そもそもパーソナルカラーとは?
パーソナルカラーとは、人間の生まれ持った肌色・瞳の色・髪色を基準にした個々に似合うカラーのこと。イエローベースの「スプリング」と「オータム」、ブルーベースの「サマー」と「ウィンター」の4シーズンタイプに分けるのが一般的です。自分に合ったパーソナルカラーを意識してファッションに取り入れることで、個性が引き立つおしゃれな着こなしが可能に。
パーソナルカラー「オータムタイプ」に似合う色は?
【オータムカラー】がよく似合う「オータムタイプ」さん。肌は黄みがかったベージュ系で、瞳・髪色はソフトブラック~ブラウンのやわらかな色合いが特徴。ナチュラルな大人の雰囲気をもつ「オータムタイプ」さんには、 紅葉のオレンジや栗のブラウン、いちょうのイエロー 、深みのあるアースカラーなど、秋らしくシックなカラーが似合います。そんな秋を連想させる【オータムカラー】を使った着こなしのポイントを5つに分けてご紹介!
【POINT1】こっくりとしたオータムカラーを選ぶ
「オータムタイプ」は、茶系やくすみカラーが大得意。コーデのベースにベージュやキャメル、ブラウンなどの落ち着いた色味を選ぶと、肌なじみが◎。逆に、ビビッドカラーやパステルカラー、青みが強く淡いカラーはNG! 肌の色になじまないため、さえない印象に。
ベージュなら落ち着いた印象に
▼ベージュのワンピースを主役に女性らしく
落ち着いた印象のベージュ。おしゃれカラーとして人気も高く、手持ちのアイテムと合わせやすいのもうれしい。女性らしくやさしい雰囲気を醸し出してくれるので、ワンピースやスカートなどで取り入れるのがおすすめ。
▼ノルディックセーターをベージュのワントーンで大人の雰囲気に
ほっこりとした印象のノルディックセーターにボアコートをON。ワントーンコーデは、ニットとボアの異素材合わせで単調さを回避するのが成功の鍵。黒のボトムスでコーデをシャープに引き締めて。
ブラウンならシックに
▼フレアーノースリーブブラウスをカッコよく
シックな印象のブラウンは、オータムカラーのスタイリングに欠かせないベーシックカラー。親しみやすい色味なので、コーデに悩んだときはブラウンを基準に考えてみて。黒よりも重たくならず、締め色として使えるのも優秀ポイント。
▼ニットセットアップをスニーカーでカジュアルコーデに
ニットのセットアップに、オータムカラーのブラウンを選び、大人っぽさをキープ。同じくブラウンでそろえたスニーカーでカジュアルダウンしたら、ワントーンコーデが完成。ダークなパイソン柄のショルダーバッグで華やぎを添えて。
オレンジ色ならアクティブに
▼アシンメトリーTシャツ×マキシスカートのこっくりカラーコーデ
Tシャツ×マキシスカートの飾り過ぎない組み合わせ。大人っぽいシンプルなスタイリングでも、オータムカラー同士ならおしゃれムード全開に。決めすぎていないこなれたヘアアレンジも、イメージUPの大きなポイント。
▼シャツ×ドロストプリーツパンツでリラックスコーデ
ソフトなオレンジのシャツは、ベージュのドロストパンツを合わせて、ゆるく仕上げて。深みのあるアースカラーコーデに、オレンジ×黒のバイカラーのトートバッグを添えれば、スタイリッシュな装いが加速。
マスタードイエローなら一目置かれる
▼マスタード×カーキでまわりと差別化
深みのあるマスタードイエローは、パッと目を惹く明るい色味ながら肌なじみがよく、他アイテムとも合わせやすい優れもの。まわりと差をつけたいおしゃれ女子なら押さえておきたいカラー。
▼こっくりカラーにはホワイト小物で抜け感
こっくりとした色同士の組合わせが似合うオータムタイプさんは、コーデが重たく見えてしまいがち。そんなときは、オフホワイトの小物を使って、抜け感を出すのがおすすめ。その際も、マットな小物を合わせることは忘れずに!
カーキなら即おしゃれ見え
▼コーデュロのイオーバーシャツでこなれ感アップ
近頃、大人女子から人気を集めているカーキ。一点投入するだけでこなれた印象になるので、活躍する場面が多い色みのひとつ。抜け感のある旬アイテムで取り入れれば、イメージUPを狙える。
▼ミリタリージャケットをフラワープリントワンピースで甘辛バランス調整
カーキといえばミリタリージャケット。フラワープリントワンピースを合わせても、深みのあるオータムカラーのおかげで、着こなしが甘くなりすぎない。スポーティーテイストの黒小物でまとめれば、カジュアルながらも落ち着いた雰囲気に。
【POINT2】オータムカラーのシックなイメージを活かす
オータムカラーは「大人っぽい」「落ち着いた」「クラシック」などの印象を与えるのにぴったりなカラー。嫌味のない女性らしさを醸し出せる優秀な色みでもあるので、大人女子なら使いこなせるようになりたいところ。そんなイメージを活かした着こなし方をご紹介します。
深い色同士で組み合わせればシックな装いに
全体的に深い色みがメインのオータムカラーは、大人っぽい雰囲気を漂わせたいときに最適。オータムカラー同士を合わせれば、穏やかな品のあるスタイリングが即完成。
ダークトーンのスタイリングは失敗知らず!
オータムカラーに苦手意識がある人は、ダークトーンコーデから試すのが正解。カジュアルになりがちなブラウンパンツを品よく仕上げるため、大人の落ち着きを醸し出すチャコールグレーをトップスに。ハイウエストで着こなし、脚長効果を狙って。
大きめの柄物が得意
▼チェック柄でクラシカルに
クラシックムードを漂わせたいなら、あたたかみのある大柄のチェックを選んでみて。ひかえめな色同士の柄で、親しみやすい印象に仕上げるのがコツ。黒の小物でまとめれば、コーデに重厚感が出てオータムカラーと好相性に。
▼レオパード柄は茶系でなじませれば失敗しらず
おしゃれな大人女子の間で話題のレオパード柄も、オータムカラーと好相性。一見、派手なイメージがある柄だけれど、茶系と合わせれば失敗知らず! まずは、ボトムスからTRYしてみて。
【POINT3】オータムカラーはワントーンコーデが味方になる
「オータムタイプ」は、黄みや深みのある、あたたかな色みのワントーンコーデが得意。多色使いはにぎやかに見え、イメージに合わず落ち着かない印象に。スタイリング方法もそれに習って、ワンカラーやワントーンコーデに仕上げます。
ブラウンのワントーンコーデで上級者見え
オータムカラーのなかでも、ベーシックで組み合わせやすいブラウンのワントーンコーデ。小物まで色味を統一すると上級者見え。一見、カジュアルになりそうな色使いだけれど、ブラウンカラーのトーンに差をつけることでメリハリのある装いに。
ベージュからキャメルのグラデーションコーデ
知的で女性らしいイメージのキャメルも、活躍の場面が多いオータムカラーのひとつ。ベージュのボトムスと合わせたら、グラデーションコーデが即完成。ベージュでまとめた小物で統一感を出し、カジュアルながらもこなれた雰囲気に。
初心者さんは深い色のワンピースコーデ!
「ワントーンコーデは、やっぱり難しく感じてしまう……」というおしゃれ初心者さんは、自分好みのオータムカラーのワンピースやオールインワンでワンカラーコーデにTRYしてみて。こっくりカラーまたは深みのあるアースカラーを取り入れれば、おしゃれなオータムカラーのスタイリングが瞬時に完成。
【POINT4】マットな質感はオータムカラーと相性抜群
深みのあるこっくりとしたオータムカラーは、ツヤが目立つ光沢素材のアイテムとはミスマッチ。マットな質感のものや、飾りすぎないナチュラルな印象のアイテムを選ぶと好相性に。ぜひスタイリングに活かしてみて。
マットな素材をふんだんに使ったテクニックスタイル
トレンドのリネン素材パンツは、オータムカラーらしいブラウンのブラウスと合わせて大人な雰囲気に。濃紺でそろえたスウェードパンプスや、レザーバッグなど、オータムカラーを使いこなすテクニックがふんだんに詰まった抜群スタイリング。
本領発揮する秋冬に使いたいリッチなムートンコート
光沢のない質感がベストマッチなオータムカラー。存在感のあるファーコートは、オータムカラーが本領発揮する秋冬に使いたい重要アイテム。カジュアルな印象が強く出てしまうので、中に着るスタイリングはシンプルなニット×パンツコーデが◎。
デニム素材はインディゴカラーを選んで
深くて濃いインディゴデニム素材は、オータムカラーのスタイリングにぴったり。ただし、ラフな薄色デニムではなく、深みのあるインディゴカラーを選ぶのがポイント。カジュアルな雰囲気のなかにも清潔感を忘れずに。
【POINT5】大ぶりなアクセサリーを投入
アクセサリーを多く着けすぎると「オータムタイプ」の落ち着いたイメージに反してミスマッチ。大ぶりなアクセサリーを投入することで、リッチな雰囲気を醸し出して。
マットなゴールドアクセを身に着けて
ショートトレンチも、深みのあるベージュなら「オータムタイプ」にピッタリ。大ぶりのアンティークゴールドのイヤリングでなじませたら、「オータムタイプ」のシックなイメージが加速。
アクセントになるブラウンのウッドバングル
ナチュラルな質感が独特なウッドバングルは、オータムカラーと違和感なくなじむアイテムのひとつ。太めのものを選ぶことで、コーデにアクセントが加わり、腕の細見え効果も狙える。
トレンドのスカーフ使いをワンポイントに
レトロシックに仕上げてくれるスカーフ。春夏はTシャツやノースリーブのワンポイントに、秋冬はニットやコートのアクセントに。どんな印象のコーデにも活用できるテクニックなので、オータムカラーのスタイリングにもプラスしてみて。
「オータムカラーのグレー」とは?
「オータムタイプ」にはグレーは似合わない…… とあきらめている方も多いのでは?! でも実は、オータムカラーのなかにもグレーはあるんです!黄色が混じったようなニュアンスのある、ウォームグレーを選びましょう。
ロングコートで大人女子の品格漂う
淡いグレーだと寂しげな印象になってしまうのが「オータムタイプ」。黄みが混じったような、あたたかみのあるグレーが似合います。その場合も色数は増やさず、ダークな色みでコーデするのが、ドラマチックに仕上げるコツ。
「オータムカラーのネイビー」とは?
「オータムタイプ」はイエローベースというだけあって、青みを苦手とするタイプ。でも、黄みを含んだあたたかみのあるネイビーを選べば、着こなすことが可能です。2020年春夏のトレンドカラーはクラシックネイビー。まさにオータムカラーです。
ラッフルワンピースで知的な大人の雰囲気に
女性らしいジャージ素材のラッフルネックワンピース。黄みを含んだネイビーを選べば、肌色と調和してクラシカルなムードに。オータムタイプなら地味にならず、知的でさりげない雰囲気が引き立ちます。
オータムタイプが「黒」を着こなすポイントとは?
誰もが持っているベーシックカラーの黒は、パーソナルカラー「ウインター」タイプが得意とする色。「オータムタイプ」は得意ではありませんが、ポイントさえしっかり押さえれば、素敵に着なすことは可能です。
黒トップスはオータムカラーストールでカバー
パーソナルカラーは顔映りが影響するので、苦手な黒を着るときは得意な色のストールやスカーフを顔まわりにもってきて。色数を増やさず、マットな質感でコーデすれば、全体の調和が取れてGOOD。
黒は顔まわりを避けてボトムスに採用
苦手な色は顔から離すという方法があります。顔まわりをオータムカラーでまとめて、ボトムスに黒を採用。足元も黒で統一感を出すのがおすすめです。単調にならないよう、レオパード柄のバッグで大人の品格を出して。
黒を取り入れるならマットなレザーアイテムを
万能な小物として使われることが多いブラックアイテム。もちろんオータムカラーのスタイリングと合わせても好相性ですが、光沢感が強いエナメルはNG! マットなレザーを選ぶのが、失敗しないコツ。
《おまけ》オータムタイプの芸能人は?
安室奈美恵さん、北川景子さん、吉高由里子さんなどが、パーソナルカラーオータムと言われています。