雪山とアートが織りなすコラボレーションは必見!
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」。
川端康成 著の『雪国』で表現されたあまりにも有名な一節のとおり、東京から上越新幹線で約1時間20分の越後湯沢駅に降り立つと、目の前には積雪が輝く山々が連なっている。
さらに、そこから車で約40分。大自然が広がる越後妻有エリアには、雪と自然そしてアートの数々が織りなす幻想的な風景が広がる。広大な自然と芸術の狭間に身をおけば、今まで見えていなかった景色に誰しもが思わずはっとしてしまうはず。ここでは、そんな動画内で登場した5つのスポットを解説!
SPOT1:トンネル・オブ・ライト
日本三大渓谷のひとつ、清津峡を臨む5箇所のスポットを全長750mのトンネルで繋いだインスタレーション施設。まるで望遠鏡から覗いたかのような、不思議な切り取り方で四季折々の渓谷を臨むことができる。
冬季は積雪で閉鎖されているが、2019 年は3月1日(金)に開通したばかり。
5つ目のスポット(画像)では、トンネルのエッジにまで水が張られ、鏡合わせになった景観のなかにポツンと佇むことができる。美しい風景のなかに身を投じて、アートと自然の融合を体感してみて。
▶︎動画0:26〜をチェック!
SPOT2:かんじきアート「雪に立つ生命の木」
芸術祭の拠点のひとつである総合文化施設、まつだい「農舞台」のほど近くに設けられたスノーアクティビティスペースには、雪原をキャンバスに描かれた巨大アートが出現。かんじき(雪上を歩くための民具)で踏み固めて作られた軌跡をなぞりながら、美しい雪世界を楽しむことができる。
▶︎動画0:12〜をチェック!
SPOT3:越後妻有 雪花火/ Gift for Frozen Village 2019
雪原に埋められた約3万個の“光の種”が輝く大地と、雪原から打ち上げられる3尺玉やミュージックスターマインといった大玉の花火。天地に舞うふたつの光のコラボレーションを堪能できる、幻想的な雪上花火のインスタレーションが今年も開催!
映像や照明で、光を自在に操るアーティスト高橋匡太氏が手がけた自然と光の世界はぜひ動画でチェック! ※2019年3月2日(土)に終了。
SPOT4:「キナーレ」内『ローリング・シリンダー』
ワンピース¥21,000、コート¥42,000/ともにエトレトウキョウ
ブリュッセル出身のアーティスト、カールステン・へラーの作品『ローリング・シリンダー(Rolling Cylinder, 2012)』(画像上)を体験できるのは、芸術祭の拠点施設「キナーレ」で。床屋のシンボルを思い出させる、赤白青3色の螺旋模様が回転するトンネルを通り抜けると、思わず前後不覚になるような不思議な錯覚に陥ってしまう!
▶︎動画0:15〜をチェック!
SPOT5:光の館
金沢21世紀美術館や直島にある地中海美術館の展示でもおなじみの、光の魔術師・ジェームズ・タレル氏が設計した「光の館」。ここは、高床式で建てられた日本家屋の天井から、移り変わりゆく天候や光を鑑賞することができる新感覚の宿泊・体験施設。日常では気がつかなかった光の変化に身を浸し、向き合うことで黙想を促す、世界でも類を見ない空間。
▶︎動画0:19〜をチェック!
Information
会期:〜2019年3月24日(日)
問い合わせ先
エトレトウキョウ/tel. 03-5770-9171
Videographer&Video editor:Higa Hisato David Liao Model:IA Cooperation : Blackmagic Design / Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K