、情が厚く優しい印象を持たれるそうです。

ほかにも眉間を広く開ける、おでこは前髪で隠さずメイクで少し光らせる、なども気軽に話しかけやすい印象になります。

新しい人間関係に飛び込む時や、仲良くなりたい人がいる時はぜひ試してくださいね。

まとめ

昔からたびたび耳にし、数年前には画像がツイッター上で拡散された『性格は顔に出る』という格言には根拠はありません。

性格と顔にギャップがある人も多く存在するため、偏見を持ったり固執したりするのは自分の人間関係を狭めてしまうことになり注意が必要です。

ただし、普段から使う表情筋が顔つきを作る大きな要素のため、あながち全く間違っているともいえません。

また、顔は第一印象でこんな性格ではないかと推測される材料になることは自覚しておくとよいでしょう。

性格が良さそうな印象を持ってもらうためにも、いつも笑顔を意識できるとよいですね。

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