プレッピースタイルとは?
元々はメンズのファッションとして流行していましたが、今ではレディースにも広く浸透し、雑誌にもよく登場するスタイルです。上品で質のよいアイテムをあえて着崩したり、トラッドな着こなしにカジュアルなアイテムを投入したりといった、今でも通用するテクニックが満載。
80年代に映画や雑誌などで流行ったプレッピースタイル
80年代のトレンドとなったプレッピースタイルは、アメリカの有名私立高校に通う学生たちのファッションのこと。カッチリとした上品な服をあえて着崩してラフに仕上げた、やんちゃっぽさのあるスタイルです。
「アイビースタイル」とは何が違うの?
アイビースタイルは、50年代にアメリカの私立大学8校(アイビーリーグ)の学生たちの間で流行し、60年代に日本でも流行したファッションのこと。紺ブレなどのトラッドな着こなしが特徴。プレッピースタイルは、アイビースタイルを謳歌した世代の子どもたちの世代のファッションといえるでしょう。
プレッピースタイルで押さえたい『基本アイテム』
プレッピースタイルを作るにはさまざまなアイテムがありますが、必須ともいえる《基本アイテム》をご紹介します。すべて組み合わせるよりも1~2種類だけ取り入れる方がプレッピー感が出ます。
《ジャケット》
スリムなネイビーのジャケットは、ぴったりしすぎないインナーを合わせてラフに。かごバッグで抜け感もプラスされたスタイル。
《チェック柄》
ブラウンチェックのセットアップは上品な雰囲気。インナーはロゴTでカジュアルダウンして。メンズライクなコーデには小さめバッグを合わせると女性らしくなります。
《ボウタイシャツ》
フェミニンかつ80年代風ムードを一気に演出できるボウタイシャツ。甘いイメージが強いですが、パンツと合わせてバランスを取ると◎。ベレー帽やサングラスなどの小物合わせでモードさをプラスすると、GOODバランス。
《ベスト》
スクールコーデの必需品であるベスト。プレッピースタイルに取り入れるなら、大きめサイズを選び、ゆるシルエットのパンツと合わせて着崩してみましょう。レザーのミニバッグを添えれば、上品さも漂う装いに。
《スニーカー》
きちんと感のあるコートや、大人の女性らしさを醸し出せるベージュのタートルネックは、あえてスニーカーで着崩すのがプレッピー流。白と黒のバイカラーの厚底スニーカーなら、コーデのアクセントにもなってGOOD。
プレッピースタイルを今どきに着こなす
高校生風のプレッピースタイルを今っぽく着こなすポイントは、カジュアル感とレディ感をともにバランスよく取り入れること。定番アイテムと組み合わせれば、一気にトレンド感のあるスタイルに格上げできます。
デニムでカジュアルダウン
品のある大人なスタイリングに仕上がるジャケットには、ストレートのデニムを合わせるとほどよいカジュアル感に。小物はネイビーを選ぶと、よりシックなスタイルが完成。
インナーに白T
ハンサムなブラックのジャケットに合わせるTシャツは、Vネックがイチ押し。スキニーデニムを合わせれば縦のラインが強調され、スタイルアップ効果も狙える。
パンプスで大人に
きちんと感のある金ボタンジャケットは、パイソン柄のパンプスで辛口要素をプラス。ジャケットとパンプスでカッチリとした印象をメイクしたら、白Tシャツとデニムでカジュアルダウンさせて。
春夏は白Tシャツなどで爽やかな着こなしに
誰もが一枚は持っているアイテムで完成する、今どきのプレッピーコーデ。春夏は肌見せや白Tシャツで爽やかな着こなしを目指しましょう。
白Tシャツはロゴありで今っぽく
白Tシャツでもロゴありなのが今っぽい! ジャケット合わせなら、幼すぎないプレッピースタイルに仕上がります。ゆるめなポニーテールがラフさを演出。
マリンっぽさを取り入れて
春夏のボーダーはマリンっぽさを出すと軽やかに。マリンキャップを合わせれば爽やかなプレッピーコーデに仕上がります。ビビッドピンクのバッグで、コーデに元気なアクセントをプラス。
ブラウンジャケット×同色のパンプス
大人色のブラウンジャケットは、同色のパンプスをチョイスして統一感を。ゆるっとしたデニムは、インナーのタックイン&ヒール合わせでメリハリを出すのが◎。
ジャケット×パーカーの王道プレッピースタイル
ジャケット×パーカーが王道プレッピーなコーデ。黒スキニーならカジュアルすぎず、きれいすぎず、ちょうどいいバランスに。
カーキジャケットは黒ボトムスで引き締め
カーキのジャケットはカジュアルのイメージが強いけれど、黒スキニー×パンプスと合わせれば、きちんと感のあるコーデに早変わり。インナーはベージュをセレクトし、パンプスと合わせると肌なじみもよく、コーデがまとまります。
体型カバーにもなるベストコーデ
コーデに奥行きを生むベストは、体型カバーにもなって◎。ストレートデニムにインナーの白トップスをインし、裾をロールアップしてこなれ感を出して。
スカートで作るレトロスタイル
ボタンがレトロでかわいい甘めブラウンチェックのスカートは、黒のトップスで大人っぽく仕上げて。ミニバッグがシックな雰囲気をプラス。
真っ白なスニーカーでカジュアルダウン
大人シックなベージュのジャケットは、黒のワンピースを合わせてきれいめに仕上げて。ミニバッグやジャケットでカッチリとした印象をメイクしたら、クリアな白のスニーカーでカジュアルダウンさせて。
ラフなキュロットを大人っぽく着こなす
子どもっぽいキュロットを大人女子風に着こなすには、白シャツを合わせるのがベスト。ハイウエストキュロットで、脚長効果を発揮して。足元は肌なじみのよいベージュを選ぶと、より大人っぽいコーデにシフト。
秋冬はオータムカラーを合わせて季節感を出して
秋冬はマフラーやソックス、オータムカラーのアイテムを合わせて季節感を出しましょう。
ジャケットの裏地まで意識して
ダブルのボタンがプレッピー感を増すジャケット。着るのではなく、羽織るぐらいがほどよくマッチします。袖の裏地が差し色になってイイ感じ。
グレージャケットにはレディなパンプスを合わせて
何に合わせてもハンサムにきまるグレンチェックジャケット。丈が長めのジャケットの場合、袖をまくるとバランスがとれます。パキッとした赤のパンプスで女っぽさをプラス。
白靴下を合わせてクラシカルに
ネック部分が深めのジャケットにはマフラーが似合います。白靴下を合わせてクラシカルに。防寒もしっかり意識したプレッピースタイルの完成。
スタンドカラーシャツが上品さをメイク
シックな黒のジャケットにスタンドカラーの白シャツを合わせて、オフィスにも使えるプレッピーコーデに。上半身にボリュームを出し、逆三角形のシルエットをメイクしてスタイルアップにつなげて。
ゆったりシャツワンピースならカッチリしすぎない
ゆったりとしたシャツワンピースが、カッチリしすぎない印象をアシスト。ベスト×白ソックス×ローファーでスクール感を醸し出しつつ、デニム合わせでリラックスモードもプラス。
ベレー帽とローファーでプレッピームードを盛り上げて
白シャツにベレー帽、ローファー合わせがプレッピー風。パーカーでカジュアルダウンしつつ、ひざ下のタイトスカートを合わせれば子どもっぽくなりすぎません。
ロングワンピースはレザーで辛口に
白シャツとスカートのプレッピースタイルは、レザースカートをチョイスしてまわりと差をつけて。ダボッとしたシャツも、タイトスカートとの組み合わせならメリハリが生まれる。スクエアショートブーツでモードさを取り入れて。
大人配色にチェックジャケットをON
ロングのチェックジャケットは、一枚でプレッピースタイルが即完成するアイテム。グレーのタートルネックと黒のロングスカート合わせで大人配色を目指して。ざっくり結んだポニーテールでラフさもプラス。
ジャケット×タートルネックの上品スタイル
ジャケット×タートルネックは、上品でお嬢さんらしい印象。きれいめになりすぎないよう、カットオフのデニムスカートでカジュアルダウンさせて。
「プレッピースタイル」におすすめなブランド3選
最後に、プレッピースタイルに即なれるブランドをご紹介! ジャケットやポロシャツなど、お役立ちなアイテムを見つけよう。
「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」
老若男女から愛されるアメリカのブランド「トミー ヒルフィガー」。クラシカルなファッションに、現代風なテイストもミックスされたデザインが特徴。白Tシャツと黒タイトスカートのコーデに、ソックス×スニーカーを合わせてスクールガール風に。
「ラコステ(LACOSTE)」
フランスで設立されたブランド「ラコステ」。定番アイテムのポロシャツでプレッピースタイルを完成させよう。淡いブルーのプリーツスカートで清涼感たっぷりに。
「フレディ(fredy)」
シンプルなデザインに、ほどよくトレンド感を混ぜ合わせた「フレディ」。大人女子にぴったりの、ほんのりレトロな雰囲気が満載です。紺ブレをデニムとボーダーに合わせて、プレッピーに仕上げて。トップスとパンプスで赤を取り入れて女性らしさをON。