
ジェラシーをどうにかしたい。感じる場面や抑え方を知って対処しよう
恋愛や仕事など、ジェラシーを感じてしまう場面はさまざまです。どうしてジェラシーを感じてしまうのか、どう気持ちを整理すればいいのかと悩む人も多いでしょう。ジェラシーのメリット・デメリットと、上手な付き合い方についてまとめました。
ジェラシーの意味は?
人と少しでも関わる以上、ジェラシーを抱えることは自然なことです。時に苦しさを感じることもあるため、悩む人も多いのではないでしょうか。
自分が抱える気持ちを少しでも軽くするために、まずはそもそもジェラシーとは何か、正しく知ることから始めましょう。
嫉妬ややきもちのこと
ジェラシーという言葉をなんとなく使っていたり、曖昧に認識したりしている人もいるのではないでしょうか。
ジェラシーとは嫉妬、やきもち、ねたみのことを指します。自分以外の他人に向けられる感情であり、恋愛関係で生まれることが多いです。
自分よりも勝っている人や周囲から褒められている人を見た時にムカムカとするなら、ジェラシーです。学校や仕事など、恋愛以外の人間関係でも生じます。
ジェラシーという言葉の使い方も紹介
ジェラシーは英語であり、使い方よって込められる意味合いや重さが変わってきます。 「I'm jealous.」という一言を使えば「うらやましいな」「いいなあ」という気軽なニュアンスになります。
日本語訳である、嫉妬という言葉の重みはあまり感じないのではないでしょうか。
日本語の会話の中で使うジェラシーも、使用されるシーンによって印象はだいぶ異なります。
「恋人が知らない女性と親しげに話す様子に、ジェラシーを感じる」「優秀な後輩が会社で表彰されている姿に、強烈なジェラシーを抱いた」「彼の才能に軽くジェラシーを覚えた」など、嫉妬と一言で言っても、感情の重みをさまざまに表現できます。
どういう場面でジェラシーを感じる?
どんな場面でジェラシーを感じることが多いのかを分析すれば、自分の感情のコントロールにも繋がります。
恋愛関係から交友関係まで、ジェラシーを感じる可能性のあるシーンについてまとめました。自分が今感じているジェラシーが、何にあてはまるのかを冷静にチェックしてみましょう。
恋人・友人が他の人と親しくしている
恋愛や親しい友人関係においては、ジェラシーを感じやすいシーンが多くあります。
恋人が異性の友人と電話をしたり、親友が他の人と親しげに話したりしている様子を見て、ジェラシーを感じた経験がある、という人も多いのではないでしょうか。
自分の方が優先順位が高いはずなのに他の人物を優先された、と感じれば、ジェラシーに繋がります。
相手の存在が自分にとって重要であるほど気持ちが強くなりやすいでしょう。
相手が自分より優れていると感じる
学校や会社など、第三者から評価される場において、自分よりも優れている人を見るとジェラシーを感じやすいでしょう。
自分と同じ環境にいる同級生や同僚・後輩が、周囲から評価されて持ち上げられているのを見た時に「すごいな」という感情と同時に、「うらやましい」「自分だってあんな風に注目されたい」というモヤモヤとした気持ちを抱えたことはありませんか?
優秀な他人と自分を比較した時、ジェラシーを感じることがあるのです。能力以外にも、待遇や相手の持ち物に対して感情が向けられることもあるでしょう。
自分がうまくいっていない時は特に敏感に
ジェラシーを特に感じやすいのは、自分がうまくいっておらず、現状に満足していない時です。
一生懸命勉強を頑張ったり、仕事の成績を上げようと努力しているにも関わらず、うまく結果が出なかったという時には、優秀な成績を出して評価されている他人がうらやましく感じるでしょう。
特に、普段あまり努力していない人や、自分の方がはるかに頑張ったはずだと感じている相手に対しては、なおさらジェラシーは大きくなります。
ジェラシーのメリット
ジェラシーを感じることは、大なり小なり苦しさを伴います。できることなら極力ジェラシーを感じたくないという人の方が多いでしょう。
ですが誰かと関わる限り、ジェラシーは切り離せない感情です。ジェラシーと上手に付き合うほうが、前向きな解決策といえるでしょう。
ジェラシーを感じることは、悪いことばかりではないのです。ここではメリットについてみていきましょう。
自分が成長するためのエネルギーになる
ジェラシーを感じる時には、必ず対象となる相手がいるはずです。あなたにジェラシーを抱かせるほど、相手は魅力的であったり、大切な存在であったり、優秀な存在である、ともいえるのです。
恋愛であれば、相手を振り向かせたい、釣り合うようになりたいと思うことで、自分磨きに繋がったり、相手をより大切にするようになったりと、自分に変化が出るでしょう。
学校や仕事上の人間関係であれば、相手に追いつき追い越したいという感情が、やる気を呼び起こして自分の成長につながるかもしれません。
また、自分のジェラシーを理解し、共感してくれるような仲間が周囲にいれば、気持ちを打ち明けることで団結することもあります。ジェラシーを抱く人物を目指して皆で成長しよう、というような空気が生まれるでしょう。
ジェラシーのデメリット
ジェラシーにはもちろんデメリットもあります。嫉妬やねたみそねみといった負の感情であるため、自分の気持ちを苦しめることが多いのです。
苦しむことになるのは自分ばかりではありません。時には周囲に攻撃的な態度を取り、人間関係を傷つけてしまうこともあります。
ここでは、ジェラシーのデメリットをまとめました。自分にとって良くない結果を招かないように、ひとつずつチェックしておきましょう。
ストレスがたまる
ジェラシーを感じることそのものが、ストレスに繋がります。
ジェラシーを抱え込んでいる時間が長くなるほど、ストレスを感じる時間も長くなります。精神的にも悪影響であり、不安定になってくるでしょう。
ストレスを抱えていることは、精神面と同時に肉体面にも変化をもたらします。落ち着きを失い情緒不安定となり、神経過敏にもなってしまうのです。
人間関係に影響も
人間関係にも悪影響をもたらします。最初は気持ちのささくれ程度であったジェラシーが、時間がたつことで増幅し、怒りや憎しみといった大きな感情になることがあるのです。
攻撃的になり、ジェラシーの対象の弱みを探ったり嫌がらせをしたりと、具体的な行動に表れてくることもあります。
ときには、同じようにジェラシーを感じている仲間を集め、いじめに発展させるような悪質なケースもあるのです。
具体的に行動に起こさなくても、ジェラシーを向けられる人が敏感に感じとる場合があります。向けられる視線や場の空気に悪意を感じれば、あなたからだんだん離れていくかもしれません。
相手が居心地悪そうにしていれば、人間関係を壊す前に自分の気持ちと行動を見直すことをおすすめします。
恋愛では過度な束縛に繋がるかも
特に恋愛では、ジェラシーによって関係がぎくしゃくしたり、トラブルに発展したりするということは想像しやすいのではないでしょうか。
恋人への独占欲を募らせ、自分の不安を解消するために過度な束縛という行動をとる人がいます。
恋人に行動を逐一報告させることや、連絡を制限させたりすることで、相手が息苦しさを感じ、関係が破綻してしまった…というケースは多いものです。
ジェラシーを感じた時の対処法は?
ジェラシーを感じた時には、自分の気持ちに冷静に向き合うことが肝心です。
ジェラシーを感じた時の対処法を、大きく4つにまとめました。今ジェラシーで苦しいと感じている人は、ぜひ参考にしてみてください。
プラス思考を意識する
ネガティブな気持ちは、自分を卑下して相手をねたむ気持ちに繋がります。常にプラス思考を意識することは、ジェラシーから遠ざかるためのコツです。
ジェラシーを感じるような出来事があれば、それを自分の成長に繋がる糧だと捉え、ラッキーだと考えてはいかがでしょうか。
恋愛においては、ジェラシーを感じた出来事が経験不足によるものだと考えれば、少し楽になります。次に同じような状況になった時には、あなたは今より成長し、気持ちが強くなっているでしょう。
学校や会社では、誰かが評価されてジェラシーを感じたとしても「今回は違ったが、これから成長すれば、将来自分にも同じようなタイミングが来る」と考えれば、ジェラシーから解放されるだけでなく、自信にも繋がるでしょう。
他人と自分を比較しない
ジェラシーは、人と比べることから始まります。他人と自分は別々の人間であり、比較するものではないのだと割り切ってみましょう。
違う人間だからこそ、比べ始めたらきりがないのです。相手を過度に注目しすぎることは、自分の時間を削ることになります。勉強や仕事、日常生活に対してかけるべき時間が少なくなり、自分自身のためにはなりません。
自分に目を向けることが、結果的に自分の成長に繋がり、ジェラシーから遠ざけてくれるでしょう。
理想に近づく努力をする
ジェラシーを無くすために積極的に行動に移すのも良い方法です。ジェラシーを感じるのは、今の自分が理想と違っていることが原因ではありませんか。
努力して自分の理想に近づくことで、ジェラシーは解消されるでしょう。
恋人に最優先されるような関係が理想であれば、相手が他の人に目もくれないような、素敵な自分を目指して自分磨きをしてみてはいかがでしょうか。
ジェラシーを向けたくなるような優秀な人がいるのであれば、そのような理想的な人物に近づけるように努力し、成長することを目指せばよいのです。
誰かに相談をする
自分の気持ちを1人で抱え込むことで、ストレスを溜め込んだり、悪いスパイラルから抜け出せなくなったりします。
自分だけでは解決できないと感じたら、誰かに相談するのが効果的です。
恋愛においては、恋人に対してジェラシーを打ち明けることで状況が好転することがあります。直接話せない場合は、同性の友人に話すだけでも気分がスッキリするでしょう。
恥ずかしくて身近な人には打ち明けられない、という場合は、少し離れた関係性の人に話すことも効果的です。関係のない人に話すことで、逆に本音を打ち明けやすいという側面もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ジェラシーを感じることは苦しいものですが、誰もが感じるあたりまえの感情です。
上手にジェラシーと付き合うことで気持ちを楽にし、人間関係を円滑にしましょう。
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